2006,07,28, Friday
原稿に飽きたら書くを、繰り返してたら出来上がったので早速UP。
なんかタイトルを見てグワッと出てきたのをそのまんま書きました。
難しいです。そして恥ずかしい!何このプレイ!!
そう思いつつUPしました。練習だもの。練習しなきゃ上手くならないもの!初めてエイトさん視点で書きましたが、ククール視点の方がよかった気がしました。
まぁ、拙いものですが「見てやろう」という豪気なお方は↓をクリックでどうぞ。
「なぁ…一人にしてくんねぇ?」
少し大聖堂から外れただけなのに、僕ら以外の人影がない。
僕とククールは何もないその場所で、ずっと、空が徐々に赤く染まっていく様子を見ていた。
横に並んで座る僕たちの間に不自然に開いた距離に僕は少しだけ寂しさを感じる。
サヴェッラに到着したのは昼頃。
黒犬の情報を求めてたまたまここに着いた。本当に偶然だった。
法皇の館が建つ不思議な岩を見に行ったとき、僕らの前に現れたのはマルチェロさんだった。
その後が最悪で…マルチェロさんが去った後も、ククールは固まったようにその場から動けずにいた。
「あの…ククー…」
「ごちゃごちゃ話しかけんなよ!鬱陶しい」
険しい表情でそう言うと、早足で歩き出した。
「ごめん!宿で待ってて!!」
心配そうな表情で見るゼシカ達を置いて、僕はククールの後を追った。
そして、無言のまま今に至る。
「………」
ククールの言葉になんと返したらいいのかがわからず、僕は俯いたまま、黙っていた。
「…頼む…一人にしてくれよ」
『ククールから離れたくないんだ』
そう言う代わりに、ククールの服の袖をきゅっと掴む。
僕の手はかすかに震えていた。
「…エイト」
頬をふわっと包まれる感覚に驚いて、顔を上げた。
泣き出しそうな蒼い目が間近に迫る。そして唇に柔らかな感触を感じた。
いつもと変わらない、優しいキス。
「すぐ戻るからさ…もう大丈夫だから、先に戻ってろ。な?」
頷いて、そのまま僕はククールの方を振り返らずに、宿に向かって歩き出した。
ククールが戻ってきたら、今度は僕からキスをしよう。
優しい、彼の唇に。
なんかタイトルを見てグワッと出てきたのをそのまんま書きました。
難しいです。そして恥ずかしい!何このプレイ!!
そう思いつつUPしました。練習だもの。練習しなきゃ上手くならないもの!初めてエイトさん視点で書きましたが、ククール視点の方がよかった気がしました。
まぁ、拙いものですが「見てやろう」という豪気なお方は↓をクリックでどうぞ。
「なぁ…一人にしてくんねぇ?」
少し大聖堂から外れただけなのに、僕ら以外の人影がない。
僕とククールは何もないその場所で、ずっと、空が徐々に赤く染まっていく様子を見ていた。
横に並んで座る僕たちの間に不自然に開いた距離に僕は少しだけ寂しさを感じる。
サヴェッラに到着したのは昼頃。
黒犬の情報を求めてたまたまここに着いた。本当に偶然だった。
法皇の館が建つ不思議な岩を見に行ったとき、僕らの前に現れたのはマルチェロさんだった。
その後が最悪で…マルチェロさんが去った後も、ククールは固まったようにその場から動けずにいた。
「あの…ククー…」
「ごちゃごちゃ話しかけんなよ!鬱陶しい」
険しい表情でそう言うと、早足で歩き出した。
「ごめん!宿で待ってて!!」
心配そうな表情で見るゼシカ達を置いて、僕はククールの後を追った。
そして、無言のまま今に至る。
「………」
ククールの言葉になんと返したらいいのかがわからず、僕は俯いたまま、黙っていた。
「…頼む…一人にしてくれよ」
『ククールから離れたくないんだ』
そう言う代わりに、ククールの服の袖をきゅっと掴む。
僕の手はかすかに震えていた。
「…エイト」
頬をふわっと包まれる感覚に驚いて、顔を上げた。
泣き出しそうな蒼い目が間近に迫る。そして唇に柔らかな感触を感じた。
いつもと変わらない、優しいキス。
「すぐ戻るからさ…もう大丈夫だから、先に戻ってろ。な?」
頷いて、そのまま僕はククールの方を振り返らずに、宿に向かって歩き出した。
ククールが戻ってきたら、今度は僕からキスをしよう。
優しい、彼の唇に。
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