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森の中の赤い川

エロパロ3の622

作者コメント
「エロい鬼畜もの
 作中に猟奇表現がありますので、鬼畜・凌辱・猟奇が苦手な
 方は「猟奇」をNGに入れてスルー願います。」

まとめ注
 イエロー陵辱。流血・猟奇・グロ。凄惨な表現が含まれます。
 失禁・異常破瓜・狂気・鬱。
 
続き

ある日、イエローはトキワの森に釣りに行ったまま帰ってこなかった。


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◆ 森の中の赤い川
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ボクがおじさんと会ったのは、トキワの森の中を流れる川のほとりでした。

昨日、明日も来ようと思って地面にさしっ放しにしておいた釣り竿が見当たらなくて 川岸を歩いて行くと、ボクのつりざおを知らないおじさんが使っているのを見つけました。

「あのー、すみません」
「ん?」
振り向いたおじさんは、ボクを見て少し驚いたようでした。
誰だろうこの子、と言わんばかりにじろじろ見てきます。
おじさんに見つめられながら、ボクはその釣り竿が自分のもので、昨日ここに置いて行ってそのままにしていた事を話しました。
おじさんはいい人で、慌てて垂らしていた釣り糸を引き上げて謝りました。
「あっ。誰かが忘れて行ったのかと思って勝手に使っちゃった。
 ごめんね、今返すよ」
「いいですよ。釣りしてる間、貸しますから」
「そうかい。悪いね……釣れたら返すから」

ボクはおじさんの隣に座って、釣りの様子を眺めていました。
おじさんも嫌がる風はなくて、いろいろと話をしてくれました。
やさしそうなおじさんだと思いました。

やがて、おじさんは一匹の魚を見事に釣りあげました。
黄色に輝く鱗をした、細長い大きな魚でした。
綺麗な魚を愛でるように魚籠に収めながら、おじさんは呟きます。

「君のポニーテールみたいな魚だ……はじめて見た。そういえば、君の名前は?」
「イエロー・デ・トキワグローブです。おじさんの名前は?」
「そうか、トキワの子か。おじさんと同じだ。
 釣り竿ありがとう。よかったら、僕の家でご飯を食べていかないかい」

どうしようかなと少し考えたけれど、結局おじさんの言葉に甘えることにしました。


おじさんの作ったお昼ご飯は不思議な味付けでおいしくて、おなかいっぱいになったボクは
ついうとうとと眠ってしまいました。

お腹が冷えたな、と感じてボクは目を覚ましました。
天井と窓が見え、窓の向こうの空は真っ黒です。
もう夜になっていたなんて。と驚いて体を起こそうとしても、起きられません。

頭を動かすと、自分の手足がベッドの端に括りつけられているのが見えました。
同時に、おなかが冷えるわけにも気づきました。
下着一枚だけを身に着け、ボクはベッドの上に横になっていたのです。

「驚いたかい?」
頭上から声がして、目を上に向けるとかろうじて影を感じました。
おじさんでしょうか。
「ごめんね、でも君が小さくて可愛かったから」
訳が分からないまま抱きしめられ、おじさんの手が肌の上を這い廻ります。
「すべすべだ。きめも細かくて。きれいな肌だ」
触ってくる手の汗がぺたぺたと肌に塗りこめられるのが気持ち悪くて、小さく体をよじるとますます強く抱きすくめられました。

混乱しているボクに構わず、おじさんは好き放題をします。

「すごいな、まだ子供なんだ。
 びらびらしてたり、黒ずんでたりしない。きれいだなあ、きれいだなあ」
ボクの脚の間のおしっこをする所にふうふうと息を吹きかたり、舌でなめたり指でこね回したりしながらおじさんは耳元に囁いてきました。
「中にいれてもいいかい?」
ボクの返事を俟たず、男の人らしくない、柔らかい肉厚の指が押し入ってきます。
中を曲げた指でこすられると、何だか痒い所を掻いてもらっているような気持ちよさを感じないでもありません。

「処女膜かな? これ」
ぐいぐいと内側のどこかを押してくるような、曖昧な感触しかないのでよくわかりません。
無造作にその膜を突き破り、乱暴に指の根元までを押し込んできます。
いたい、と体をよじると指がもう一本押し込まれ、傷口をさらに広げるように中で動き出します。
「すぐに気持ち良くなるから大丈夫だよ、女の子はこれで気持ちよくなるんだから」
苦痛に耐えるために体が弓なりに浮き、足の指が丸まってシーツを握りしめます。

