トントントン
キッチンから規則正しくリズムを刻んだ包丁の音が聞えてくる。
恵が俺のためにお昼ご飯を作ってくれているのだ。
ただしその姿は裸。
エプロン1枚だけを身につけていると言う、まさに男にとって理想像そのものの姿だ。
まぁ、暖房きかせまくってるんで風邪を引くことはないだろう。
万が一ひいたらひいたでお楽しみな展開が待ってるしな。
「恵、どうだ順調に出来てるか?」
背後から近づいた俺は、恵の胸を優しく掴むと揉みしだきながら耳に息を吹きかけた。
恵の包丁を動かす手が止まる。
「どうしたんだ恵?ちゃんと続けなくちゃだめじゃないか」
俺は恵の耳たぶをかじった。
ビクッと恵の身が震え、握っていた包丁をまな板へと落とす。
「ダメじゃないか。包丁は危険なんだぞ?いけないコトする娘にはちょっとお仕置きをしないとな」
俺はまな板の上にのっていた色とりどりの野菜からキュウリを掴むと、それを恵の陰部へと挿入した。
「!!」
恵の表情が一気に快楽のものへと変わっていく。
「ほら、気持ちいいだろ??でこぼこしたのがついてて」
俺はスピードを変えながら、そのキュウリを出し入れした。
時には早く、時にはゆっくりと。
恵は身をよじらせながら口をパクパクさせている。
キュウリを陰部から取り出すと恵の愛液が付着していた。
俺はそれをためらうことなく口の中へと運んでいく。
「うん、おいしいおいしい」
恵はそんな俺の様子をなんだか物欲しそうな表情でみていた。
「どうしたんだ恵?お前も食べたいのか?」
ふるふる
恵は悲しそうに首を振る。
「わかってるって。ほら、ちゃんと台に手をつくんだぞ?お尻をちょっとあげてな」
こくこく
恵はすぐに俺に言われた通りの態勢をとった。
「ほら、それじゃあ恵、入れるぞ」
俺は恵の陰部へと自分の欲棒を挿入する。
そしてそのままジッとしていた。
恵のお尻にうっすらと汗が浮かび上がりはじめる。
そしてガクガクと震えている。
「恵……感じてるんだろ?」
こくん
恵は素直に頷いた。
「そうだよなぁ。恵の中あんまりにも気持ちいいもんだから、俺のムスコもどんどん大きくなってくみたいだし。いっそこのまま、ずっと動かないでいよっか?」
ふるふる
予想通り恵は首を横に振りながら非難めいた眼差しをおくってきた。
「心配するなって。ちゃんと動いてやるから」
俺は恵の腰に手を当てると、我慢していた鬱憤を晴らすかのようにピストン運動を開始した。
「〜〜〜〜〜!!」
恵の体がそれを待っていたかのように、激しく反応してきた。
俺の愚息を歓迎するかのように適度な強さでしめつけてきて、ヒダヒダがイヤらしくからみついてくる。
すぐにでもイッてしまいそうなほどの快感だった。
しかし俺はそれをせずに、先に恵をイかせてやろうと、腰を激しく振る。
恵も自分から腰を振ってきていた。
激しく肉と肉がはじける音がキッチン全体を包みこむ。
「ほ、ほら恵、そろそろイッたらどうだ?」
ふるふる
しかし恵は俺の言葉に拒否反応をしてみせた。
「どうしたんだ恵?」
俺は動くのをやめた。
恵はまな板の横の食器入れの中に水気がかからないようにして置いておいたスケッチブックとペンを取ると、何かを書きこんだ。そして震える手で後ろの俺に見せる。
『あのね』
『見えないの』
「見えない?何が」
俺の問いかけに、再び恵はペンを走らせた。
『顔』
でっかく、しかし震える文字がそこにはかかれていた。
「そっか。それじゃあ恵のお望み通りにしなくちゃな」
俺はペニスを引き抜くと、恵を俺のほうへと向かせる。
「恵はいいお母さんになれるな」
えへへ
俺の言葉に照れる恵。
俺はそんな恵の頭を撫でながら、エプロンを剥ぎ取った。
今まで隠れていた小さな胸があらわとなる。
「でも……お母さんになるためには、たっくさんお乳が出ないとな。恵はおっぱい、でるのかな?」
俺はしゃがみこむと、恵の乳房に舌を這わせた。
どんどん乳首が固くなっていく。
「あーあ、こんなに乳首勃たせちゃって。恵ってエッチだなぁ」
そして右手で左の乳房を揉みながら右の乳房にしゃぶりついた。
そして勢いよく吸ってみたりする。
恵はこれだけでもとても刺激を受けているようだった。
歯を立てたりしてさらに適度な刺激を与えてみたりすると、気持ちよさそうに身を震わせる。
(どうしたんだい恵?こんなに震えちゃって)
(だって……そんなに強くおっぱい吸うから……)
(それがいいんじゃないか。そんなこと言うなら、こんなこともしちゃおっかな?)
(あんっ!!歯を立てちゃイヤなのっ!!)
(ダメって言われたら余計にやりたくなるんだよな)
(ああっ!!だ、ダメっ!!おムネばっかりイジメないでっ!!)
