Chocolate
2010/08/25 Wed
m25
薄く唇を開いていくオロチの口元から視線が逸らせなくなった。
僅かに瞳を伏せ気味にチョコレートをパク、と浚うと、ひょいと身体を正して、むぐむぐと暫し味わってから嚥下した。
一瞬、呆けていたオニワルドはハッと我を取り戻し、何気ない振りをして深呼吸をする。
「確かに甘いな」
落ち着かない鼓動を隠すように、オニワルドは足を組み替えながら、
本当に、胃もたれしそうな程ですよ。と口腔で聞こえぬように呟く。
ほんのりとオニワルドの耳裏が染まっていることに、気付くものは誰も居なかった。
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祭祀様は眠らない >>
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