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文ばっかりでごめんよ

サイト編集してる時間ねぇええええええええええええ(おい)
夢魔みやもも(サキュびちゃん(仮)の方)話まで書き始めてる犯人は実は私ですとか何なの。
みやもも話を書いてる時間はあるようです。どういう事なの。

きっと仕事とかで遊べてないストレスがクライマックス

例の絵はもうちょっと待ってて下さい。
リクエストが他になかったので出来上がったら報告に参ります(私信)

至近距離で見た雅ちゃんとにへひかに骨抜きにされて結局いつもの祭りに日程を過ぎるという体たらく。
だってもう超可愛かったんだもん・・・・。

という訳で今夜はスレ見てたらピコーン!ってきた読み切り短編置いておきますね。リゾスレのも書かんと過疎ってしまうな…頑張りまーす



「ね、ももは何処か行きたいとこある?」

夏の期間中押し寄せたイベントも何とか落ち着き、9月の半ばに3日間だけどお休みが貰えた。
どうしようかなってパパ達にも何処かに行こうかって相談したら、
パパ達はいつも雅と一緒だからみやの好きな事や人の為に時間を使いなさいって言われてしまった。
そんな訳で旅行雑誌とか見ながらももの部屋でどうしようかなって相談中。

ももの部屋には以前はもう使ってないって言ってたハートのギターが綺麗に飾られていた。
クラリネットも磨かれていて暇潰しで演奏してるらしい。いつか聴かせてくれたら良いな。
最近何してんのーって聞いたら大学院に進む準備中って言われたけど、大丈夫らしい。
頭も良いし愛嬌もあるし何処に行っても大丈夫っていう例のアレ。流石だと思う。

「そうだなぁ……あっ!海!行きたくない?」

「珍しいね、ももが海行きたいなんて。んー、何処の海が良いの?」

「沖縄!!」

片手を勢い良く挙げちゃって、もうみやと行く気でいるんだろう。
なんだか嬉しそうだしみやも嬉しい。

「また?好きだねぇ。でも今年撮影で行ってたんでしょ?バレない?
 どうせ飛行機乗るならいっそ外国の方が良くない?」

「大丈夫だって、人の噂も75ももちだよ。
 髪も切ったし地味な服着てみやが空港で大人しくしてればバレないバレない。
 外国とか言葉も大変だし飛行機の時間長いし通訳さん頼んだりしたら面倒じゃん。
 それに他の海じゃもう時期的に泳げないし、ご飯も美味しいし」

75ももちはともかく。……そんなに居たら色んな意味で困る。
行く国にもよるだろうけど、それもそうか。使える時間は多い方が良い。
確かに泳ぐの好きだもんねぇももって。…浮き輪持って行こう。

「……そんなに時間経ってない気もするけど。ももが良いならまあいっか。
 ところで、ももさんは?家族と旅行とか行かなくて良いの?」

「それはそれ。ももは時間あるしパパ達とはもうちょっと混んでない時にするー」

ももちゃん人が一杯居るの少し苦手なのーってあなた、
だいぶ人に囲まれて生きて来たでしょうに。

「そっか。んー、お休みは連休直後だけど…混んでない方が良いならもう少し後にしようか?
 前日のお仕事も早めに終わるしそのまま行くつもりだったからきっと帰宅ラッシュだよね」

「えっ、うう。我慢するよ。……みやが何処が良いのって聞いてくれたのに」

ぷくーって口尖らせて膨れてる。上目遣いで見るんじゃありません。
本当にもう、可愛い仕草ってのが染みついてしまってるももは本当に厄介だ。
ほっぺを片手で掴んでプシュンってイメージで風船ももちをしぼませる。
ももの口から「ぽふぅ」って音がした。
なんなのそれ。本当に空気が入ってるとか可愛すぎか。
そのまま手で顔を上に向かせてチュッと尖ったままの唇を奪ってやった。
不意打ちに驚いて固まってそっから段々真っ赤になって俯いちゃうももの顔、いつ見ても好き。

「ごめん、そんなつもりじゃなかったけど、意地悪したね。
 やっぱり行こっか沖縄。泳げる内にももと一緒に行きたい」

「…むぅ。このツンデレ雅」

服の裾をそっと掴まれる。もっと、っていうももの合図だ。
まだ面と向かって聞いたこと無いから分かんないけど、
こういう時のももはちょっと不貞腐れながらも甘えてくるからそうだとみやは思ってる。

「ツンなんてしてないってば。……ももは?みやと、来てくれる?」

言いながら目の前ギリギリまで近付いておでこを合わせて、
言い終わると同時に薄い唇が動き出しそうなのが可愛くてキスしてしまった。
返事は分かってるんだけど、待てなかった。ごめん、もも。

