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二章捏造BADEND風

エロパロ4の26~

作者コメント「二章捏造バッドルート。」

まとめ注
 イエロー・ブルー陵辱。ハードにつき注意。
 異常破瓜。鬱展開。
 二章で四天王に負けていたら……?というif展開。
 分岐が提示されていますが、現在片方だけが投下されているため一本のエントリーにまとめました。

続き

…………イエロー達は、四天王に負けた。


イエローとブルーは、ポケモンを全て奪われた上で狭くて薄暗い洞窟に押し込められ
バトルの余波で負った傷の痛みを堪えながら寄り添い合っていた。

(今頃、カントーでは街々が破壊されて、人々が滅ぼされていってるんだろう。
 僕たちの力じゃ足りなかった。守れなかった……)

イエローの頬を、涙が伝った。
隣に居たブルーが、心配そうに片手でイエローの頭を撫でた。
洞窟内には二人のほかに誰もいない。
正義のジムリーダー達やロケット団たち、そしてグリーンやマサキは
別の所に閉じ込められているのだろう。彼らが今どうなっているのかもわからなかった。
そして自分達がどうなってしまうのかも……また、わからなかった。

(これから僕達、どうなるんだろう。やっぱり殺されてしまうんだろうか)

イエローは、隣で壁にもたれているブルーを見た。
四天王との戦いで重傷を負ったらしく、ブルーは蒼白な顔で
目を伏せ腕を押さえている。羽織った白衣の袖部分は赤く染まっていた。
「ブルーさん、怪我の具合は……」
「……平気よ」
 ブルーは気丈に笑った。
「イエローだって、腕、折れてるんじゃないの……大丈夫、なの」
「僕はピーすけにギブスをしてもらったから、これくらい何ともありません。
 ブルーさんの方が、痛そうで……。僕の力、人間にも使えたらよかったのに」
「……ふふ。そんな事思わなくていいのよ。これくらい本当に平気なんだから。
 でも、こんなに怪我して、痕残ったらどうするのよ、ねえ……?
 全く、四天王の奴らときたら、女にも手加減しないなんて最低……くっ」
「! ブルーさん、頭も怪我してるんですか?」
「ええ。……自分のうっかりさが嫌になるわ。
 名案でも思いついてさっさと脱出したいけど……考えようにも頭が痛んで……」
「じ、じゃあ喋っちゃダメですよ! 僕も話しかけないようにしますから!」
「い、いいのよ……。イエローは喋ってて。
 声を聞いてると、ちょっと安心するから」
自分の怪我も痛んだが、それより流血もしているブルーの方が心配だった。
(早く手当てを受けないと、命にかかわるかもしれない……)

「フェフェフェ。気分はどうかい」
「!」

視線を洞窟の入口に向けると、小柄な老婆が入ってくる所だった。
「あなたは……誰?」
「おや、そういえば直接顔をあわせた事はなかったねえ。
 私はキクコ、四天王の一人さ」
「四天王……!」
身構える二人を、キクコは品定めするようにじろじろ見た。

「それにしてもまあ、ボロボロにされたもんだねえ。
 四天王にたてつくからこうなるのさ。いいザマだよ……フェフェフェ」
二人に睨みつけられながら、それを意に介したふうもなくキクコは高笑いした。
「まあ、せいぜい怯えるといいさ。
 それにしても、そっちのトレーナーは随分つらそうじゃないかえ。
 よほどカンナに痛めつけられたとみえるよ」
ブルーは怪我した腕を庇うようにしながら、キクコを毅然と睨みつける。
しかしよく見るとその顔は蒼白で、脂汗がうっすらと浮いていた。
「……アタシ達を、どうするつもり?」
「そうだねえ。計画のジャマをしてくれたアンタとそっちの女は、
 まず生かしてはおかないだろうね」

キクコは暗い笑いを浮かべながら、音もなく近づいてくる。
「! ブルーさんに何かしたら……」
「邪魔だよ!」
キクコはいきなり杖を振り上げ、僕めがけて振り下ろしました。
「う、うわあっ!」
イエローが目を瞑ると同時に、びりっ、と布の裂ける音。

