銀幕お遊戯
 

   『シャワー浴びとけ。』

奴はオレに鍵束を渡し、吸い掛けのキツイ洋モクを摘み、オレの唇を抉じ開けて挟む。 思わず咽て涙目のオレは、ガタイの大きな奴の姿が角の雑ビルの中に消えるのを見た。



黒のベンツを地下駐車場に滑り込ませて、オレは8階、その部屋へ行く。手馴れたもんだ。最早習慣。 僅かの時間でオレたちはヤル。 またその切迫がどうにも病みつく。 手早く脱いでシャワーを浴びて、ローブを羽織ると息を荒げた奴が来た。

『二時間半だ、愉しませろよ。』


濡れたマンマの俺の髪を掴み、引き寄せられれば耳朶に火のような痛みと囁き。 もうそれだけでオレは半勃ちで、もう辛抱できやしねぇよ --- 今すぐヤリてぇ。 やがて腰にタオルを巻いて、筋骨隆々ケツ筋締まった奴がバスルームから大股で近づき、冷えたビールを一口。 ニヤリと肉食獣の笑いを溢した。 水滴が残る背中に般若。鬼女が背筋に添って蠢き、えらくソソル。

覗いた犬歯は猛獣みたいで、オレはウットリ次の事を待つ。 待ちわびるオレを焦らし、ゴツイ奴の手はのろのろとオレのローブを割った。 が、そこからは早い。 おもむろに息子をギュッと握られてビクンとなる間も無く、先っぽはグリグリとガサツク奴の指が刺激する。 あぁタマラねぇよ腰抜けそうだ。

『やる気満々じゃねぇか? こォんな汁出しやがって、』  


噛み付くようなキスから始めて、オレ達の舌は喰い尽すように互いの中を蹂躙している。息があがれば首筋を噛み、弄る指先は乱暴にビーチクを抓る。 声を上げてもどってこたねぇよ、ココは防音もばっちりだ。分厚い舌と尖った牙で、もはや嬲りモノのオレの乳首は、薄っすら色づき奴の尖った舌の先でスケベにテラテラと濡れた。

なァ見ろよ、オレらは絡まる二匹の獣。 余すところなく舐め上げしゃぶり、クルリと回転して互いの息子を頬張る。

『・・・・・・筋、ゆっくりな・・・おっと、カリはキツクだ。』


奴がオレにてめえのイイトコロを言う。けど奴だって咥えた侭だし喋れば痛いが、それでもオレは感じた、寧ろ良かった。 奴はナカナカしゃぶるのが上手い。 ココ最近はオレも、ナカナカだと思うが。 袋をやわやわと揉み上げ舌先はハードに酷使、目下の得意技バキュームフェラには流石の奴も、何時もより高く息を飲み −−悪かねぇだろ? −−嬌声まであげる。 

一際激しいグラインドに思わず吐きそうになれば、ソレはもう最後の仕上げも近い証拠。

そして、溢れ出る濃いのをオレは飲み干す。 ・・・ ふうん、なんだよ多いな ・・・・・・口の端から滴るソレを、オレは手の甲で拭っい股座越しに荒い息を吐く奴を見た。 奴が伸び上がりタバコを一服吹かす。肺がギリギリしそうなゴロワースのキッツイ香り。

ーー あぁ、いよいよか? 

奴の瞳は、淫欲の虜。 もっともっと淫らな獣に、何かがグルリと変わったサイン。


奴はオレの前髪を掴み、強引に曳いて体位を変える。
オレは、奴の硬い腹の上、半分乗り上げ始まりの台詞。


         さぁ、どうして欲しいの? オードリィちゃん!!


強面の奴は真っ赤に頬を染め、オレの胸元に飛び込みグリグリ旋毛を押し付けると、甘い舌ッ足らずに お願い をする。


『うぅんと優しくしてね、エッチな事してぇッ!!』

上目使いでウルウルの奴を見つめ、オレはにっこりと微笑んで言うだろう。


         おやおやエッチが好きなの? じゃ、どうしちゃおっかな?

すかさず奴はオレに背を向け、もじもじ突き出したケツにピクリと筋スジが動いた。 浅黒く焼けたフリフリするケツ、オレは抉じ開け粘膜に舌を這わす。 そらミロ!窄まった穴も途端にモノ欲しそうにヒクヒクしだす。


『・・ァッ・ァあぁんッ・・・ぃ、嫌々ッ・・ッハァッ・・見ちゃイヤァ〜〜ンッ』

          じゃ、止めていい?