「んっ……行く」

「良かったー、じゃあみやはもう予約しておくね。ももは?一人で出来る?」

「えっ?飛行機だよ!?出来るの、みや!?」

あ、なんか尊敬の眼差しで見られてる。
みや格好良い…なんて溜息交じりに聞こえる。うん、悪い気はしない。

「ちょっと。…みやが一体何回旅行に行ってると思ってんの。
 ももよりは人並みの事出来るから。ったく。……ふふっ。
 分かったって、そんな目で見ないの。教えたげるから一緒に予約しよ?」

待って待ってみや!置いて行かないでと引っ付いてくるももの頭を撫で撫で。

「おお……みど窓でも右往左往した世間知らずなももにもなんて優しいんだ……
 雅ちゃん大好きだよー!」

「はいはい。もうちょっと真面目に言ってくれるとみやも嬉しいんだけどね~」

その後は予約の仕方をももに教えながら日程と座席を決めて。
行きたい所とかやりたい事とか話してたらその日はあっという間に終わってしまった。


…と、まあ。そんな事もありまして。
着いた初日は仕事後なのもあって……夜だったからホテルでちょっと…だいぶいちゃついた。
のんびり起きた私達は今日から絶賛沖縄の海を堪能中!…のはずだったんだけど。

「サメさん…イルカさんだったら良かったのに」

サメが迷い込んでるので海辺には絶対に近づかないで下さいって注意放送が流れている。
確かに少し遠くの沖に三角のヒレがピョコピョコ出たり入ったりしてる。
まだ遠いけど海の中で音がすると獲物かと思って近付いてきちゃうからダメなんだって。

「折角、二人共可愛い水着持って来たのに」

残念ながら本日は着替えるには至らなかった。
元々午前中だけ泳いだら午後は買い物しに行こうって決めてたから予定はそんなに困らないのだけれど。
問題は完全に泳ぐ気で居たもものテンションだ。

「うーん、まああと2日あるんだから大丈夫でしょ。
 明日は念の為、反対側の砂浜に行く事にしよう?」

ももは撮影で行ったことがあるから違う所にしようってこっちに来たのは失敗だったな。
なんか折角旅行に来たのにももがしょんぼりしてるとみやまで悲しくなってきちゃう。

「うん…」

小さく返事するとしゃがんじゃった。ぼーっとしながらサメさんを見詰めてる。
あ。今度は下を向いて砂浜を弄り出した。これはいよいよヤバい。

「仕方ないよ、サメさんもそろそろ秋だし良いかな~って遊びに来ちゃったんだよ。
 ほら、拗ねてないで。…来ちゃったんだし折角だから少し砂浜で遊ぼうよ?
 …そうだ!お昼ご飯はももの好きなのにして良いから」

これでも動かない。もも、どうかご機嫌を直してよ。
そう思ってももと目線を合わせようとしてももの右側にしゃがんだ。
何か考え込んでるももの横顔に一瞬ドキッとする。


「もも?どうかした?」

「みや。左手、出して」

「え?」

言われるままに左手を手のひらを上にして出す。
それを見てようやくフワッと笑ったももの左手がその上に重なる。
何か握りしめている。なんだろうと思って首を傾げたらももの右手が頬を撫でる。

手を見てそのままももの顔を見たら息が詰まった。急に愛おしそうに見つめないで。
まさか。嘘でしょ、もも。こんな所で、そんな。みやにだって心の準備ってもんが。
こういうのは、みやがしようって思ってたのに。

案外その、突然過ぎて恥ずかし過ぎて。
ももって本当急に漢らしくなるっていうか。
いつもだったら、よっ!流石ももち太郎!とかって茶化しちゃいそうになるけど、
2人っきりでそんな真剣な顔されたら出来ないよ、もも。

「みやにプレゼントがあるの」

あ、駄目なやつだ。本当。そんな優しい目されたら泣いちゃいそう。

「もも…」

「貰ってくれる?」

「…勿論」

そっとももの左手が開かれてずらされる。
そこにあったのは小さな、とても小さな――


薄紫色の貝殻を背負ったヤドカリだった。


「……ってちょっと。…ももぉぉおおおおお!?なんでヤドカリなの!」

「えー、だってヤドカリ君居たんだもん、可愛くない?みやだって好きでしょ?」

「…好きだけど、っ……好きだけどさぁ…ああ、もう。……はぁー。そっちかぁ……」

ヤドカリ君を見ながら一気に脱力したみやをキョトンとした顔でももが見てる。
自分の事になると本当、鈍感って言うか自由だよねももって。
勝手に期待したのはみやだけどさ。

「どうしたの、みや?」

「別にー。可愛いね、ヤドカリ君も。綺麗なの背負ってるし」

でしょー?って嬉しそうに言って何か見つけたのかまた砂浜弄ってる。
すっかり子供にかえってしまったももはこのまま暫くの間遊び倒すつもりらしい。
千奈美じゃないんだからまさか穴を掘る訳は無いし。砂のお城でも作る気かな。
あ、相合傘…いや、まあ良いけど。上手に出来たのかみやーってニコニコして手を振ってる。
投げキッスを返してやったら同じように返って来た。
……可愛いから良いか。