「……おや、やっぱり女の子だったね。乳臭い体だこと」
よく見るとキクコの杖の石突きは針のようになっていて、それでイエローの衣服を切り裂いたようだった。
キクコはその尖った切っ先を、肌蹴たイエローの素肌に軽く押し当てた。
「ふむ……胸も幼稚、ここも用を為せるか疑問だけれども……
 まあ問題ないか、時と経験が解決してくれるさねえ」
ほとんど膨らみのない胸の上あたりを触れるか触れないかの力加減でなぞっていき、
臍の下あたりでぴたりと止めた。

「いい話があるのさ。
 とある条件をのんでくれるんなら、あんた達のこと、殺しはしないよ」

「条件……?」
イエローとブルーの声が重なる。

「どうせ、ろくでもない条件なんでしょうね。
 この期に及んで「自分たちの仲間に入れ」とか。で、断ったらレッドと同じ末路」
「フェフェフェ。なかなかに聡いねえ、そっちの娘は。
 でも違うよ」
「なら、その条件ってなによ……」
ブルーの問いに、キクコは傍らのアーボックをあやしながら噛んで含めるように語りだす。
「これからカントーはポケモンの楽天地になる予定さ。新世界に適した、一握りの優秀な人間を残してね。
 でも、そうなるとちょっと問題があってね……。
 アタシじゃちょいと年がいきすぎてるし、カンナに頼もうかと思ったんだがねえ。
 この期に及んで、嫌だって言って聞かなくて。若いコって困ったもんだよ、我儘ばかり一人前さ。
 そこで、仕方ないけれどできればアンタたちに手伝ってほしいのさ」
「だから何を……っ」
辛そうに頭を押さえてよろめいたブルーを支え、イエローが言葉を継いだ。
「何をさせるつもりなんだ!
 人や街を滅ぼす四天王の片棒を担ぐ仕事なんか、絶対にしない!」

話が見えてこなくて、イエローは虚勢を張って噛み付く。
キクコはその様子を見てさもおかしそうに笑った。
「フェッフェッフェ! 早とちりするんじゃないよ。
 滅ぼすどころか、そのまったく逆の仕事さ」
敗北者を見下す嫌な雰囲気を纏わせたまま、いやに優しさを装って二人に近付く。

「単刀直入に言うとね、あんたらに繁殖の手伝いをしてほしいのさ」

繁殖。
その言葉の意味を取りかね、少女ふたりはきょとんとした。

「あの、……ポケモンの世話をする人手が足りないんですか?」
イエローがおそるおそる問う。
「フェフェ、フェフェフェ! 面白い受け答えをするねえ!
 繁殖ってポケモンのじゃないよ、人間のさ!」
「……どういう意味?」
「簡単さ。
 新しい世界には、優秀なトレーナーを少しだけ残すって聞いただろう。
 しかし、今生きているトレーナーには寿命がある。せいぜいが百年ももたないだろう。
 ……その後、ポケモンたちの世界の秩序を守るのは誰になる?
 人間でなきゃとれないバランスのさじ加減ってものもあるのさ。
 だから、残した人間のうちで子供をつくって命をリレーし、未来にも人間を残していかなきゃならない。

 幸い、ここには上玉の素質持ちのオンナが揃っている。
 マサラ出身の優秀なトレーナー。ポケモンリーグ“三位”の実力だったかね?
 そして、トキワの森の力を持つトレーナー。
 ポケモンのための新世界には、そういう種を残したいものさ。

 まあ、ワタルに限っては完全に人間を根絶やしにしてしまうつもりらしいけれど、
 それは色々まずいからねえ。フェフェ」


イエローはまだ意味がよく分からない、という顔をしている。
「え、えっと……」
「ネンネっぽいアンタにはわからないだろうね。
 そっちの娘はわかった顔してるけど」
ブルーは奥歯を噛みしめ、忌々しそうにキクコを睨みつけた。
「ええ、何となく解ったわ……つまり男の相手をして、子供を産み増やせってことね。
 ヒトの種を残すための産む機械になれ、と」
「そうさ、その通りさ。やっぱりアンタは聡いね」
どこか嬉しそうにキクコは頷いた。

「? あ、あの……それって普通のことみたいですけど。どうしてそれが条件に?」
 まだよく分かってなさそうなイエローを、ブルーはそっと後ろにかばう。
「……誰の子を産むとか、そういうのって自分で好きになった相手とすることよ。
 誰かに強制されて子供を産むなんて、絶対にごめんよ。答えはノー。
 アタシだけじゃなくてイエローにも、そんなことさせられないわ」

