君の瞳にフォーリンラヴ

      
       



      『おはよう、ダ〜リン。 グッモ〜ニン!』


スィートハ〜トなハニィが馬乗り、オハヨウのチュウで始まる今日は、青空素敵な日曜日。

『ダ〜リン、昨日は、盛り上がったな!!』

御機嫌ハニィは、極上スマイル。 けどよぉ、ハニィ、なんだかマズイぜ、オレの頭は右向いたまんま、オマエのキュ〜トな笑顔も斜めだ。 動かせねぇよ、なんだか いてェ。 思いアタンのは、そうだよ そうだ、こう云う事だ。 


昨日、ハニィが発案 オレ実施 『キカイダープレイ』に 大盛り上がり。

   ・・・改造するのは、ココ? ん?ココか?     ・・・  あぁ〜〜〜ん   ・・・

言葉攻めにも、気合が入り、エキサイティングな数時間。 しっかり堪能、ぐったりハニィは俺より先に、夢の中。 オレも寝よかと、ハニィにチュウ、を、するや否やの、この台詞。


『来やがったな!死ね死ね団!!』

喰らえとばかりに、内角抉る、ハニィの鉄拳テンプルにヒット。 
今のはなんだ? 寝言か? 寝惚け?


『馬鹿め、俺の美貌にクラッとキタな?』


馬鹿ってハニィ・・・色んな意味で、クラッとキタよ。 薄れる意識で、そう思う。



そうして、見たトコ そっぽを向くオレ、ハニィと朝の団欒中。 けどよう、ハニィ、オレこの状態だし、普通は右側座んねぇ?


『こいつ、 いじめて君 だよな〜〜』

ブラウン管では、ココリコタナカ。 
水着ギャルらに囲まれて、今日もオドオド、トホホな企画。 だけどもハニィはなんだか楽しげ、お目目のきらきら見えねぇけども、多分、きっと、2割増。


『こいつは、上履き隠されたクチ。 勝手に弁当、喰われたクチだぜ。 賭けてもイイけど、こいつの教科書、ザビエル アフロ。 信長、きっと、オカマだぜ〜。』

もう、決め付けちゃってる、ハニィはうっとり。 すっかり、脳内劇場突入。


『んでまた、そう云う悲惨な教科書、ここぞとセンセに見つかるんだよ。 でもって、そ〜だよ、プール、プールん時な、ぜってェ、手形、つけられまくり! くぅぅ〜〜〜〜羨ましい!羨ましいぜぇ!
オレ、もうぜってぇ コイツと同じ、クラスになりたいっ!!』


身悶えハニィ、もう、止まらない。 TVのタナカは、今ピンチ。 ギャルに急かされ、辛子で真っ赤の激辛うどんを、割り箸片手に茫然フリーズ。


『さぁ、喰え!さぁ、喰え!喰って、ぎゃァ、言え!』

乗り出すハニィ、タナカよ、どうする。 躊躇うタナカ、どやすエンドウ。

『喰った!!吹いた! カァ〜ッのたうってる、のたうってる!! 水、水な!で、むせたか?! ヒィ〜〜ッッッ!! 期待、裏切んないよなぁ、コイツ!!』


もはや、転げまわる大受けハニィ。 オレは、タナカが憐れになったが、しよーがねぇな、諦めな、タナカ、一度思ったら、ハニィはやるぜ。 タメじゃ無くって良かったな。 転がるハニィの頭がドン と、オレの膝に、乗っかった。  

白いホッペがほんのり赤くて、笑いまくって目に涙溜めて、興奮し過ぎてちょっと息荒くて、ピンクのクチビル、少おし開いて、小さい舌が覗いてる。 おいおい、なんだか、ちょっと、アレだ。


『こーいう奴は、きっとアレだ、金魚とか飼って、女の名前を付けたりするね!』

金魚、金魚ね、・・・チョトマテ、ソレは、それって、オレじゃん。 金魚じゃねぇけど、亀だよ亀。 サチコってのを飼ってたよ、俺。 

あぁ、サチコ、サチコ、俺の初恋の、ひよこ組のサチコ先生。 
あぁ、想い出す、綺麗で、ちょっぴり手が早くって、今なら告訴、ぎりぎりレベルの、サチコ先生どうしてるかなぁ。 思えば、ハニィは、先生に似てる。 三つ子の魂、恐るべし。  


ブラウン管から、悲鳴と水音、一瞬置いての大爆笑。 見れば、タナカ、ギャルに押されて、プールでもがく。


『こー来るんだよ、もう、決まりだな。 コイツ、ぜってぇ、ツメ甘い。 うどん食ったし、安心したか? そーはイカねぇ! オレは許さねぇ! そうだよ、コイツ、すっげぇババァに童貞切られる、そう云うクチだな!!』


またまた、ドキュンとトラウマヒット。 あぁ、止めてくれ、それも、俺だ。 
高2の夏に、従兄弟とソープ。 ヤバそなキャッチにまんまと捕まり、50は越えてる『リナちゃん』に、オレは青春切られたよ。

けどよう、ハニィは、俺のハニィで、ハニィのオキニのタナカは、アレだし、おい、そりゃこうか?  オレは、ソウルがココリコタナカ? それともハニィは、タナカが本命?


『何、ぶつぶつ ソッポ向いて言ってんだよ、クソ感じわりィな。 
おら、こっち向け、ダ〜リン』

ウヲゥ!! いきなりグリッとキタぜ、無理矢理、ハニィが首 捻じ曲げた。


『ホレ、治ったじゃん、良かったな、ダ〜リン』

良かったってか、なんとも言えねぇ。 ところでハニィ、おまえ、ホントは、タナカがタイプ?


にぃ〜っとハニィがオレ見て笑って、ソレは、堪んないベリィキュートで、そのまんまハニィが俺の頭を、引っつかんだら、チュウ、っとした。 濡れた口唇が、ゆっくり動く。


『んなワケねぇだろ、ダ〜リンが一番。』

ああ、神様、オレにこのウルトラプリティエンジェルを、マジ逢わせてくれて、感謝します!!
感謝を胸に、オレもハニィを、ぎゅう〜っと・・・


『タナカなんかと付き合ったらよ、俺、あいつ、二日で殺しちゃう。 なんか、生命力なさそだもん。 やっぱ、ダ〜リンくらいでねぇとなぁ。 どうした おい? あんだよ、幸せで、口も聞けねぇか? 愛してるぜ、ダ〜リン!!』



微妙な疑問を残した俺だが、おおむね幸せ、ヨシとしよう。


その晩、俺たちが『クウガプレイ』をしたかどうかは、神様しか知らない。





July 13, 2002





     * 100HIT  桜井 様     ダーリン&ハニィでココリコ田中を絡めてエロ+フェチ
                    エロ+フェチ・・・・はぁ〜〜〜〜っこれが限界でした。