バトンです。
好きな人を二人当て嵌めるらしいんだけど……嵌める?(ニヤリ)
それなら、『友雅殿』 と 『泰明殿』 で!(?!)
何故この二人かは読めば判る。
レッツ・他人事回答!(また神子になれなかったらしい)
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【注意】
※このバトンは完全BL仕様です!
※しかも普通のバトン回答じゃないです!
※回答が超絶ヘタレSS(なりきり風味?)になってます!
※苦手な人は引き返そう!
『二股バトン』
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ひとーつ。
辞書を忘れて来ちゃった!!
『友雅殿』 と 『泰明殿』、どっちに借りる?
■友雅殿に…。
「辞書が欲しいのかい?こちらへ取りにおいで」
部屋の奥から手招きをする、彼の人の危険な瞳。
罠だと判っていようとも、己の両脚は自然と彼の人へと歩み寄る。
「相変わらず勉強熱心な事だね。辞書には君の知らぬ事が載っているから便利だけれど……ふふ、こちらの勉学にも励んでみては、どうかな?」
「!!」
強引に腕を引っ張られ、彼の人の膝の上へと転がされたこの身は、背後から力強い両腕に抱き留められた。
「友雅殿、やめ………んっ、あぁっ!」
身を固く覆っていた更衣は簡単に解かれ、冷たい指が胸元で遊ぶ。
「…っ……友雅殿っ!」
乱される、更衣
乱される、息
乱される、欲…
「こんなに固くしていては、平穏ではいられまい?」
欲に溺れる者など嫌っていたはずなのに、今や聞き苦しい程の声を己が発している。
「ふっ……そこは、触らな…で、あ…んぁっ…」
乱される悦びを、貴方が教えてくれた
「私の上で存分に学ぶといい、可愛い鷹通」
悦楽とは
「やあっ!!」
解毒することの出来ない、甘い毒なのだと…。
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ふたーつ。
宿題やって来てない!!
『友雅殿』 と 『泰明殿』、どっちに写させて貰う?
■友雅殿に……。
「鷹通、続きを…」
とても気の進まない作業を机に向かって黙々と進める。
気の進まない作業…それは、【恋文】 を綴る事。しかも、他人のための恋文を代筆するという…
事の起こりは、『私の休暇三日間と橘少将殿の恋文を交換』などという何とも解せぬ取引が治部省の上司と友雅殿の間で交わされた。
「鷹通、今から言うから綴りなさい」
私が書き写すことで始まった、この恋文代筆作業…
でも…
「……が、褥の上で踊り跳ね、揺れる貴女の乱れ髪に…」
「…………」
「鷹通、手が止まっているよ」
「友雅殿、いつも…姫君や女房たちにこんな恋文を書いているのですか?」
恥ずかしい内容の恋文、聞くにも書くにも耐えない。
こんな……
貴方の口から吐かれたら勘違いしてしまう。この言葉が誰に向けられているのかを…。
「鷹通も私の恋文が欲しいのかな?」
「結構です」
「そうだろうね。鷹通は文よりも別のモノを欲するから…ふふ、早く終えたらシテあげるよ」
「友雅殿っ!」
声を荒げてみるも、己の顔が熱を帯びているのが分かる。
この熱が身体の中心へ集まる、それが時間の問題なのも、分かっている。
「君への恋はその身に綴るよ。一生ね」
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みっつー。
週末に 『友雅殿』 と 『泰明殿』 からデートのお誘い。どっちに行く?