恵が喋れるとしたらこんな会話が展開されてるんだろうなぁ……
などと思いながらしばらく恵の胸ばかり構うことに集中する。
すると恵は突然グーパンチで殴りかかってきた。
ぽかぽかぽか
「いてて!なにするんだ恵!?」
俺が胸を構うのをやめて視線を上げると、恵はムスッと膨れていた。
大体、何を言いたいのか察しがつく。
「わかってるって恵。じらすなって言いたいんだろ?」
こくこく
恥ずかしそうに恵は頷く。
少しじらし過ぎたかな?
そんなことを思いながら俺は立ち上がると、恵のお望み通り、自分のサオを恵の中へと挿入した。
今度は向かい合ってるため、恵の官能的な表情がじっくり堪能できる。
「恵、しっかり捕まってるんだぞ」
俺は自分の肉棒を恵の中に挿入したまま、恵を持ち上げた。
恵はしっかり俺の首に腕を回すとしっかりとロックして、唇を俺の唇に押し当ててくる。
俺も恵の要求に舌を絡めながら、腰を動かした。恵の全体重が俺の腰へと圧し掛かってくる。
うっ……我慢できん……
俺はそのまま欲求にまかせて恵の中へと射精することにした。
さらに激しく腰を動かす。絞めつけも一段と酷いものになっていく。
舌の絡みもより情熱的なものになっていく。
で、でる!!
ドクッ、ドクッ!!
俺は精液を恵の膣へと勢いよく注ぎこんだ。
恵の膣も痙攣したままずっと波うっている。
やっちまった……
そんな後悔の念が少しだけ襲いかかって来るが、それ以上に快楽に満たされそんな罪悪感はすぐに吹っ飛んでしまった。
ま、できちゃったらできちゃったで仕方ないよな。その時考えればいいや。
そして俺はしばらく恵とそのままの態勢で余韻にひたるのだった。
「……で、これで終わり、っと」
俺は読み終わった原稿を、机の上に置いた。
「なかなか面白かったぞ。お前、官能系の才能あるじゃん」
まな板と向かい合って朝食を作っている、小雪に声をかける。
「こんなところで読まなくてもいいじゃないの。はぁ……古閑くんに見せたのは失敗だったかも……」
小雪はハァっと大きく溜息をついた。
「でも、おかげで俺達は結ばれたんだぜ?」
「……知らない!」
小雪はプイっと横を向くと、トントントンとまな板に載せた食材を包丁で刻み始めた。
「かわいくないなぁ……」
俺は立ち上がると、小雪の背後へと歩み寄る。
そして背後から胸を鷲づかみにした。
「きゃ!?」
「おいおいダメじゃないか。包丁止めちゃ」
包丁を動かす手を止めた小雪の耳に息を吹きかけ、胸をもみしだきながら耳たぶを軽くかじる。
「あっ……」
小雪は甘美の溜息を漏らした。
「だ、ダメよ古閑くん……私、料理中なんだから」
「だから、俺がおいしくいただくんだろ?小雪を」
「えっ……ちょ、ちょっと……」
「ところで、キュウリはないのか?今読んだ小説の通りのことを再現しようと思ったんだが……」
「あるわけないじゃない!」
「そっか。じゃあ生のままでいただくかな?」
俺は小雪にキスをする。
「もぅ……」
唇を離すと小雪は観念したように、手を台の上についた。
「これでいい?」
「随分と素直じゃないか」
「何事も経験だからね」
「それじゃあ、もっと足を広げてお尻をあげてもらおっかな?」
「こ、こう?」
小雪は恥ずかしそうに、俺の言われた通りにする。
「そうそう。それでいいんだ」
俺はズボンを下ろすと、怒張している陰茎を小雪の秘裂に挿入した。
「んっ……」
小雪の台に置かれた手に力が込められる。
小雪の胎内は、まるで俺の陰茎を待ちわびていたかのように最高の状態になっていた。
溢れ出してくる愛液が潤滑油の役目を果たし、ピストン運動をスムーズに行わせる。
更に締め付けてくる膣壁が適度に刺激を与え、俺の気持ちを昂揚させていった。
「小雪はとってもエッチな女の子だなぁ。昨日までの女の子とは、まるで別人みたいだ」
「ふ、古閑くんが、いけないんじゃない!!」
「俺?俺のせいにするの?」
「だ、だって古閑くんが、あっ、そ、そんなこと、だ、ダメ!!」
「何がダメなんだ?」
「そ、そんな奥まで、挿れちゃ、い、いいっ!!」
「ダメって言ったりいいって言ったり、どっちかはっきりしろよ」
「だ、だって、ああっ!!」
小雪は官能に身を任せ、喘ぎ声をあげ続ける。
パン、パンと、肉のぶつかり合う音が更にそれを卑猥なものにしていた。
俺の射精感も急速に高まっていく。
「だ、出すぞ小雪!!」
「えっ!?ちょ、ちょ……な、中はダメぇ……んんぁ!!あああああっ!!」
「くっ!!」
俺はすんでのところで肉棒を引っこ抜いた。
直後に放出された精液が、小雪の尻や背中に降りかかる。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
小雪は態勢を戻すと、息を切らせながら、恍惚の表情を浮かべて俺を見る。
「とってもおいしかったぜ。最高の料理だった」
「……それだけ?」
「えっ?」
「まだ……一番大切な言葉、聞いてない……」
「大切な言葉?……ああ、そうか」
俺は小雪を抱きしめると、そっと囁いた。
「愛してるよ、小雪」
「私もよ、真人。もう一生離さないんだから」
そして俺達は、唇を重ね合わせた。