「おや、そんな風に悪く言ってもらっちゃ困るね。
 ……命が惜しくないのかい? 助かりたくはないのかい?」
いやらしく挑発するようなセリフに、イエローは思わず反発する。
「四天王の下についてまで助かろうなんて思ってない! ふざけ……」

「そっちの娘、だいぶ弱ってるみたいじゃないか。
 かなり血を流してるみたいだし、このままじゃ命も危なそうだね。
 このままじゃ死ぬだろうよ」

「……!」
つけこむような脅し文句に、イエローは威勢を収め慄いた。
「イエロー、耳を貸しちゃダメよ……」
そう囁くブルーの声も苦しげで、キクコを前に気力だけで持ち堪えているふうだった。

「なにも二人とも、とは言わないさ。どっちかが協力してくれればいい。
 片方が決断すれば、傷つくのは一人だけですむ。
 そう、一人がすべてを背負うだけで他の全員を助けてやろうって言うんだよ。
 仲間を放っても自分の身がやっぱり可愛いかい……?」

命にかかわりかねない重傷を負っているブルー。
手当ての手段もなく、それを見ているしかできないイエロー。

ヒトの女性としての尊厳を秤にかけられ――――――
やがて、片方が決断したように顔を上げた。

ニア 条件を受け入れる……
  断固として突っぱねる!


>>>>>

ニア 断固として突っぱねる!

>>>>>


…………。


……。

…。

ゆらゆらと僕の体が揺れている。
肌は熱く火照っているのに、心のほうは冷めていた。

あの後、行方不明と思われていたレッドさんが突然現れ、
四天王を倒して僕たちを救出してくれた。
みんなで再会を喜び合い、スオウ島を脱出してカントーに帰った。
それから、3年が過ぎていた。

***

……僕たちが戻った時点で、既にカントーの街々は手遅れだった。
四天王の軍団に蹂躙され、建物も自然も、人の命もほとんどが壊され尽くしていた。
僕たちは絶望しかけたけれど、それでも残っている人々だけでも守ろうと
各地に散り救助に走った。


暴れ回るポケモン軍団をくぐり抜け、何とか駆け付けた僕らを待っていたのは
破壊しつくされた街並みと、すべてを奪われた怒りで暴徒と化した人々の群れだった。


……保護しようと近づいた所を、集団で押さえ込まれて捕まった。
何を言っても誰も聞いてくれないまま、いっぱい殴られたり蹴られたりしたと思う。

一緒に捕まえられたレッドさんやポケモン達は、よってたかって殴り殺された。
僕の目の前で。

飛び散って僕の頬についた血糊と肉片の感触を、まだ忘れられない。
ショックで、悲しくて、怖かった。
でも殴っている人たちもみんな泣いていたから、僕はどうしていいかわからなかった。

家族や恋人、友人を失ったと、家族のように大切にしていたポケモンをやられたと、
大事な家財を失ったと誰もが口々に泣きわめいていて、
「どうしてもっと早く助けに来てくれなかったんだ」と言われて、
僕は反撃ができなかった。

……イエロー達は、四天王に負けた。

だから助けに来るのが間に合わなかった。多くの街と命が失われた。
旅の途中でグリーンや多くの人に言われたように、
イエローがレッドのように強かったなら、
こんな事にはきっとならなかったんだろう……。

***

…………。
……。
…。


「も、もうダメ、助けて……!」
「お腹もお尻もパンパンなのに、ダメよ、ダメぇ……またきちゃう、イクぅ!」

重傷を負いながらもキクコと気丈に向かい合っていたブルーさん。
あの時強気な啖呵を切っていたその口から今ほとばしるのは、
豚の断末魔のような苦しい嬌声だけ。
犬のように首輪で繋がれ、四つん這いにさせられながら
豊かな乳房がゆさゆさと揺れる位の勢いで二穴を突き上げられ続けている。
その表情は苦痛で歪んでいるのか快楽で緩んでいるのか。

「ほら、もっと泣けよ! 面白くないだろ!」
「……ぅ、ああっ……。いたい……」

もっとも、僕も同じような声を日夜となく上げさせられ続けているのだけれど。
同じように荒れすさんだ人々の慰みものとして監禁され、鎖に繋がれているのだけれど。
同じような格好で、同じようにかわるがわるに肉棒を突っ込まれて、
臭い白濁をお腹とお尻、口に流し込まれ続けているのだけれど。

