Open The Game
2010/09/07 Tue
m25
!注意
(気分は)オズワルド×ジェネラル話。
ジェネラルが乙女だったり、オズさんが紳士じゃなかったりします。
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「閣下、キスして頂けませんか?」
まただ。とパーフェクトソルジャーに名高いジェネラルは軍帽を引き下げ、目元を隠しながらため息を漏らした。
既に片手では足りないほど長い付き合いであるオズワルドには少し変わった癖がある。
自分以外を相手にしてもそうなのかは知らないが、
今の所そんな噂は聞いたことがないので、恐らく自分だけなのだろうと思う。
決して性質の良い癖ではないので、限定的に留めておいてくれた方が良いのだろうが、
ジェネラルとしては、何故自分だけに。と思わずにはいられない。
「閣下?」
その癖とは、彼の発言通り、飲み過ぎるとキスを強請ると言う代物だ。
たまたま自分といるときに深酒をし過ぎるのかもしれないが、これは心臓に悪い。
何時もの喫茶店で、二人で飲んでいると、最近は必ずこの誘い文句を告げられる。
しかも悪びれる様子も無く、酔った様子も見えないのだから、
年頃の女性に言ったら大波乱を呼ぶのではないかとすら思う。
現にオズワルドは今もにっこりと穏やかな笑みを浮かべ、グラスを揺らしている。
琥珀色の液体が揺れるグラスには未だ酒が満たされており、
酔ったとは到底思え無かったが、こうして誘うのだから確かに酔っているのだろう。
同性で、しかもこんな傷だらけの軍人を誘うなど、そうとしか思えない。
「オズ、飲み過ぎだ」
「酔っていたらもう少し奔放ですよ」
「今の貴方も十分に奔放だと思うが?」
「いえいえ、まだ閣下の唇は無事じゃないですか」
そんなことを言いだす時点で相当酔っているとしか思えないが、
この老獪な紳士には何を言っても無駄らしい。
「…………」
ふぅ、と今度は大きめの息を吐いて、グラスをテーブルに置く。
僅かにオズワルドの瞳が細くなった気がしたが、サングラスに阻まれて良く見えなかった。
正直な所、此方の気も知らないで。と、思わなくもない。
緑の軍帽をそっと摘み上げ、スツールに乗せるとテーブルを回ってオズワルドの隣へと移動する。
その際もオズワルドからの視線は外れることなく注がれており、妙に居た堪れない気分になってくる。
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