記事一覧

ネタSS。イイ趣味してるドクターO

エロパロ3の917

作者コメント
「盛り上がるようにネタSS投下。なんでこんなのかいたんだろ・・・」

まとめ注
 ドクターO自重w
 オーキド博士のイメージを大切にしたい人は読んではいけない
 クリスとキクコ登場。

続き

静まり返った、真夜中のオーキド研究所。
普段クリスとオーキド博士がこもっている研究室に、今は誰もいない。
保管されたモンスターボールが時々揺れ僅かな音を出すが、他には何の物音も聞こえない。

だが一方、クリスの寝室では、かすかに音を立て忍び歩く影の存在があった。
影の正体はドクターO。
表ではポケモン最高権威のオーキド博士と呼ばれているが、
裏ではドクターOというもう一つの顔を持つ男だ。

このドクターO、今何をしているのかといえば、想像は容易いだろう。
ニヤニヤしながらタンスに手を突っ込み、クリスの下着を物色しているのだ。
そう、ドクターOには少女趣味な上に下着収集家という秘密があった。
誰にも知られる訳にはいかない秘密の為に、表ではポケモン博士として生きてきた。
秘密のカモフラージュと共に、少女を助手に出来るこの仕事は必須であり、
ドクターOがオーキド博士として生きる所以なのだ。

(…しかし…いまいち物足らんな…)

少女趣味なドクターOだが、実はクリスの下着で満足している訳ではない。
以前助手をしていたナナミという少女が彼のストライクゾーンであったので、
後釜としてやってきたクリスではイマイチ物足らないのだ。

因みにドクターOにとっては12歳の頃のナナミが一番食べごろだったらしい。

(むぅ~…ナナミは頼まんでも下着を売ってくれたのに…なんとか帰ってきてくれないか…)
そう思いながらも物色するのに夢中になるドクターO。
子供っぽい下着しか出てこないが、一枚一枚、匂いをかぎながら頭に被せていく。
この行為は、何十年と研究してきた「物色した下着の使い方」で最も興奮する行為なのだ。
だが次に掴んだものに、思わず手を止める。

(・・・む!? これは・・・)

それはクリスが助手入りしてから使われていなかったスパッツであった。
長年使われていただろうスパッツは、ドクターOの年老いた下半身をもビクン!と興奮させる。
たくさんついている染みや汚れが、ドクターOのハートを打ち抜いたのだ。

(たくさん汗を染み込んだだろうこのスパッツは、いわゆる極上の超レア物・・・。
・・・す、素晴らしい。早速借りて行こう・・・)

ドクターOはこっそりディグダを繰り出す。
ディグダの「あなをほる」によって、下着泥棒の侵入者をでっちあげるのだ。
前回は外にミミロップを設置し、「すりかえ」によって気合の襷と下着をすりかえるという巧妙な手口を使ったが、
自分以外の者が触ったためか興奮が得られず失敗していた。

(よーし、そーっとだ、そーっとだぞ・・・)

しかしその時、ドクターOの頭に老婆の声が響いた。

((フェッフェッフェッ・・・あれからちっとも変わってないねぇ・・・オーキド・・・))

いきなりの事に、ドクターOの体はビクッとした。
こ、この声は・・・!数十年ぶりに聞く声だが、ドクターOは覚えていた。
忘れるはずがない。ポケモンリーグの会場で決別をした、一人の少女のことを。
しかし暗闇の中あたりを見回しても、その声の主は見当たらない。

((無駄だよ・・・今、お前がいる部屋にはあたしの忍ばせたゲンガーがいるだけだ・・・
催眠術を応用してテレパシーを送っている・・・お前の孫の、真似事だがね・・・))

しまった。下着に興奮するあまり、周りの異変にまったく気づいていなかったのだ。
ゲンガーが部屋にいるとき、室温は5度下がるというが、
興奮により体温は跳ね上がっていたので気づきもしなかった。
・・・決して知られてはいけない秘密が今、筒抜けになっている。
もしこれをバラされてしまえば・・・ドクターOに明日はない。
何の意味もないと分かっていながら、下着を被った頭を両手で隠さずにはいられなかった。

((あの時・・・あの時もこうだったねぇオーキド・・・
お前はポケモンリーグの合間に、女性参加者の控え室に忍び込んだ所をあたしに見つかった・・・
その時のお前の言葉・・・あたしは一生忘れしないよ・・・))

ドクターOはゴクリと息を呑んだ。

((女性下着図鑑を作りたい、っていったねぇ・・・
あの時はこの馬鹿男はと思い、通報してやろうと思ったもんだが、証拠がなかった・・・
だが今は・・・分かってるね・・・?))

人生オワタ

ドクターOの築き上げてきた理想郷は今、崩れ去ったのだ。

人生の幕引きを悟ったドクターOは、そっと背後に手を回し、
「樹海で使うように!」と書かれたマスターボールに触れた。
この中には、非常事態に備え大爆発を習得させたマルマインが入っている。
生きて恥を晒すぐらいなら、文字通り美しく散りたいという考えがあった。

(だが・・・せめて・・・せめて・・・最後に一回、このスパッツでスッキリしたかった・・・)

ドクターOは悔しくて涙を流した。
オカズを手にした変態にはそれだけが心残りなのだ。

だが、次に送られてきたテレパシーは想像していたものとは全く違ったものだった。

((・・・いつまでこんな事をやってるんだい・・・
お前には自分を慕ってくれる立派な孫がいるんだろう・・・?))

予想に反する意外なその言葉に、ドクターOは思わずポカンとした。

((お前の真意はどうあれ、お前の孫とポケモン図鑑は最高だったよ・・・
折角ポケモン図鑑の事認めてきてやったのに、
ここで恥さらし者になろうってなら容赦しないよ・・・

・・・今回、今回だけは見逃してやるからさっさといきな・・・))

***

「ん・・・?おお、朝か・・・」

ドクターOが目を覚ました場所は、自分のベッドの上だった。
昨晩の出来事は夢だったのか。
何十年も経って、イキナリあいつが現れるなんてありえないだろう・・・。

・・・と思ったが手にはしっかり下着とあのスパッツが握られていた。

「オホッ、これはたまらんわい」

時計をチラッとみると、まだ早朝の5時。
クリスがおきてくるにはまだ時間がある。
せっかくなのでドクターOタイムは延長しよう。
早速ズボンをおろし、行為に及ぶ。

「いや~一時はどうなるかと思ったが、これだけはやめられんのぅ!」

ドクターOが背後のゲンガーに気づくのは、まだ先のことだった。