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だんだん強く

2010/10/08 Fri
m25


!注意

ジェネラル×オズワルドでオズさんが現役暗殺者設定。
妄想捏造分が色濃いので注意。


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いつの頃からか、オズワルドの手は真っ赤な血で染まっていた。
手袋を嵌めたのは、指先の保護ではなく、あまりに赤くなった掌を隠すためだった。
一歩動けば血の匂いが鼻腔を擽る。
慣れてしまったオズワルドには血臭と体臭の区別など付かなかったが、
自分が汚れきっていることだけは理解していた。
闇の世界に身を沈めすぎて、死を振舞うことすら何の感慨も得られない。
ただの仕事と割り切り、完璧なまでに依頼を遂行することでのみ、自らの存在意義を見出して生きる。
暗闇で命を刈り取る仕事は天職であるかようにオズワルドの名声を押し上げていく。
一線で何十年も他者の命を摘んで、手袋も赤く染まり、黒く変色した。

とある組織から多額の報酬を詰まれて、将軍の名を持つ軍人を暗殺するよう依頼を受けたのはそんな頃だった。
オズワルドと同じく一線に立ち続け、表舞台で命を刈り続けた軍属の人間。
裏と表の違いこそあれ、オズワルドも闇に生きる一人として、その噂はかねがね聞き及んでいた。
完璧な戦士と評される絶対的な強さも、ティータイムを忘れない余裕も、誉れ高い人格も、その筋では有名な話だった。
持ちかけられたときは仕留められるだろうか、と考えたが、老いた自分の力を試したくもあった。
失敗すれば、命はないだろうが、断るにしては大口の依頼。
昔取った杵柄なれど、断れば今度は仕事の生命線が細くなる。
それでも、結果的に引き受けたのは、そういった損得や建前ではなく、
オズワルドが紳士の顔の裏に隠し持つ好奇心が占めるところが大きかった。






床が見える。
金属で出来ているのか、別のもので出来ているのかはわからないが、無機質で冷たい床だ。
押し付けているオズワルドの頬を伝い、自身の身体から生まれた緋色が流れていく。
こめかみがやけに熱いので、そこから出血しているのだろう。
チラ、と眼球だけを動かせば、離れた場所で割れたサングラスが落ちていた。
おかげで視界は鮮明だが、身体は絶え間なく痛みを訴える。
落ちた腕は、腕どころか指先すら持ち上がらない。
肋骨の二、三本は折れていても不思議ではない。

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[Serene Bach 2.23R]