楽しそうなももに怒る気もすっかり抜けちゃったから座って遊んでるももを遠目に見る。
今度は一生懸命にウロウロして、何かを探してるみたいだ。

「………ちょっと期待しちゃったみやが馬鹿みたいじゃん」

ねー、って右手の上でこまごまと動いてるヤドカリ君に話しかける。

「好きだけどさぁ、……そう言う所も全部好きだけど」

みやも大概悪戯好きだけどももだって昔からそうだった。
そんな事もすっかり忘れてつい勘違いしちゃったみやが悪い。
どっちかがちょっとへそ曲げたって暫く一人になったら寂しくなってくっついていつも通り。
そうだよ、それでいい。

「みやー」

「…なぁに」

ヤドカリ君を相棒にして暫くツンツンしてたら、ももが左側に座った。
チラッと見たらなんか口がへの字になって泣きそうな顔してる。
勝手に拗ねてももを一人にしたみやが悪いみたいじゃん。

「ごめん、からかったり、みやの事一人にして」

ツンツンしていた左手をギュッと握られる。それだけで全神経がももに向いてしまう。
右手に居た相棒が今だ!って感じでポトッって落ちて逃げていった。
バイバイ、短い間だったけどありがとうねヤドカリ君。

「……怒ってないよ」

みやをからかった自覚があったなら良いや、今日は騙された。
ももの勝ちだよ。

「みや。……みや」

握ったままの左手を持ち上げて期待してしまった薬指に、チュッと唇が何度も落とされる。
10を超えた辺りで強めに吸われ、15回目で甘噛みされた。
最後に優しくキスされて、ずっとみやが好きって聞こえてくる。

「もも…」

そっとももの唇から離された薬指はそこだけが濡れて、うっすらとピンク色に変わっていた。
ももに甘噛みされてキスされた跡が指輪みたいに収まっている。
すぐに消えてしまうだろうけど。そしたら何度だって付けてくれたら良いだけだ。

「えっと。指輪じゃ無いけど。……みやのここに。みやにこういうキスさせるのは、…ももだけにして。
 ……あと、これ!綺麗だったからみやにあげる。帰ったらアクセサリーにでもしてよ」

そう言って押し付けられたのはハンカチの包み一杯に詰め込まれた綺麗なピンク色の貝殻。
巻いてるのとか長いのとかちょっとキラキラしたのとか。一生懸命に集めてくれたらしい。
泳げなくてみやもがっかりしてるんだと思って笑わせようとしただけだって分かったけど。

「分かった……ももにも作ってあげるよ」

「えー、アクセサリーとか付けないよ、もも。知ってるでしょ」

「そうじゃなくて、こっち」

グイっと左手を引き寄せて薬指の付け根にさっきされた様に、それよりももっと強めに口付ける。
みやの方がきっとももの事好きだから、ももにだって負けたくない。
これならずっと付いててもそんなに目立たないし邪魔じゃないでしょ?

「ほら。これでみやとお揃い」

みやより色が白いから今はハッキリ分かっちゃうけどその内薄くなるよ。
ももは指を見ながらだいぶだらしなくにやけてるからOKって事だろう。
こういう時隠し事とかできなくなるももの事好きだよ。

「……っとに、…みやはももの事が大好きなんだから。……ももも好き」

「うん…知ってる」

みやがももの事が好きだって事もその逆も、否定しないし知ってる事だし。
まだ旅行も始まったばっかりだからさ、
いつもみたいに小さな喧嘩位しても良いけど毎日楽しくいこうよ、もも。

……今日はみやの事、ももの好きにさせてあげるね?
そう耳元で囁いて、一気に真っ赤になったももと手を繋いで砂浜を後にした。


END

お粗末様でした。4500文字くらいです。
あと2つ途中にしてた短編も書かないといけない。
少しずつ並行して片付け中です。

尚、スレでの新連載の夢魔みやももは作者バレしない様に昼は真面目に夜はくっそエロく自由に書きたいと思います。
えげつないネタばれ:作中のみやびちゃんは愛欲の魔王○トリーの能力設定だけがネタ元です。フール○ールも力被ってんですけどね・・・
何故か長編にまとめられてもうたので他のシリーズもの同様頑張るしかないのですが・・・ざっくりとした展開は考えたけどオチもまだ決めてないのでもう私の脳内妄想だけが頼り(おぃ)

サイトの編集もだし子作り編も君シリーズのラストも書かんとあかんのに何やってんだ本当。

嗚呼、誰かリゾスレまとめの編集やっててくれ!w
・・・・・・・はぁ。まあコツコツ頑張るよ。うん。

ではでは、しーゆーあげいん☆

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