ベッドに寝そべっている百合先輩は、俺の肉棒を見るや、顔を真っ赤にして、視線を逸らした。
「…………」
 しかし気になるのか、すぐさま横目でチラチラと、何度も見る。
「気になるのか?」
「えっ!?」
 単刀直入な俺の質問に、百合先輩は言葉を詰まらせる。
「そ、その……」
 そして再び視線をチラチラと俺の肉棒に向かせる。
 どうやら気にはなるのだが、言葉にはできないらしい。
「ほら」
 俺は百合先輩の手をとり、自らの肉棒を触らせる。
「きゃっ!?」
 百合先輩は驚いたように声を上げ、すぐさま手を離した。
「ま、真人さん!?何を!?」
「百合先輩が気になって仕方ないようだったからさ」
「そ、それは……」
「百合先輩のことを想ってたら、こんなに大きくなっちゃったんだぞ」
「わ、私のことを、ですか?」
「そうだよ」
「真人さん……」
 百合先輩は嬉しそうに微笑む。
「百合先輩……愛してるよ」
 俺は百合先輩の頭を撫でると、覆いかぶさるような体勢で百合先輩の唇に自分の唇を優しく重ね合わせた。
 甘く暖かく、柔らかい唇。
 まるで百合先輩の優しさがそのまま滲み出ているような感じだ。
「んっ……」
 百合先輩の表情がうっとりとしたものになり、徐々に身体の力が抜けていく。
 俺は舌を出し、百合先輩の唇を舐めるように這わせた。
「んあっ……」
 百合先輩は戸惑いの声を上げるが、抵抗することもなくそのまま成り行きに身を任せている。
 俺はそのまま舌を、百合先輩の口の中へと挿入した。
「んんっ……」
 百合先輩はビックリしたように慌てて舌を引っ込めようとするが、行き場をなくしてしまう。
 俺はすかさず、その舌に自らの舌を絡めた。
「んん……んんっ……んちゅ……」
 百合先輩は戸惑いながらも舌を絡めてくる。
「ちゅ……んちゅ……ちゅぱ……」
 やがて、俺と百合先輩の奏でるキスの音が大きくなっていき、部屋の中に木霊した。
「んん……ちゅぱ……ちゅぱ……」
 よほどディープキスが気に入ったのか、百合先輩は夢中で俺の舌に自らの舌を絡めてくる。
 まるで快感を貪っているかのようだ。
 俺はキスを中断し、百合先輩の唇から自分の唇を離した。
 舌先に絡みついた唾液が百合先輩の顔へと落ちていく。
「あっ……」
 百合先輩は名残惜しそうに甘い吐息を吐くが、自分の置かれた立場を思い出したのかすぐに恥ずかしそうな顔をする。
 俺は百合先輩の口の中から引き上げた舌を、百合先輩の顔全体に這わせた。
「ふぁ……」
 百合先輩は目を閉じ、少し身体を震わせる。
 百合先輩の肌はなんだか甘い。
 俺もじっくり味わいながら丹念に嘗め回す。
「んんっ……んふぅ……」
 百合先輩の熱い吐息に合わせるように頬、唇、顎、首筋と舌を這わせながら、右胸へとたどりついた。
 こんもり盛り上がった乳房が、百合先輩が呼吸するたびに上下に揺れる。
 鮮やかな桃色の乳首はピンと勃っていた。
「百合先輩、感じてるのかい?」
「そ、それは……」
 俺が百合先輩を見ると、百合先輩は恥ずかしそうに視線をそらす。
「ふーん……それじゃあ、こんなことしちゃおっかな?」
 俺は乳首に舌を這わせた。
「はぁん!!」
 百合先輩の身体がピクンと跳ねる。
「とっても感じるのか……」
 俺はそれを確認すると、ゆっくりと愛撫を始めた。
「はぁ!!あっ!ああっ!!」
 艶やかに濡れた百合先輩の唇から、甘い吐息がとめどなく漏れる。
「どうしたんだ百合先輩?そんな色っぽい声出して」
「だ、だって……ふわぁっ!!」
「そうかそうか……それじゃあ、こんなこともしちゃおっかな?」
 俺は愛撫を止めると、唾液と蜂蜜で濡れている百合先輩の乳首を自分の唇で軽く摘んだ。
 そして、強く吸い上げる。
「あああぁぁぁっ!!」
 百合先輩はより大きな喘ぎ声を発した。
 俺は吸い上げるのをやめて、再び舌で愛撫する。
「んはぁ……も、もっと……」
 百合先輩がうつろな表情で少し頭を上げて俺を見た。
