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Awesome GOD

2010/10/01 Fri
m25


!注意

ゲニグス小話
前半オリキャラモブ視点注意。


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私は敬虔なクリスチャンと言うわけではないが、安息日の礼拝を欠かしたことはない。
日が昇ると仕事に行く時間に目が覚めると言うだけで、確かな信仰心も持ってはいない。
ただ、日曜の朝から出掛けられる場所が限られているだけだ。
近くの喫茶店で搾りたての珈琲を楽しんでから、家から一番近い教会へ通う。
プロテスタントらしい質素な教会は派手こそ足りないものの、神の家たる荘厳さは十分だ。
この教会を管理している牧師はマメな人らしく前庭の手入れも行き届いている。
季節に合わせた花が咲いており、それを横目に見ながら木製の扉を潜ると、
眼の前に意匠を凝らしたステンドグラスと教壇が見える。
教会自体はあまり大きくないが、既に何人かの信者が長椅子に腰を下ろしていた。
私も懐から小さめの聖書を取りだし、中央路に近い場所へ落ち着いた。

時間になると青い法衣を身にまとい、聖書を抱いた牧師様が現れた。
ここの牧師様はすこぶる背が高く、優しい青い目をしている。
一時間に及ぶ礼拝を飽きさせることなく進行される話し上手でもあった。

(おや…?)

牧師様が教壇に立つ、いつもの光景の筈が、私は違和感を覚えた。
後から入ってきたのが、普段牧師様を手伝う金の髪をした少女ではなくて、
黒いスーツに身を包んだ長髪の男性だったからだ。
常で有れば、牧師様の補佐をしたり、聖歌のオルガンを弾いたりするのは、
養子だと聞く少女であるはずなのに、今日は男、それも酷く美形な中年だ。
整えられた髪は清潔で、長く伸ばしていても嫌味でない。
口元に湛えられた髭も良く手入れされており、
口髭がなければ二十代と言われても納得してしまう。
背筋をピンと伸ばして牧師様の傍らに佇む姿は何処か静謐さを感じる。
恐らく少女の都合がつかず、彼に補佐を頼んだろうと知れるが、
穏やかな牧師様とは大分雰囲気が違う、友人だろうか。
そうして不躾に男性を見つめていたら、牧師様と不意に視線があった。
まるで無粋を咎めるような視線に軽く目礼を返し、
私は好奇心という名の猫を胸にしまい直した。

前礼が終わると説法の前に讃美歌を起立で歌う。
私は余り歌が上手くないので苦手な儀式なのだが、信仰を問われる場であれば歌わなくてはいけない。

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[Serene Bach 2.23R]