「痛いのか? 痛いじゃねえだろ」
子宮の入口をごりっと突き上げられ、僕は奥歯を噛みしめながら
苦痛混じりの快楽に呻いた。
「き、気持ちいい、です……」
「どこが? イエローのどこが?」
肉棒が僕の中で前後する度、毛が生えてぶくぶくと肥った下腹がお尻に当たってくる。
痛めつけるように感じやすい場所を抉られ、言葉を続けさせられる。
「うぐ……、お、ま……お○んこ、です。
 僕のいやらしい、肉便所ま○こが、気持ちいい、です……」
言わされ慣れた言葉が、勝手に口をついて出る。

「ほら」
別の誰かの亀頭が目の前に突きつけられたと思ったら、ポニーテールの根元を
乱暴につかまれて無理やり口の中にねじ込まれた。
「うぇ……ぐっ……」
(臭い……。きっとこの人、二か月位おちんちん洗ってないんだ……)
肉棒の味と臭いで、どれだけの間相手が風呂に入ってないかが
分かるようになってしまった。

僕の口には大きすぎる肉棒を懸命に頬張り、僕は上目遣いに相手を窺う。
相手は僕に目もくれず、どこか遠い所を見つめるようにして快楽だけを味わっていた。
(……道具と変わらないんだ。人として抱かれていないんだ、僕は……)
熱い粘膜に包まれた肉棒が反応し、大きさを増して余計に口中を圧迫した。
窒息したり口の中を傷つけられたりしないためには、
自分から奉仕してでも早く終わらせてもらうしかない。
包皮の間にたまった垢滓をこそげとるように舌で舐り回しこすりながら、
喉奥まで咥えこんで頬を窄め、唇の輪で強く締め付けて刺激しながら
口全体でぎゅうっと吸い上げて絞りとる。


「うう、出る!」
「っ!?」
あまりにも早く、前触れもなしに口の中で爆ぜられた。
無数の精虫が喉奥や上顎に勢いよくぶつかり、プチプチとした感触を残す。
飲み込む準備もしていない所に喉奥深くぶちまけられ、僕はむせこんだ。

「ぐ……げっ。……けほっ……」
何日どころか何か月も洗ってないような臭い男根からひり出された精液も、
まともな食事も与えられない状況では貴重なタンパク源だ。
口の中の精液をしっかりと全部飲み込む。
床に滴り落ちたぶんの精液も、何も言われなくても舐めとった。

舐めながら、後ろのほうでも中に熱いものが流れ込んでくるのを感じる。
「ふう、出した出した。赤ん坊が精液で溺れるかもな」
出し終えた男の人が足を伸ばしてきてお腹を蹴ろうとした。
僕はあわてて、膨らんだ腹部を腕でかばう。

僕のお腹は、数カ月前から膨らみ始めていた。
今では立派な妊婦のお腹になっている。
それでも、イエローを犯す人々は手加減やいたわりなどしてくれなかった。
(赤ちゃん、だいじょうぶかな……)
この調子で酷使され続けていれば、また産む前に流れてしまうだろう。
父親が誰か分からないけれど、僕の血をひいた子供。
こんな事になっていなければ、きっと幸せに大きくなれたはずの赤ん坊。
昔のイエローと同じように、ポケモンと仲良くなって、一緒に旅に出ていたかもしれない子。

(……子供って、好きな人とつくるものなんだよね……?
 誰かに無理やりされて子供を産むなんて、絶対だめなことなんだよね……?)

隣で喘ぎながら涙を流しているブルーさんを、そっと見た。
自分も泣きたかったけれど、涙が出てこなかった。


そういえば、僕には生理がまだ来ていない。
(最初の卵子で妊娠しちゃったんだろうな、きっと)
この生活がこれからも続くなら、もう一生初潮の血を見る事はないだろう。



いま、カントーは四天王の望んだとおりの世界になった。
人類はほぼ滅び、ポケモンの住処を奪いつつ大きくなった近代の街々は崩壊し、
ポケモンたちが我が物顔に生きている。

もっともそれは彼らの夢見たような理想郷ではなく、地獄そのものに近かったが。

◆POCKET MONSTER Special
Bad END...◆