「もっと、なんだ?」
 俺は意地悪く尋ねる。
「もっと……吸って……ください……」
 百合先輩は消え入りそうな声で懇願した。
「……こうか?」
 俺はわざと、歯を立てて百合先輩の乳首を強くかんだ。
「ひゃあ!!」
 百合先輩は悲鳴を上げる。
「いやぁ、悪い悪い。今のは流石に痛かったよな?」
 俺は噛んだ乳首をペロペロと舌で愛撫した。
「い、意地悪……しないで、ください……」
 百合先輩は目に涙を浮かべながら弱々しく言葉を発する。
「わかってるよ」
 俺はそう答えながら、舌を離し、百合先輩の両方の乳房をわしづかみにした。
 そして、ゆっくりと揉みしだく。
 百合先輩の乳房は弾力があり、とても気持ちのいいものだった。
「それにしても、百合先輩のおっぱいっておっきいよなぁ。こんなにおっきいんだから、母乳とか出るのか?」
「そ、それは……」
「でないの?でもそれじゃあ、子供が生まれてきたとき、母乳与えることできないなんて、赤ちゃんがかわいそうだ」
「そ、そんなこと言われても……」
「あっ、そっか。百合先輩のおっぱいは、赤ちゃんに与えるんじゃなくって、俺に吸ってもらうために存在してるんだから、問題ないよな」
「えっ……ひゃん!!」
 揉むのをやめた俺は、再び百合先輩の乳首を強く吸い上げた。
「ふわっ……も、もっと……もっと強く、吸って……んはぁん!!」
「こんな感じかな?」
 俺はチューッチューと大きな音を立てながら乳首をしゃぶった。
「んはぁっ!!……あっ、ああっ!!い、いいっ!!」
 百合先輩は大きな声を上げる。
 よほど気持ちがいいらしい。
 俺の頭に手を回して、押さえつけるようにギュッと抱きしめてきた。
 俺は乳首をしゃぶりつづける。
「あっ……ああっ……ふぁ……だ、ダメ……気持ち、いい……はぁ……」
 徐々に百合先輩の腕の力が弱まっていく。
 俺は百合先輩の乳首を吸うのを中断し、再び百合先輩の身体に舌を這わせ始めた。
「ふぁ……」
 百合先輩は少し震えながら、両手を乳房に当てると、摘んだりつねったりもんだりと、弄び始める。
 よほど胸をいじられたことが気に入ったらしい。
「ああっ……はぁ……んはぁっ……」
 百合先輩は自らの乳房を弄びながら、甘い吐息を吐き出す。
 俺はその間にも、舌を這わせ続けた。
 胸を通り過ぎ、腹、太腿、つま先へと下っていく。
「あはぁ……ん……んぅ……」
 百合先輩は悩ましげな吐息を漏らし続ける。
 俺は一通り舐め終わると、最後に残しておいた股間へと戻ってきた。
 百合先輩の淫唇からは、愛液が溢れ出している。
 俺はその淫裂に舌を這わせた。
「んぁっ!!」
 百合先輩の身体がビクンと跳ねる。
 百合先輩の淫裂からはさらに愛液があふれ出てきた。
「百合先輩……感じてるのかい?」
 俺は顔を上げて百合先輩を見る。
「は、はい……」
 百合先輩は素直に頷いた。その瞳には涙がうっすらと浮かんでいる。
「ふーん……気持ちいいのか……」
 俺は生返事を返しながら百合先輩の陰部を観察する。
 唾液の混ざった愛液が、トロトロと流れ出してくる。
 どうやら百合先輩は、相当感じやすい体質らしい。
「百合先輩、今どんな気分?」
「と、とっても、恥ずかしいです……」
「他には?」
「な、なんだか下半身が、熱い、です……」
「そっか……じゃあ、もっと熱くしてやらないとな」
 俺は再び淫唇に舌を這わせ、クリトリスを舐めた。
「ひゃぅん!!」
 再び百合先輩の身体がビクンと跳ねる。
「あぅ……んんうっ……」
 百合先輩の全身が、がくがくと震える。
 そして快感に耐えるためなのか、ベッドのシーツをぎゅっと握っていた。
「ああっ……いいっ……そ、そこ……もっと……舐めて……んぅぁ……くだ、さい……」
 百合先輩はクリトリスを舐めるたびに、身体を大きく震わせる。
 どうやらここが百合先輩の第二のウィークポイントのようだ。
