孤立症候群的10のお題
● 独りが嫌で、彼に縋った。
 「たすけてください」
● 壊れそうな心を抱きかかえながら、嗤って言った。
 「これはわたしのものだ」
● 皆、分からないふりをして正面を向いた。
 「あいしてるということのなにがわるい」
● 拘束された手足をだらりと垂らして彼は夢見る。
 「ああ、きょうもいちにちがはじまるのか」
● いつもは優しい人の腕が優しくないってどういうこと。
 「ほしいのはこのうでじゃないのに」
● お父さん。貴方の愛は一つだけでしたね。
 「すべてをしるためにはしななければいけない」
● 登場人物が一人二人三人四人五人六人と増えていく。
 「あなたはだれかをぎせいにしていませんか?」
● その愛を成就出来ないと最初から運命として決まっていたなら。
 「こころがうばえないならせめてからだだけでも」
● かみさまがみてる。しにがみがみてる。おやがみてる。
 『Mementomori・汝、死を覚悟せよ』
● 貴方にとってそれがどんな意味を持つのかはまだ分かりませんが。
 「しあわせになれるというならば」


※ 二行で一つのお題です。激長文。元ネタは本館でやってた連載から。

【テーマ】Isolation syndrome ミステリアス

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お題素材配布元:Abandon
- 使用CGI:Yomi-Search Ver4.21 -