「さぁ、かりん。今度は俺を気持ちよくしてくれよ」
「……えっ……?」
「かりんのせいで、俺のここ、こんな風になっちゃったから」
 俺はかりんの右手をつかむと、そのまま大きく膨張した肉棒を掴ませた。
「あっ……」
 かりんが小さな声を上げる。
「かりんのことを思ってたら、こんなに大きくなっちゃったんだ」
「牧村さん……そこまで私のことを……」
「責任とってくれるよな?」
「……はい……」
 かりんは小さく頷くとタイルの上に寝そべった。
「優しく、して……くださいね……」
 そしてゆっくりと股を開いていく。
「かりん……愛してるよ」
 俺はかりんの両腿を持ち上げ、ヒクついている蕾の中へと自分の肉棒をゆっくり沈めていった。
「あぅ……!」
 かりんが少し身体を強張らせる。
「痛いか?」
「へ、平気……です……」
 俺はなるべくかりんの身体に負担をかけないようにと、ゆっくりと挿入していった。
 まるで進入してきた異物を排除するかのごとく、締め付けがすごい。
 やがて俺の愚息はすっぽりと根元まで入ってしまった。
「ほら、かりん。全部はいったよ」
「わ、私……牧村さんと……ひとつに、なってるんですね……」
 かりんが恍惚の表情を浮かべる。
「嬉しいか?」
「は……はい……嬉しい……です……」
「じゃあ、もっと気持ちよくなろうか」
 俺はそのまま腰を動かし始めた。
「あ、あああっ!!」
 肉のぶつかる音とともにかりんが快楽の声を上げる。
「ま、牧村さん!!わ、私!私!!」
「かりん!!」
「す、好きです!!牧村さん、あなたのことが!!」
「かりん!!俺もお前のことが好きだ!!」
「ああああっ!!もっと、動いて、動いてください!!」
「そ、それなら」
 俺はかりんの唇を重ね合わせると舌を挿入して絡めあわせた。
「んっ……んんっ……」
 かりんは両腕を俺の首の後ろへと巻きつけてくる。
 俺はそのままかりんの背中に腕を回して持ち上げると、腰を激しく動かした。
「ふあっ!だ、ダメ!牧村さん!!そんなに、はぁ、は、激しく、動いちゃ、ああああっ!!」
 かりんが耳元で悩ましげな声を上げる。
「か、かりん、とってもいいよ!!」
「ま、牧村さん、私、もう、あああっ!!」
「お、俺も、そろそろイキそうだ!!」
「膣に、膣に出してください!!」
「い、いいのか!?」
「そ、それが、牧村さんの、望みなら!」
「だ、だったら遠慮しないぞ!!」
「ああ、いい、すっごく、あぁ、ま、牧村さん、牧村さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
「か、かりん!!」
 股間に熱いものがこみ上げてくると、俺はそのままかりんの中へと射出した。
 同時にかりんの身体が大きく痙攣する。
「はぁはぁはぁ……はぁ……」
 抱きかかえられているかりんは大きく息を切らせていたが、しばらく余韻を楽しむと、やがてポツリとつぶやいた。
「牧村さん……愛してます……」
「俺も愛してるよ、かりん」
 俺はそのままかりんにキスをした。
 外ではまだ雪が降り続けているようであった。


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