『・・・ァ、ふぅンッ・・・ァアッ・・・・意地悪ッ・・・』


ベッドサイドのテーブルの上、ローションを取ると、くちゃくちゃ温めてヌルヌルの指で二本三本まだ締め付けに余裕あるソコをオレは執拗に攻め立てる。 大泣きする奴は厭とか言いつつ身を捩じらすが、蕾はオレの指を喰らいついてはなしゃしねぇし-- な、イイんだろ? -- 返事を待たず空いた左手で、ずぶ濡れの鈴口を押し広げた。 途端に響く、咆哮にも似た快楽の叫び。 まだ昼前のマンションの部屋、やたら湿って空気が薄い欲望塗れの四角い部屋。 飛び交う嬌声、肉を打つ音、ピチャピチャ水気の多い粘着音。 オレはてめぇの腹を濡らし揺れる、張り詰めた我が息子を奴のケツ穴に当て、どうにもイカレタ甘い声で優しく尋ねてやる。


          ねぇオードリィ、コレ欲しい?


『イ、イレて、入れてェッ! ちょうだい!アタシを滅茶苦茶にしてぇッッ!!』


余裕の無さに飽きれ、軽く双丘を平手で張ってやる。 ひゃンと可愛い声に急かされがっちり締まった腰を掴み、突き出されたケツをオレはおもむろに突く。 


『・・・ィ・・・ひゃ・・ァあぁッ ンンンッ・・・ハァン・・・ンッ・ンッ、』


乙女な奴は得てして乱暴なのが好き。抵抗あるのはカサを入れる時で、ソレさえやり過ごせばもう貪り喰い付く淫猥な浅ましい粘膜。ギリギリまで引き抜く竿を、捩れるほどに蠢きキュウキュウ絞り離さず。


『・・ァ・・ァッ・・アッ・・ひァ・ッッ・・ィ、イイッ・・ ツイテ、ツイテェッ突き上げてぇッッ・・・』』 


御期待に応え、オレは一際最奥までガツンと突き上げた。 すっげぇ喰いつき! 勢い鷲掴んだ締まったわき腹にはこれ見よがしな歯形を残し、蛇のようにくねる背骨に隠微な吐息を吹き付け甘ったれた淫売に甘ったれた言葉を囁く。

     淫らで可愛いオレのオ〜ドリィ! いいか? ココか? もっとか? ハニィ?

奴は溜まらず甘い溜息を漏らし、うずうずキタのかゾワリと粘膜はオレを締め付ける。 
あぁこりゃ堪んねぇよ、コンナじゃオレももたねぇし。

     そぉら可愛いオ〜ドリィ、スケベなケツ振ってとっととイキなッ!

叩きつける腰はケツをぶち壊さんばかりだが、奴は大喜びでアンアン盛大に泣きじゃくる。 ぬらぬら滴る奴のを擦り上げ、すぐにイカせねぇようにカリを締め上げれば、ポイント狙いでアツイ粘膜を擦る。 パシンパシンと袋がケツを叩き、コレでもか?ってな勢いでリズムもバッチリ決めるぜ。 喘ぎ捲くってる掠れた奴の声と、重なるのはヌチャヌチャぬるむイヤラシイ水音。


『アァンッ!もうッもうッ!ダ、駄目ェえぇッッ!!
  ァ、イィッ、ひァッッァッアッァッあ、アタシ、オ〜ドリィ、もうイッちゃうぅぅ・・・・・ッッ・・!』


寸でで抜かれたオレのコックは、まだ締まりきらねぇヒクつく穴に、終いの一発をドピュッとぶっ掛けネロンと揺れた。 穴からゆっくり流れて内腿を伝うソイツは、何だかすっげぇエロで、思わず舐めあげるオレにブルッた奴は  馬鹿・・・ と小さく呟く。


                   ***


臙脂と金茶のダブルのスーツに、シャツは灰紺シルクの光沢。 
ノーネクタイの胸元にちらり、喜八のゴッツイ24金。 
蒲鉾タイプの指輪はプラチナ、玄人殴るに按配がイイ。
その裏側に隠しダイヤ、ヤの字の家業のコレ御約束。 

兄貴はその手に煙草を咥え、オレはすかさずジッポをかざす。

『シロウ、今夜はノノヤマのアホンだらシメルぞ。 野郎、華僑の奴らとサクタのシマでツルンでやがる。 勝手に名前バラ撒きやがって、あのクソがき半端じゃすまねぇ。 ・・・・つまりキナくせぇ筋書きだ、覚悟はしときな。』

屈み込む首筋からコロンの馨りが漂う。 多分、オレにも移っているだろうーーコロンに混じる、ソープの香りも。  オレは深々と頭を下げ、影の如く兄貴に続いた。 マンションのドアを出しなに、兄貴が振り返らずに低く呟く。


『・・・・・・次はマリリン、   ・・・ それで、頼むぜ』


あぁ任せてくれ! 任せてくれよ兄貴ッ!

オレは叫ぶぜ、兄貴がイクまでその名を何度も!
突っ込み、掻き混ぜ、まぐわり叫ぶぜ!


好きだ!兄貴! オレは、アンタに全部を捧げる。
それが極道。

オレらの愛だろ?




違うと思いま〜す・・・





August 24, 2002




      * ・・・  ヘベレケン様、ハピバスデイ!! 『兄貴・野郎・変わったプレイ』 てな訳で、コレは如何か?
            ごめんよう、ヤフメで、叱ってくれよう、メデタイ席に、なんてモノを・・・