 俺は優しくクリトリスに舌を這わせ続けた。
「んはぁっ!や、だ、ダメェ!あぅぅ!!き、気持ち、イイ!!ふぁっ!お、おかしく、なりそう!!んんううっ!」
 百合先輩は官能的な声を上げながら、身体を震わせる。
「まだまだ、お楽しみはこれからだぜ?」
 俺は舌を尖らせると、百合先輩の膣の中に挿入した。
「!?」
 突然進入してきた異物に、百合先輩は身を強張らせる。
 俺は挿入した舌を適当に動かした。
「んぁっ……」
 蠢いている膣壁と接触し、百合先輩が艶かしい声を上げる。
 俺はその動作を続けながら、チラッと百合先輩を見た。
 百合先輩は目をギュッと瞑りながら震えている。
 だらしなく開けられた大きな口からは涎が垂れており、頬を伝ってベッドのシーツへと流れ落ちていた。
 俺は舌を引き抜くと、クリトリスをゆっくり舐めた。
「あっ……ふわぁ……」
 百合先輩の震えが大きくなり、愛液が溢れ出してくる。
 俺は唇を百合先輩の陰部に押し当てた。
「んぅ……」
 百合先輩は小さく声を上げる。
 ジュルルルルルル
 俺は、わざと大きな音を立てながら百合先輩の愛液を吸い始めた。
「!?イ、イヤァ!!ダメェ!!」
 百合先輩は泣きそうな声で行為の中止を求める。
 しかし言葉とは裏腹に、愛液はますます溢れだしてきた。
 ジュル、ジュルルルルルルル
 俺は音を立てながらそれを飲み干していく。
 甘酸っぱい味が口いっぱいに広がっていった。
「お、お願いです!!やめてください!!そ、そんな、音立てて、飲むなんて!!」
「そんなこと言って……下の口はもっと正直だぞ?」
 俺は時折舌を抽挿しながら吸い続けた。
「あっ!ふぁ!!だ、ダメ!!そ、そんな……んふぅ……は、はずかし……ふわぁ……んぁ……お、お願い……ですから……んんあっ……」
 百合先輩は目に涙を浮かべて懇願する。
 しかし、言葉とは裏腹にその表情は恍惚なものになっていた。
 百合先輩の真っ赤に充血した淫裂は、まるで何かを待っているかのように蠢いている。
 愛液はとめどなく溢れ出していた。
「百合先輩……」
 俺は愛撫をやめると、自分の肉棒を百合先輩の淫裂へとあてがった。
「あっ……」
 百合先輩はちょっと頭を上げ、少し恐怖に満ちた表情で、俺の肉棒を見る。
「挿れるけど……いいかい?」
「……はい……」
 百合先輩は小さくコクンと頷いた。
 俺はゆっくりと腰を前面に動かした。
 肉棒が百合先輩の膣の中にほんの少し埋没する。
「んっ……」
 百合先輩の表情が歪み、シーツを握る。
 締め付けがすごく、なかなか入っていかない。
「百合先輩、もっと力を抜いて」
「は、はい……」
 俺は肉棒の先端を少し入れては出し、また入れては出すと行った動作を数回繰り返して、肉棒に百合先輩の愛液をたっぷりと塗りたくった。
 今のところ、百合先輩はそれほど痛がっている様子を見せていない。
 問題はこれからだ。
 愛液が十分すぎるくらいついたことを確認した俺は、ゆっくりと肉棒を奥へと進めた。
「んはあっ……」
 百合先輩の唇から悩ましげな吐息が漏れる。
 俺はそのまま奥へと進入を続ける。
 やがて――
 何か壁のようなものに行き当たった。
「百合先輩、ちょっと痛いけど我慢しろよ」
「は、はい……」
 百合先輩はシーツを強く握り締める。
 俺は力を込めて腰を前面に動かした。
 何かを突き破るような感覚。
「っっっ!!」
 百合先輩の表情が苦痛にゆがみ、シーツをギュッと握り締めた。
 容赦なく、百合先輩の膣壁が俺の肉棒を締めつけてくる。
 正直、かなりきつい。
 少しでも気を抜けば、すぐにイッてしまいそうだ。
 俺はそのまま肉棒を奥へ奥へと侵入させていく。
「んぐぅ、うっ、うぁっ!!」
 百合先輩は必死に歯を食いしばり、苦痛に耐えている。
 やがて俺の肉棒は、すっぽりと根元まで埋没してしまった。
「百合先輩……よく頑張ったね。全部入ったよ。わかるかい?」
