どうして 『また逢おうね』 そう言ってくれた彼女は此処にいる ぼくが探していた彼女は確かに此処にいる ぼくに笑いかけてくれたあの顔は ぼくの手をとってくれたあの手のひらは ぼくを見てくれたあの瞳は カタチを失って、此処にいる ありがとう きみはぼくにたくさんのものをくれた ありがとう きみはぼくにたくさんのモノをくれた ごめんね そんなきみに何も返せなくて ごめんね そんなきみを庇えなくて どうして なんできみはこんな変わり果てた姿で此処にいるのだろう どうして どうして どうして 「 !」 きみに言いたいことはたくさんあったよ きみに逢って笑い合いたかったよ それも叶わないのなら きみを殺した相手を殺してあげる ぼくを見ていて 高い高い空の上から 空に堕ちたきみを助けてみせる この穢れた大地へ還してみせる 「 」 でもそれでも きみが還ってくる気は全然しないんだ どうして 神様、彼女を、 |