翡翠の寝所の扉が少し開いています。
人影が見えますね。

* * *

おやおや
人の寝所に入り込むのは一体誰かな？
私の生誕を祝いに来てくれたと…？
それは嬉しいね。

シッ…！

神子殿、少し静かに話してくれるかい？
私の白菊が目を覚ましてしまう。
疲れているようだから
あと一刻ほど眠らせてあげたいのでね。

おや、もう帰ってしまうのかい？
ではまた後程、楽しい語らいをするとしよう。

祝いの言の葉、有難く頂戴するよ。

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