● どこまで行っても世界の果てに辿り付く事が出来ず、やがて出発点に戻ってしまうのだ。 ● 僅かな食料と水を手にしてその場所から駆け出し、自分を試すための冒険をした。 ● 壊れかけの玩具は最後まで役に立とうと必死に耳障りな音を立て、崩れていく。 ● その紙には連絡先が明記されていたが、自分はそれを一目見ただけで捨てた。 ● 背負いきれない記憶が消えていくのは容量を制限されたものの最後の足掻きだろうか。 ● ゴミくずをポケットに突っ込んでみればいつの間にか「役立たず」で満たされていた。 ● 故郷の風を思い出しながら夕暮れ時の世界を高みから見下ろす、それはなんて絵画。 ● いつまで経っても結論が出ないその頭は壊れているのか、それとも空白こそが結論か。 ● アナーキーな物語は心をわくわくさせるには充分で、きっと自分はそれを長い間待ってた。 ● 雫が髪の毛の先から零れ落ちていく様を、一人分離れたその場所から見ていた。
【テーマ】長文 静かな孤立
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ミステリアス |