君に掛ける言葉は
もう、当の昔に失ってしまったから

短い言葉




本当はずっと昔に救われていたのに
あの時、泣いてくれてありがとう

ただ、優しいだけの君に甘えた僕は
とても狡いね…



君が全てを知って受け入れてくれていたことを
僕が知っていれば
こんな事にはならなかったのかもしれないけれど



それをあえて望まなかった君は
一体何処まで深い闇を抱えていたの…?
それとも、それを僕が無理矢理それを背負わせていた…?



もう、今は知ることができなくなってしまったことだけれど



ねぇ、まだ聞こえているかな?
僕は
君を




「君の望む通り、殺してあげられた?」



+++



それが唯一、救いとなるなら
僕は笑顔で君を見送ってあげられる




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