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            ハッピィ バァスデイ オーバァ ドース。すっかり浮かれて ドリンクミィ。 
                二十歳の記念に失禁いかが?  ついでに洗浄つけますぜ。 
       
       
      あー喉いてぇ、頭もいてぇ、薄目を開けたら白衣の二枚目、銀縁眼鏡のクールな美貌。何処の誰だか存じませんが、出会いの記念にヤッときますか?  俺は結構イケますよ。 途端に二枚目嫌な顔。おいおい、虫でも見る目で見るなよ、素直な気持ちは貰っとけ。 薄い唇幽かに動く。 
       
      『この、屑が、』 
       
      はぁーそりゃ直球、アンタも言うね、大人の癖に、心狭いね、だけどもオレは、諦めないから、アンタも覚悟はしておきな。  
       
       
      恋する男は、色々やり手で、身体張ります恋します。 もはや暴走オレ的展開、薬で6回、流血4回、逢いたさ見たさに怖さも忘れて、とどめのダイブでもぉ大変。 ありゃ、怖かった、止めりゃあ良かった、尤も飛んだら一瞬だ。 走馬灯は、見なかったけど、 あの顔見る前死ぬのはヤダ と 、思った自分が愛しいぜ。 教えてやるけど、痛いんじゃない。ブワンと熱くで痺れたよ。 
       
       
      不思議発見、人体の神秘、イザって時は、利き手がガード、おかげで俺は右側ボロボロその名も粉砕骨折だとよ。イカシタ名前に惚れ惚れするぜ。 
      ところで、俺は、もうカタワ? 
       
      『くっつけてやるよ、キチガイめ』 
       
       
      おやまァどうも、アタタカイ言葉、それでもアンタに惚れてるよ。 
      それから毎日、夢の日々。ぐるぐる巻で、寝たきりのオレ、何から何までお任せ王子。日がな美貌のセンセェ口説いて、寝たきりライフを謳歌する。 だって、そうだろ、ここまでしたし。 恋する相手に下まで世話され、あーこりゃ全くハッピィだ。アリガトセンセェ、今日も、アリガト。 なぁなぁ、アンタ、其処まですんならついでにちょっと、抜いてかねぇ? 
       
      『死に損ないめ、黙ってろ』 
       
       
      ケンモホロロのツレナイ言葉、だけども息子は触って貰えて、オマケで管まで入れて貰って、考え様には、すっげぇプレイだ、やっぱし俺はついてるぜ。  
      けどなぁ、やっぱし、男は駄目か? 人生、知ってて損無いぜ。 
       
       
       
      そうこうしてたら冷や汗だらだら、半端じゃねぇぜ、腹いてぇ。 何だよてめぇ、どうなってんだよ、俺は骨だろ、何で腹だよ、 エ? なに? クソか? エ? 糞詰まり? そんでもっての腸管麻痺か? そういや、クソした記憶がねぇな。  エ?マジですか?ヤ、いきなり、わぁ、そりゃ嬉しいけども、心の準備が。 
       
      『ごちゃごちゃ、うるせェ』 
       
      始まりましたよ、アナルプレイ。 愛しい男の、細い指、ってか、中では結構これが、いてェよ、なぁ、アンタちょっと優しくしろよ、いっくらオレが慣れっこでもよ、そうそう闇雲掻き混ぜんなよ。 もしや、イイ場所捜してるとか? 
       
      『・・・』 
       
      はぁ〜無視ですか、愛想が無いね、そんなじゃイイ客つかねぇよ。 
      けどよ、センセェ、考えようだぜ。俺は、ここんとこ、生きる気満々。死にてぇなんて、思っちゃいねぇ。 
       
      センセェ、オレは、今幸せだ。 いわゆる、愛の、成せる技? 
       
       
      だけども、センセェ、この先どうなる?  
      アンタに逢えなきゃ、俺、またやるよ。そしたら、アンタは、また 助けるだろ? そんでもって助かり、サンキュ、で、またやる。   終わんねぇよ、どうするよ。オレは、ただただ、ただただ、あんたに惚れてて、ただただ、ただただ、あんたに恋して、なぁ、よぉ、センセェ、どうしたらいい?  なぁ、よぉ、センセェ、アンタはどうする?  
       
       
      あぁ、まァ、そうだわ、どもこもねぇな。俺も、アンタも、譲らねぇし。  なぁ、ならセンセェ、死なせてくれよ。 勝手に生かして、跳ね除けるんなら、恋したマンまで死なせてくれよ。  もうオレだって、二度は飛べない。 
       
       
      『何故、俺を・・・』 
       
       
      何故って、何故かぁ、何でだろうなぁ、いわゆる一目惚れって奴? 俺にも、あんまり わかんねぇけど、惚れるってのは、そんなだろ?普通。 どうしてアンタに、惚れたかな、俺。 どうして、つれない、恋したかな、俺。   なんだよ、みるみる鬱がキタじゃん、さっきまでの俺、もう死にそうじゃん、こんなの嫌だ、どうにも嫌だ、つれぇよセンセェ、俺、死にてぇよ。 心臓裂けそに、いてぇし、つれぇ。 
       
       
      美貌のセンセェ、薬、盛りやがった。 おい、何入れたよ、さっきださっき、そのビン中に、アンプル入れたろ、騙せるモンか、看護婦シメルぞ、何しろオレは、キチガイ長いし、こう云う勘は外れねぇ。  よせよ、縛りか? 縛りはねぇだろ、第一、もう、オレ、動けねぇじゃん、畜生、だるい、頭が重い。 おい、おい、センセェ、何とか言えよ、これがアンタの返事かよ。 
       
       
       
      どろどろ眠って、どろどろ沈んで、オレは、ただただ、センセェを想い、ただただ、ただただ、センセェを想い、叶う自由は涙ばかりで、朝だか夜だか 何時だか夢だか、ただ、センセェを、想う事だけが、俺の生きてる証であって、 
       
       
       
       
      霞む、視界に、センセェを見た。 あぁ、センセェだ、夢でもいいや、なぁ、なぁ、センセェ、夢なんだから、夢だけだから、一度だけでイイ、一度だけ、、、俺を愛してくれねぇかなぁ。   あぁ、そんな、センセェ、困った顔して、でも、夢なんだな、だろ?  だって、センセェは、困ったりしねぇ、 黙れキチガイ 、、、だモンなぁ、そりゃ、マジそうだし、直球だもん、けどなぁ、キチガイの恋も、恋は、恋だと 
       
       
       
       
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
       
       
       
       
       
       
      、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、いい夢だったな、オレ、もう、悔いナシ。 
       
       
      夢だからだな、センセェは俺を抱きしめてくれた。  
       
       
      そして、静かに、口づけをした。 
       
       
       
       
       
             なぁ、なぁ、センセェ、想い出だけで、生きて行くって出来るよな。 
       
             ホントじゃなくても、 
             例えば夢でも、 
       
             幸せな想いで、ずっと、 
       
       
       
             オレは、生きてけるかな? 
       
       
       
       
       
      July 11, 2002 
       
       
           
           
       
           * 200Hit 桜井 様  『サイコ薬物暴力フェチ』カッコ良いマゾ・・・とのことで。  
                          ・・・ 凄いリクだよ、お父さん、どうよ? 
            ハイ、ハイ、違いますね、違います、チョト違うけど、ホラ、saideメロウとありますね? あるんです、 
            あります side スナッフが。 もう暫しお待ちあれ。 一気に出来たので、此方が先。 
             
        
        
                                   
       
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