● 血の匂い、掠れた声、乾いた空気――此処は非現実的な戦場なのだ。 ● どこにどこにどこに、ここにここにここに、やがては。 ● 壊滅的な魅力に囚われた人生は何処までいくのだろう。 ● あれに届かない指先から零れる光を掬い上げる術はどこにもなくて。 ● ああぁぁあああ――さようならさようならさようなら。 ● 崩壊を抱き込んだ衝撃、それは抱懐を抱きしめた笑劇。 ● 傷みなどないから、悼む必要もなく、けれど心は痛いと言っている。 ● 綺麗な一瞬も醜い永遠も平凡な一生も神は気紛れでくれるのだ。 ● 月が示したのは活路でも退路でも血路でもないただの道にすぎないが。 ● 足元に罠、首には縄、手先もたわわに実った――「!!」。
【テーマ】崩壊 長文
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狂気 |