 百合先輩は俺の言葉に、うっすらと目を開けた。
 その瞳には大粒の涙がたまっており、少しは既に流れ出している。
「はぁ、はぁ……うぅっ……は、はい……大きくて……温かいのが……私の……はぁ……はぁ……お、奥に……あたって……る、のが……」
「ひとつになった感想はどうだい?」
「い、痛いけど……嬉しい、です……」
 百合先輩は荒い息遣いをしながらも、嬉しそうな表情を浮かべる。
「俺も嬉しいよ、百合先輩」
 俺は百合先輩の頬をそっと撫でた。
 百合先輩の姿はとてもいとおしいものだった。
 もっともっと百合先輩を気持ちよくしてやりたいという感情が芽生えてくる。
「それじゃあ百合先輩……動くよ」
 俺はそう言って、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「んぁぁっ……んん……んぅっ……」
 百合先輩は身体を強張らせ、苦痛の声を上げる。
 俺はゆっくりとした動作でギリギリまで肉棒を引き抜くと、再びそれを奥へと押し込む。
 その間にも百合先輩の膣壁は絶え間なく俺の肉棒を締めつける。
 俺自身も味わったことのない快感が体中を駆け巡っていた。
 にゅぷにゅぷ
 百合先輩の淫裂からは愛液が流れ出してくる。
「あっ……ふわぁ……んはぁ……」
 数回同じ動作を繰り返すうち、百合先輩の声が苦痛のものから快楽のものへと変わっていった。
 それを見た俺は、徐々に腰を動かすスピードを上げていった。
「はぁ……うぁっ……はぁん……はっ……んぅぅぅ!」
 それにつれて、百合先輩の嬌声も高くなっていく。
 表情も快楽に身をゆだねる恍惚のものへと変わっていた。
 パン、パン
 肉のぶつかり合う音が部屋中に響き渡る。
「だ、ダメ……そ、そんなに、はぁん……は、はげし……んあぅ!!」
 百合先輩はそう言いながらも、腰を動かしてきた。
「やっ、ヤダ……こ、腰が……んんっ……か、勝手に……はぅん……と、とまらな……んあっ!」
 百合先輩の動きも加わり、肉棒と膣壁がより激しくこすれあう。
 言いようのない快感が、俺に襲い掛かってくる。
 もはや限界が近かった。
 俺はさらに腰を動かすスピードを速めた。
「あっ!ああっ!!やっ……だ、だめぇ!そ、そんなに……ああっ!!お、おかしく……んぁ……はぁぅぁぁっ!!」
 百合先輩は頭を左右に大きく振る。
「き、気持ちよすぎて、おかしく……んぅぅぅっ!」
 百合先輩の膣壁の締め付けが一気に強まった。
「だ、ダメ!!も、もう……ああっ……あああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
 百合先輩は一際大きな声を上げた。
「っ!!」
 俺はとっさに肉棒を引き抜く。
 亀頭が熱くなり、精液が百合先輩の腹や胸めがけて勢いよく射精された。
「ああっ、うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああぁぁぁっ!!」
 同時に百合先輩も大きな嬌声を上げ、身体をブリッジのようにしならせる。
 そして百合先輩はグッタリとなった。
「百合先輩、大丈夫か?」
「は、はい……」
 百合先輩はとろんとした目つきに荒い息遣いをしながら俺を見る。
「とっても、気持ち、よかったです……」
「俺も、気持ちよかったよ」
「真人さん……」
 百合先輩はゆっくりした動作で腹にかけられた精液を指で触り取り、物珍しそうに眺める。
「これ……ネバネバしてる……」
「百合先輩のエッチな汁だってネバネバしてたよ」
「もぅ……真人さんの意地悪……」
 百合先輩は恥じらいながらも嬉しそうに目を細める。
「真人さん……愛してます」
「俺も、君のことを愛してるよ。百合先輩」
 そして俺達は唇を重ね合わせ、互いの気持ちを固く誓い合った。


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