リクエスト:ドアノブに腕くくりつけたサンジとろっとろにしてだめ、まて、って喘いでる上に跨る襲い受ゾロ(だいぶサンジが喘いでます)






ほらンな声出しちゃダメだろ聞こえちまうぜ。お、いますっげえ締まったなァ。なにおめえやっぱ我慢すんの好きなんだ?違う?そうかよ。でもほらここ……な、わかんだろひくひくしてんの。いつもよりもっとやらしくなってんの。こんなひでえ音立てちまってよ。何の音だよこれ。ぬるっぬるじゃねえか。腰だってさっきから勝手に動いちまってんだろひくひくって。なあゾロ、聞いてるか、マジでお前のケツたまんね信じらんねえくれえとろとろになっちまってて俺のこといっぱいしゃぶりてえってもっともっとおって感じでやらしくて、さ……ああ、なんだよ、またイッちまったのか?



がん、と思いきり引き倒されたのだ。あまりに急だったうえゾロは完全に殺気を消していたから、いきなり視界がひっくり返ったときはなにが起こったかわからなかった。
そのままシャツを掴まれずりずりとすごい勢いで引きずられる。まるきり荷物かなんかみてえにだ。床との摩擦で尻が発火しそうに熱くなったほどだった。ちぎるような勢いで抜かれたベルトとネクタイ使ってきゅっと手首縛られてドアノブに吊るされる。ずいぶんと、手際がいい。抵抗しようと思えばもちろんできたけれど、あんまり急な事態に呆気に取られるほうが勝ってしまった。
「……なんだよこれ!」
尋ねたがゾロはこっちを見ずに、黙ったまましゅるりと腕の手拭いを解いた。それから俺の唇の前ですっと一本まっすぐ指を立てる。大声を出すな。そういうことらしい。ドア一枚隔てた向こうからはなにやってんのか知らねえが仲間たちの朗らかな笑い声が聞こえる。まだ昼よりは朝に近い午前中の、片づけが終わったばっかのここに近づく奴はほとんどいねえ。それでも、たしかに、大声で騒げばすぐ聞きつけられちまうだろう。
それからゾロは俺の口に黒い布を噛ませて後ろで結んだ。おもむろにずるん、と下着ごとボトムずりおろされたときようやくなにされるかわかった。オイ、と言おうとしたが猿轡のせいでふぉい、ってくぐもった声しか出やしねえ。まだおとなしくうなだれてるそれをゾロはかさっとしたてのひらで包んでむにむにと揉むように握る。何度か、されただけですぐに勃ってきちまうのは、物理的な刺激に弱ェ男のサガでどうしようもねえだろう。
どういうつもりだ。言えねえかわり、むーむー唸って抗議してるとゾロが目の前でゆっくり笑った。あ、これ、ヤベえときの顔だ、ってすぐわかる。ほらこいつよくすんだろ?挑むみてえな、さも楽しそうなさ。片方あがった唇が耳元に近づいて、熱い息で皮膚撫でるようにしてこう言った。
騒ぐなよ、イイ子にしてりゃ、たんと可愛がってやる。
「――ん、んむ、っ、ッ、んぅ」
肌蹴たシャツに顔突っ込むみてえにしてゾロは俺の体に舌と唇を這わせた。胸とか腹とか臍とか果ては脇の下まで、でろでろに舐められて力抜けちまったあとねっとりちんこしゃぶるもんだから俺は悶えた。鼻から、ひっきりなしに声が漏れる。甘ったれたみてえな、自分じゃねえみてえなそれにぼうっとする。まったく遠慮なくじゅうじゅう吸われちまって下のほうは漏らしたみてえにびしょびしょだ。膝下で溜まってる服のせいでロクに開くこともできねえ、股のあたりがゾロの唾液と俺の先走りとで光ってる。
丸い緑頭、さわりてえ、って思うが腕を動かせばがちゃ、と思いのほか大きな音がして動けなくなった。カリの下、敏感なとこ、気持ちよくてたまんねえくびれた、とこ、つんと尖った舌使って皮のあいだに捻じ込むみてえにぐるってやられた瞬間イきそうになって、そしたらゾロはすぐ口離して根元をぎゅって握りやがった。
目の前にちかちか散った。火花だ。真っ赤に腫れあがったのがゾロの手の中でびくびく痙攣してる。鷲掴まれたうなぎとかなんかそんな生き物みてえ、って思う。先っぽからとろっと漏れた水を三つの指先で拭って、ゾロはその指を俺に見せつけながら一本ずつしゃぶった。茹でた蟹でも食べたあとを思わせる。ひどく満足そうに、でもどっかまだまだ足らねえぞって顔で。しょっぺえ、って低い声で言う。
「ハ、てめえの……すげえ色になってんな」
「ん、んんンっ」
「なあ、お前も――」
我慢すんの好きみてえだな?