■友雅…殿と…。
「今宵は月が綺麗だねぇ、鷹通」
「そうですね」
雲ひとつない、冬の空。
少し寒いけれど月見酒を…と、誘われるがままに友雅殿の屋敷へ参じ、酒を酌み交わすこと一刻。
空も、庭も、心も、穏やかで静かなひととき。
それが…
「鷹通、どうかしたかい?」
「いいえ…」
何故こんなにも辛いのか、何故こんなにも悲しいのか…私の心の蔵はキリキリと軋む。
「鷹通、身体が震えているね」
軋みに呼応するかのように、身体の震えも止まらない。
「寒い…だけです…」
決して寒い訳では無い。
「ではその震え、収めねばならないねぇ」
これは、とても醜い感情…
「友雅…殿…」
『抱いて欲しい』
貴方の温かく力強いその両腕に、震えるこの身を投げ出してしまいたい。
貴方の肌に触れぬ逢瀬など、もう耐える事など出来ない。
「………っ」
心の蔵が、キリキリと叫んでいる。
お願いです…
『肢体ヲ裂イテ、私ヲ壊シテ…』
「鷹通」
静まる鼓動。
「………おいで…」
たった一声で止んでしまう、この雑音。
なんと恥知らずな我が身だろうか。
そして恥知らずな肉体は、望む肌へと打ち解ける。熱に溶ける氷のように…それが、自然な事のように…。
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よっつー。
ぎゅってして貰うなら、『友雅殿』 と 『泰明殿』 どっち?
■そういえば、泰明殿は…?
「鷹通、答えは?」
「友雅殿、抱き着かないでくださ…」
「泰明殿ならば、数日前から北山へ篭られているよ」
「………。」
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いつつー。
耳元で愛を囁いて貰うなら、『友雅殿』 と 『泰明殿』 どっち?
■……これは、選択の余地が無いのでは…。
「耳元で囁くだけでよいのかな?」
「離れて…ください……」
耳元に掛かる友雅殿の吐息が、熱い…
「愛してる」
「……っ!」
一言でこんな……………犯罪だ。
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むっつ−。
『友雅殿』 と 『泰明殿』、どっちに本命チョコあげる?
■友雅殿に…(もう諦めた)
「この 【ちょこ】 とは、神子殿の世界の菓子だそうです」
「それは判っているよ。それで?」
「…………」
「無言で突き出されては情緒が無いではないか、鷹通」
しかし、神子殿に教わった通りに言うなど、恥ずかしくて…
「鷹通」
狡い。
瞬きもせず、視線を逸らさず、甘い声で名前を呼ぶなんて
「と……友雅殿…」
卑怯だ。
「わ…私を………嫁にしてくださいっ!!!」(大間違い)
「ふふ、いいよ」(大間違いなのは知っている)
この 【ちょこ】 とは、結納品の一種なのでしょうか?
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ななつー。
結婚するなら 『友雅殿』 と 『泰明殿』?
■結婚は…しません。
「そのような事を言っては藤原家を継げぬではないか。どこぞの高位の姫君でも迎えて…」
「…帰ります。友雅殿はどこぞの姫君と一緒になられたらいい」
「おや、そのように恐い顔をしては、折角の美人が台無しだよ」
姫を迎えて所帯を持つなど、当然の事。
なのに…
「ふふ、嫉妬とは可愛いねぇ」
反論の余地など無い。
これは、嫉妬だ。
「…………」
友雅殿に言われる事が、こんなにも辛いだなんて…
「鷹通、君に見合いの話が舞い込んだと聞いてね、つい、苛めたくなってしまってね…」
「………っ」
「泣かないでおくれ。君に泣かれると抱き締めたくなる…」
「抱いて…ください…っ」
我ながら馬鹿な事を口走ったと思えども、もう止まらない。
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やっつー。
結局どっちが好きなのさ?
■………泰明殿が…。
「つれない事を…身体を重ねて言う言葉がそれとは、悲しいねぇ。私の事は嫌いかい?」
「………から…」
「鷹通?」
「友雅…殿は……違います…」
違う。
友雅殿は誰とも比べる事など出来ぬ
唯一無二の、存在。
「愛して…ますから…」
最愛の人。
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さいごー。
板挟みで悩ませたいあの人に回して!
■あの…どなたかおやりになりますか?
「鷹通、そんなにヤりたいのかい?ご所望ならばいくらでも…」
「え?友雅殿…違います!離してくださ……ぅわっ!」
「神子殿、バトンとやらはこちらで打ち止めとする故、この後はごゆるりと寛ぐといい。では私達は失礼するよ」
「担がないでくださ………友雅どのぉ…っ!!」
※鷹通、強制連行されたため、バトン終了。
さり気なくお話は繋がって最後にまとまった!…と勝手に思い込み。自己完結自己満足!(笑)
二股というより、回答決定済み二択ですね。単なるイチャイチャだvv
長々とお疲れ様でした☆
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