「どうし、て、こんなことをするんですか……やめて!」
ボクが抵抗するのに怒ったのか、太い指が中でぐりっと曲げられ、中のやわらかい所に爪をたててきました。
そんな所を触られたこともなかった場所を強く刺激され、異様な感情がせりあがってきます。
歯医者さんに行って、口の中に冷たい金属の道具を突っ込まれて弄りまわされる時に似た、痛みと嫌悪感と不快。
それらがとりどりに心を支配して、怖くて、ますますボクは声を強めて問いました。
どうして、どうしてこんなことするの、と。
するとおじさんは余計に強く爪を立ててきます。

中を強く押され、ボクは我慢しきれずおしっこを漏らしてしまいました。
顔に浴びたおしっこを拭いながら、おじさんは嬉しそうな声をあげます。
「潮を吹いた、気持ちいいんだ」
気持ちよくなんかない――と言う前にまた指が深く入ってきて、執拗に中を引っ掻いて痛めつけます。
まるで、ボクがおじさんに何か言おうとするのを拒むようでした。

おじさんはボクをベッドに縛り付けて動けないようにしました。
体を触ったり、のしかかってきたり、ボクの体を裏返したりして時々痛いこともしました。
でも、食事もちゃんとくれたし、眠るときには毛布をかけてくれました。
ボクがもよおした時も、いやな顔一つせず、かいがいしく世話をしてくれました。

それはまるで、ボクの体を使ってままごと遊びをしているような感じでした。
ただ、それを自分よりずっと年のいったおじさんが興じているのが、異常に思えました。

……ポケモンの気持ちが分からないのは、しかたないと思います。普通の人はそうだと知っています。
でも、このおじさんは同じ人間の気持ちもわからないみたいなのです。
おじさんは気付かないのでしょうか。
ボクが痛がっていたり、嫌がっていることに。
人のいやがることや痛がることをしてはいけないと、誰だって小さい頃に教えてもらうのにこの人は忘れてしまったのでしょうか。それともこうしている事に何か意味があるのでしょうか。

聞いてみました。
「どうして、おじさんはこんな事をするの?」
「嫌かい」
おじさんはボクの顔をじっと見つめ、さも悲しそうな顔をしました。
手はボクのお臍をいじり続けています。
「……はい」
「…………」
おじさんの指が太ももの内側におりてきて、ぎゅっとつねりました。

おじさんはなにも答えてくれませんでした。
ボクが嫌だと言ったことにショックを受けたようで、静かに怒っているようにも見えました。


僕のポケモンは、どうなったんだろう。
ラッちゃんたち、ちゃんとご飯食べさせてもらってるかな。
不思議な味の晩御飯を匙で含まされながら、ボクはそればかりを考えていて、やがて眠りました。



そしてかなり長い時間が経った、と思います。

三週間目くらいまでは日が昇り沈むたびに数えていたのですが、
いつしか窓の外で勝手に過ぎていく日数をかぞえるのもやめてしまいました。

食事を持ってきたあと、おじさんは今日もボクに触ります。
赤ちゃんのようにボクの胸の先を舐めながら、ふと思い出したように おじさんは何かを取り出しました。
「そうそう、これ。イエローちゃんにつけてあげよう。
 可愛い髪飾り、イエローちゃんに似合うよ」

手の影が頭上から去ったあとも、こめかみの横あたりに何かがくっついている感触があります。
可愛い髪飾り?

夜になっておじさんが寝たあと、ボクはがんばってできるだけ体を起こし、窓に自分を映してみました。
ボクの頭に、見慣れた花の飾りがくっついています。
チュチュのものです。
おじさんは、どうしてこれを持ってきたのでしょう。
ガラス越しの闇に映った像に目を凝らすと、髪飾りに何か付着しています。
赤いもの。
血?


――連れてこられたのは、藁の積まれた掘っ建て小屋のような場所だった。
――いやなにおいがする。こわい刃物がたくさん飾ってある。

くるしい。

――丈夫なゴムの紐がチュチュの首に食い込み、絞めていく。
――小さな体が、ぞうきんのように絞られて深い皺を刻んでいく。
――断末魔の声も出せなかった。


たすけて



それは、髪飾りに付着していたチュチュの体液の記憶でした。
意味が分かりませんでした。わかりそうで分かりませんでした。
チュチュがひどい目にあった事はわかったけれど、何故そうなってしまったのかが解らず。
自分がどうしてこうなってしまったかも、同じく解りませんでした。
ただ、助けが来てももう何もかも間に合わないだろうと、それだけ悟りました。