耳の穴に舌挿れてずぼずぼってしながらゾロが囁く。ちょっとだけ収まったそこ、しぶきが飛ぶくれえずるずるにしごかれてん、ん、んーー!って俺は顎あげて鳴いちまう。なに出てんだよこれションベンか。ゾロが雄くせえ声で笑った。俺は、はあはあ夏の日向の犬じみた荒い息しながら震えてた。よだれがやたら出るせいで口の周りに布が貼りついてべたべたして気持ち悪ィ。ああこれ、こいつあれだ、あんときのしかえしだってようやくわかった。もしくはおしおき、か。ちょっと前の話。あんまりご無沙汰なもんでついみんなが寝てる男部屋でヤッちまったとき、こいつが俺の声で責められんのにめちゃくちゃ弱ェって知ってていろいろと。
ゾロは俺の濡れた顎とか首とかときどきべろって舐めながら、さっきの指使って自分で慣らしてった。俺は自分の胸郭が大きく膨らんだり縮まったりすんのを自覚しながらただそれを眺めるしかねえ。ぐじゅ、ってときどき音がしてる。ゾロは低く喘いでる。立ち膝になった股のあいだから覗く指がぐにぐに動いてて俺の喉はごくん、と派手に鳴った。
こんな、されて、さんざ我慢したあげくあそこに突っ込んだらどうなっちまうのか。やわらかくてとろけてて熱くて最高にやらしい極上の肉だ。まあ俺のメシでできてんだけど。胸のあいだを浮いた汗の粒が合わさってすうっと流れ落ちていく。さわってねえゾロのちんこはぎんぎんに勃ってて、先っぽに丸く水滴が浮いて、それがときどきとろっと細い糸引いては俺の脚に垂れてった。
後ろに回った指が、広げる動きしてんのがわかる。ゾロはずっと俺を見てた。ゾロのこと息荒げてガン見してる俺のことを息荒げてじっと見てた。それから手拭いを顎まで乱暴に引きおろすと、でろでろになった口ん中に舌突っ込んでもっとでろでろにする。
絡ませた舌を噛まれてぐっと引っ張られた。唾液がだらだら零れてひゅうひゅう、って息ばっかアホみてえに漏れる。熱い。気持ちいい。早く挿れてえけど挿れんのなんか怖ェ気もすんのなんてはじめてだ。ゾロが俺の竿握ってひくひくしてるそこにぬるって押しあてたとき、待て、って言おうとしてまだ舌噛まれてっからちゃんと喋れねえでひゃれ、って間抜けな発音しかできなかった。
それがおかしかったのか、ふ、とゾロが笑う気配がする。うなじをぞりりと撫であげた手はそのまま下におりて俺の胸掴んで揉んだあと乳首きゅって捩じるみてえにして摘まんだ。くりくりされる。びくんびくん、とあからさまに震えちまう。あ、ダメ、だ。こんなんダメだってなんかに目覚めちまいそうだ。
「ひゃ、ひゃっ、れ、ん、んん、ら、らめ、ら、ぁ、あ」
そんな俺の制止をこうなったゾロが聞くわけもねえ。そのまま、めちゃくちゃ熱いとこにぬるぬるって容赦なく包まれていく。ひゃら、こ、え、こえれ、る、ろろ、ろ、ろ、って俺はそうとしか音を紡がねえ耳塞ぎてえような舌ったらずな抗議をした。やばい気持ちいい。イく。すげえこんなんすぐイくイッちまう。ぎゅぎゅっと粘膜でしぼられた瞬間にたっぷり中で弾けた。見事に全部ぶちまけた。ようやく舌を離された、と思ったら今度はてのひらで強く口を覆われる。でもたしかにそうじゃねえとダメだった。俺イッてんのにゾロがまだ動いてんだ。声、漏れてとまんなくてゾロ、ゾロ、って声必死で抑えて何度呼んだかわかんねえ。
ゾロ、あ、あ、あ、きもちいい、ゾロ、ゾロゾロゾロ!
「かわいい声だすじゃ、ねえ、か」
「あ、ァ、ゾロ、な、な、って、ほどけよこれ、ほど、」
「このま、ま、だせよ……好きなだけ」
俺はほとんど動けねえから、ぐじゅぐじゅ音立てて腰使いながらゾロが言う。ときどき歯ァ食いしばって震えてると思って見たらいつのまにか白いの噴きだしてた。イきながらケツ振ってる。俺の腰掴んで強く押しつけた両手に太ェ血管が浮いて震えてた。コック、コック、って小せえけど必死な声で繰り返してそのたび中がうねる。さっき出したばっかなのにもうヤベえこいつん中エロすぎる。ふうううううって唸りながらまたすぐにぶちまけた。きっとみっともねえくらいとろけてんだろう、俺の顔をゾロはやっぱすっげえ見ててそんときにぼんやり思い出した。
そもそもあのとき、俺のボンクに忍び込んで来たのはこいつのほうだったはずだ。匂い嗅がせろとかわけわかんねえこと言って。でも、それで済むはずねえことくらいきっとわかってたに違いねえ。まあちょっとばかし盛りあがりすぎてねちねち苛めちまったのは否定しねえけどよ。お前も楽しんでた、だろ。知ってんだ。ほんとに嫌がることなんざやらねえし。その証拠に、ゾロは狭苦しい場所でお互いロクに動けもしねえのに声我慢したままよだれだらだらこぼしてケツだけで三回もイッた。
そこまで考えてからはっとする。
これって、もしかして、おしおきでもなんでもねえんじゃねえの?
「よかったかよ、変態め」
ずるるう、って引き抜きながら俺の頬軽くはたいてゾロが言う。赤らんだ顔も体も汗にまみれてた。ケツとちんこから白いのぼたぼた垂らしてる。俺とゾロの。あーあ。めまいがした。そのまま、わがもの顔で顎掴んで唇吸ってくる。
「てめえこそ相当だろ」
「かもな」
「あー……ほんっとやべえのにずっぽりハマっちまったなァ……」
ドアに頭すりつけて俺は天井を仰いだ。ふん、と満足そうに笑うゾロの声がする。それから、そろそろ腕解けよ、って言ったらてめえにさわられっとダメだからまだダメだ、なんて平然と言う。バカ。んなこと言うなって。愚息がまた反応しちまうだろ。ああ、ほんともう、こっから一歩も抜けだせそうにねえ。