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ルビー×サファイア

エロパロ4の259

作者コメント
「一応時間軸としては4章終了後です。
 でも二人はすでに肉体関係を持ってます。

まとめ注
・ルビー×サファイア。甘。中。

続き

「止まんねー…」
ぼたぼたと落ちる雫を眺めながら、サファイアがぼやく。
昨日から勢いを増した雨足は治まる事を知らず、豊かなホウエンの植物達に容赦なく降り注ぐ。

「仕方ないじゃないか、梅雨なんだから」
そんな彼女に、飲み物を持ってきた少年が声をかけた。彼の名前はルビー。
ホウエンで行われたポケモンコンテストに彗星のごとく現れて悉く優勝を?っ攫い、一躍時の人となった少年だ。

先程から雨を眺めていた少女も、実はホウエン地方のジム制覇を驚きの速さで成し遂げたなかなかの少女だ。
しかし、そうは言っても彼も彼女もまだ幼い。
現に、サファイアときたら秘密基地の中を落ち着かない様子でうろついている。

「だって、昨日も雨、その前も雨とよ?!全然外で遊べないったい!」
「それが梅雨というものさ。こんな日に外に出ても汚れるだけだし」
サファイアが「汚れる」という科白に反応し、キッとルビーの方をにらみつけ何か言おうとした瞬間にルビーは付け足した。
「もっとも僕は、君と一緒にいられるこの雨に感謝しているけどね」

…申し遅れた。
この二人は実は属に言う「恋人同士」というやつなのである。

その証拠にサファイアは顔を耳まで真っ赤に染め、「な、何言ってるたい!!」とかもごもご言っている。
そんな様子を見て当のルビーはニコニコと「可愛いなぁ」と笑っている。
バカップル万歳。

そして、顔を真っ赤に染めるサファイアの所に、ルビーがおもむろに近寄った。
「な…何ね?」
サファイアは自分を真っ直ぐに見つめるルビーにどぎまぎしながらも、彼の顔を見る。
その表情がたまらなくなって、ルビーはサファイアと唇を合わせた。
「ん…んむぅ?!」
恋人同士とは言え、サファイアはルビーと違ってその手の知識が殆ど無かった。だから未だに、かなりの場数を踏んでいるはずのキスだけで初心な反応をしてしまう。
その反応がルビーを煽る事を、サファイアは知らない。
「ん…んふ…」
ルビーの舌はとっくに口内への侵入を許し、サファイアの口内を蹂躙する。
飲みきれない唾液が、サファイアの口端から一筋の線となって垂れた。

そして、ルビーは口を放した。二人の舌の間に、銀の橋が掛った。
呼吸の整わないサファイアが、少々涙目になりながら、ルビーを睨む。
「い…いきなり何するったい!」
「あれ、分かんないかなぁ?」
ルビーは悪びれる様子もなく、サファイアに笑いかける。
それはもう、極上の笑顔で。

「そんな可愛い顔しといて、僕が引き下がると思ってるの?僕は君の事が大好きなんだよ?だから、さ」

そこから先は、ルビーがサファイアの耳元で囁いた。
それを聞いて、サファイアは顔を真っ赤にして、こくん、と頷いた。

***

「ん…あうっ…」
秘密基地内に、ピチャピチャと水音が立つ。
ルビーがサファイアの胸に顔を埋め、胸を愛撫している。舐められてぬるぬるになった乳首を指で摘まれ、弾かれる度にサファイアは甘い声で鳴いた。
「…もう胸でこんなに感じるんだ…」
感心したように、ルビーが言った。
「い…いや…恥ずかし…」
サファイアはいやいやと首を振る。
「何を恥ずかしがるの?僕は嬉しくて仕方ないのに。さ、バンザイして」
大人しく万歳をしたサファイアから、ルビーは上着と下着を引き抜いた。
そしてついでに、下も剥ぎ取ってしまう。サファイアは一糸纏わぬ姿になってしまった。
「ひゃっ!」
秘部をルビーに撫でられると、それだけでサファイアは嬌声を上げる。
それに気を良くして、ルビーは指を挿入し始めた。

ぐちゅ…ぬちゅ…ちゅぷっ。
ルビーが中で指を動かすと、サファイアの秘部からはどんどん蜜が溢れ出す。
「あん…ひゃう…んんっ!」
「もうびしょびしょだね?凄いよサファイア」
サファイアは朦朧とした目で上を見た。ルビーが蜜で濡れてべっとりとした手を見せる。
あまりの恥ずかしさに、サファイアは意識せず憎まれ口を叩いた。
そう、意識せず。

「あ…あんたのお陰でこうなってしまったとね!好きな人に…こんな事されたらこうならん方がおかしいとよ!」

ぶちっ

その一声で、ルビーの中の何かが、切れた。

ルビーははちきれそうになっている自身を取り出し、一気にサファイアの中に挿入した。
ずぶっ!
「?!ひゃあああん!」
すっかり準備の出来ていた体はルビーをあっさりと受け入れた。そのまま、ルビーはずんずんと中を犯す。
何度も体を繋げているというのに、サファイアの中はいつだって熱くて狭くて、ひどく具合がいい。理性の飛んだ頭で、ルビーはそんな事を考えていた。
「ひゃん!ああっ!る、るびぃ…んんっ!」
ルビーが挿入を繰り返すたび、肉と肉がぶつかり合う水音と、サファイアの嬌声が響く。
ぱちゅん!ずぶずぶっ!ぐじゅぐじゅっ!
「やああっ…ああああん!」
ルビーが空いた手で乳首をこねくり回すと、サファイアの声が一際大きくなった。
「るび…いくっ!いっちゃう!」
サファイアの体内で暴れたぎるルビーの分身が、ぐんと大きさを増した。
「?!ひゃんん!」
それを感じ取ったサファイアが、不覚にも膣を締めた。
「ぐっ…」
どくっ!どくどくっ!ずびゅうううう!
ルビーはサファイアの最奥を突くと、そのまま中で果てた。
「いくっ…いくううううううう!」
ルビーの精液を受けたサファイアもまた、快楽に飲み込まれ果てる。
「やば…収まんないかも」
イッたサファイアの体の中で、ルビーのモノは再び鎌首を擡げた。
敏感になったサファイアの身体を抱きしめ、また律動を開始する。
「ちょっ…やん!あん!」
サファイアの拒絶は、もはや言葉にならなかった。

***

「ん…」
サファイアはゆっくりと目を開ける。さらさらと優しい感触。
ここは…秘密基地内のベットだ。
横には、ルビーがいた。サファイアの髪を優しく撫でている。
「起きたね」
ルビーがにっこりと笑いかける。
サファイアはとてつもなく恥ずかしくなって、布団を思いっきり被…ろうとしたが、その前に思いっきりルビーに後ろから抱きすくめられた。
「い…いきなりあんたこげな事!!」
サファイアは大声で怒ったが、ルビーは愛しげに言った。
「サファイア、愛してるよ」
…?!
自分はこの顔に弱い。全くもって弱点を突かれている。こいつには勝てない。
サファイアは諦めて、ルビーのされるがままになっていた。ルビーは気を良くして、サファイアにキスの雨を降らせる。

だが。

「…ん?ルビー、背中に何か当たってr「ごめん、勃っちゃった☆」
そう言えば、二人とも何も身につけていない。
「ちょ、なんでまた勃ってると?!あんだけやっといて、信じられん!!」
「いやー、つい君を見ていると、どうしてもね」

二人はまたいつもの通り言い争いを始めた。
しかし、外の雨足が強くなり嵐になる頃には、争いの声など聞こえず、甘い声が聞こえるだけだったそうな。

おわり