その晩は泣きながら眠りました。

いつもどおり、不思議な味の食事を匙ですくってボクの口に押し込みながら唐突におじさんが言い出しました。

「この食事、おいしいだろう。
 実はイエローちゃんのポケモンをね、一匹ずつしめて、その肉や内臓を使って作ったんだよ」

ボクは震えました。
口は半開きのまま止まり、言うべき言葉が出てきませんでした。

「隠し味には、僕の精液を入れてね。イエローちゃん、おいしそうに食べてたよね」
おじさんは冷たい汗をかいた手で、少しふとったボクのお腹を撫でました。
「イエローちゃんの体は、僕の精液と、ポケモンたちの血と肉でできているんだよ。
 どっちもイエローちゃんの好きなものだよね。うれしいよね」

おじさんは、ボクの顔色が変わっていくのを見て、とても嬉しそうでした。
それは僕の体を触っている時よりうれしそうなほどで、ボクの中にいつも押し込むあれは目の前で茶色から赤紫へと色を変え、先端の、レバーの切れのような部分は盛り上がって割れ目をこちらに向け、根もとの袋は下腹に食い込むほどにボクの目の前でそそり立っていきました。

やがて、その先からぼたぼたと白い粘っこい汁が溢れ出しました。
それはボクのお臍の上に降りかかり、生暖かさを残しながら脇腹を流れ落ちていきます。
おじさんはそれを指で掬い、ボクのお腹や胸、脚の間の割れ目にたっぷり擦りこんでから満足したように出て行きました。



ある日の夕暮れ、ボクの手足の縛めが外されました。

長い間寝かされたきりで衰弱しきった手足では最初よろめいてしまい、
おじさんに支えられながらボクは久しぶりに立ちました。
夕陽に照らされた小屋の中は、胸の中が寒くなるような一面の赤さでした。
それは生まれて初めて見る風景のようにも思え、また最後に見る風景のようでもあると感じました。
ぼんやりとしているボクの肩を抱くようにしながら、おじさんは奥の部屋へとボクを誘います。
一歩踏みしめた床はくろぐろと赤を帯び、水流のように渦巻きうねる木目も赤く染まって、まるで赤い川のようでした。

渦巻く赤い川を歩いて数歩、ボクはおじさんに思いっきり体をぶつけて突き飛ばしました。
隙をついて、自分のポケモンたちを助けに行きたかったのです。

おじさんはバランスを崩し、壁の柱にぶつかりました。
がたん、と重い音がして側に掛っていた大ぶりな刃物がおじさんの頭の上めがけて落ちてきます。
重たい刃が、重たい音を立ててぶつかりました。おじさんの頭が割れました。
目の前で、血がだらだらと大量に流れ始めます。おじさんの手が足がびくびくと変に動き始めます。
おそるおそる近づき、刃物を苦労して引き抜いても、おじさんはもう起き上がりませんでした。
目玉が飛び出して、舌が口からはみ出ています。死んでしまいました。

呆然としながら、真っ赤に濡れた刃物を持ったままのろのろと僕は小屋を出ました。
友達が、せめて生きているようにと祈りながら。

小屋の裏手の、藁の積まれた小さな厩。
そこに全てありました。
剥がれた毛皮、食べられなかった歯や骨、蛆がぬらぬらとのぼる内臓の山。
大量に流れた血は土をぬかるみに変え、赤い沼ができていました。
泣く気力も、悲しむための理性も、もう残っていませんでした。


刃物を引きずり戻ってきた室内は薄暗く、夕暮れの光が赤い水のように満ちていました。



小屋の裏にラッちゃん達はいませんでした。
何が起こって、自分とポケモンたちとおじさんがどうなったのか、わかりません。

「ラッちゃん、ドドすけ、チュチュ、みんな……どこ?」
「もう大丈夫だよ、出てきていいんだよ、ボクも無事だから一緒にかえろう」

小屋の周り、小屋の中で思いつく場所はみんな探しました。
台所も、トイレも、居間も、ベッドも、おじさんの身につけている物も、おじさんの中も探しました。
湯気の立つ内臓をかきわけ、その中に残っていた消化物をよりわけて、見慣れた友達の姿を探しました。
消化管の中に残っていた溶け崩れたものを舌の上に乗せてみたり、こわごわ噛みしめてみました。
ラッちゃんたちの味がするかもしれないと思って味わってみたけれど、ただ生臭いだけでした。

チュチュたちは、いませんでした。
でも、友達を置いては帰れません。

探していない場所はないかと見まわし、自分の下腹の膨らみに目が留まりました。
小さなポケモン一匹くらいは収まっていそうな膨らみです。
ボクは微笑みました。
「ここにいたんだね。今出してあげるから、一緒にうちに帰ろう」


トキワの森の中を、赤い川が流れていた。
……赤い川をたどると、小屋があり、中からはかぼそい赤子の泣き声が聞こえている。
それも夜明け前には途絶えた。


(fin)