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オールイン

2010/10/02 Sat
m25


!注意

オズワルド×ジェネラルで怒涛の甘さ。
二人とも余すところなく乙女全開。


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ガタンッ、と。
ジェネラルが腰掛けていた椅子が啼いた。
座位を保ったまま顔を無理に後方に逸らされ固定されると、カサついた唇がやんわりとジェネラルに触れてくる。
躊躇なく頬やら鼻先やらに口付けられると、咄嗟に静止を求めて僅かにジェネラルの腕が動いた。
しかし、それを目の端に捕らえた相手は、慌てることなく―――むしろ、ジェネラルの反応を愉しむように―――顎を捕らえている指先で喉元を擽ってきた。
つぅ、と繊細な手つきで筋をなぞられると背筋がざわついて、僅かに動いたはずの腕は再び凍りついた。

「―――――…オズ、ワルド…ッ」

顔中に降るキスの嵐に音を上げると、喉奥で噛み殺したように笑われ、羞恥で頬に熱が集まった。
捕らえる腕を振り払うこともなく、直接的な言葉で拒絶しないこともないと、何もかもを見抜かれている。
羞恥と狼狽で目を細めて眉を寄せると、今まで頬を滑っていた唇がジェネラルのそれに触れた。

「……ッ」

思わず引き結んだ唇を、オズワルドは決して無理に抉じ開けようとはしない。
その代わりに、舐めるように啄ばみ、幾度も角度を変えて責められる。
オズワルドの熱い舌を唇に感じ、ぞわぞわとした悪寒とは違う感覚が背筋を這う。

「―――〜〜〜ッ」

少しでも口を開いたら、あの熱い舌が忍び込んでくるかも知れないと思うと、呻き声を上げることすら憚られる。
ジェネラルは僅かに顔を逸らし強く目を閉じるが、手馴れたように顔の向きを直される。
ジェネラルの唇をオズワルドの唾液が濡らし、ぴちゃ…と、なんとも耳と心臓に悪い音が室内に満ちる。
ドクドクと心臓が喧しく跳ね回り、羞恥が過ぎて耳鳴りまで聞こえてきたジェネラルは、そろそろと瞼を押し上げた。
明けた視界の中では、オズワルドが機嫌良さそうにジェネラルの唇を食んでいる。

「……閣下?」

僅かの距離を取ったオズワルドが、からかうようにジェネラルを呼んだ。
赤いグラス越しに、今にも泣き出しそうな子供のような酷く情けない顔をしている自身を見つけ、ジェネラルは一層眉を寄せた。
困り果てた、と言葉にせずとも表情に出したジェネラルを小さく笑うと、オズワルドは漸くジェネラルを開放したのだった。

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[Serene Bach 2.23R]