■冒険生活妄想 〜アデュー編〜■ どのメディアでも、行き倒れたりスリにあったり苦労していますが、パッフィー達と合流するまで(OVAはサルトビに助けられるまで)どうにか生き長らえていたという時点で、サバイバル能力は十分にあると思います。 毒草やキノコで腹を下して七転八倒することはあっても、致死量を口にしてしまうことは絶対にない。そういう強運の持ち主(主人公補正とも言う)。 それでも、サルトビに「毒キノコの識別は熟練者でも難しい」と説教をくらってからは何でもかんでも口にしないように気をつけている……が、解毒の奇跡の使えるイズミが居る時はちょっと冒険してみたり(そして、ギリギリ治療可能なものにしか当たらないミラクル)。 一人旅でのたんぱく質補給は、水場がある時は魚。それが無理なら爬虫類か両生類を探し、鳥や獣は最後の手段。大食らいのアデューと言えども、一人で大きい獣を処理するのは大変(捌けないことはないが、町まで皮を持ち運ぶ際の最低限の防腐処理などが難しい)でしょう。 殺生する覚悟はありますが、子供を守りながら移動している草食動物の群れを見ると、狩りをする気はなくなってしまうんじゃないかな。その代わり、主人公キャラの人徳で「肉食動物から助けたら、お礼に木の実を集めてきてくれたよ!」といったほのぼのイベントが発生したり。 肉食動物に遭遇しても、基本的には気絶させたり追い払うだけ。この世界の大型生物って哺乳類じゃなくても知性高そうなので、お互い空きっ腹で遭遇しても殴り合う内に友情が芽生えて食べる気が失せそう……。やむを得ずトドメを刺した場合は敬意を払って丁重に埋葬します。責任を持って死骸を有効活用するのとどちらが正しいのかは判断が分かれると思いますが、アデューは倒した獣の牙を剥ぎ取って換金したりしないイメージ。 TV版は義父が海の男なので魚関係の知識は豊富じゃないかと予想。 小さい魚は豪快に串焼きにするのが楽だし好きだけれど、パッフィーが一緒の時は食べ易いようにウロコやエラ、内臓の処理はしっかりやります。アデューはやれば出来る子。 嫌いな食べ物はタマネギ(公式設定)。 ファンタジー世界の宿で出てくる料理って、照り焼き肉にタマネギの炒め物が添えられているイメージが強いんですが、大丈夫なんでしょうか? TV版序盤だと、サルトビの皿にポイポイ投げ込んでは投げ返されて、イズミに行儀が悪いとお説教されてそう。それでも懲りずに繰り返して大喧嘩して食堂追い出されたり。 基本の四人+一匹の仲だと、どうしても食べられない食材はなんだかんだ見逃してくれそうでもあるので、旅の途中からはサルトビとハグハグに押し付けても当たり前のように処理してくれるかも。そんなある日にアデューが体調崩して、「もしかしなくても、タマネギ食べさせてなかったのが原因では?」とサルパフイズハグの家族会議に。 パフ「わたくしにも苦手な食べ物があるので強く注意できなくて……」 イズミ「他には好き嫌いが無いので栄養は十分取れていると思って……」 サル&ハグ「正直、そこまで面倒見切れねぇと思ってた」「ハグハグ」 以降は、サルトビがタマネギに近い(見た目がタマネギっぽくないだけで分類的には親戚な)野草で栄養補助ドリンク作ってくれるように。サルトビさんのデレ度が高くなると、蜂蜜やわざわざペースト状にした木の実なんかを混ぜて普通に美味しく飲みやすい味に調えてくれるよ! やったね! グラチェスが加入すると、タマネギの味と食感を出来るだけ消した超凝った料理を振る舞ってくれるようになって一件落着。味や食感が多少マシでも感情的には食べたくないんだけれど、あまりにも手が込んでるので申し訳なくてお残し出来ません。 アデュ「これならサルトビの雑草汁を飲まされる方がマシだったなあ……」 サル「雑草汁じゃねえ。秘伝の滋養食だ」 最終話以降の外食だと、基本のメンバーにタマネギ押し付けると食べてはくれるけどお小言もセットだったり後でサルトビ特製雑草汁やグラチェス特製タマネギ料理フルコースの刑が待っているので、何も事情を知らないガルデンの皿にタマネギをポイポイ放り込むように。ガルデンがよくわからないままホイホイ食べてあげてたら、サルトビにバレてお説教くらう。 いつになく真剣な様子のサルトビに「ちょっといいか……?」と切り出されて、これは過去について踏み込んだ話をしたいという事かと襟元を正したら、アデューの好き嫌いに関する話題でズッコケるガルデン様。 (2017/10/13 ネタ帳から格納) |