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夜伽(シルブル)

エロパロ3の596

作者コメント
 「即興保守投下」

まとめ注
 シルバー・ブルー同衾。エロ前兆。甘。切ない。

続き

その晩はなぜか寝付けず、シルバーは窓の外の闇夜と壁の時計を交互に見つめていた。

ふと、背中に柔らかい温もりが押しつけられるのを感じて体をかたくする。
眠れないの? と囁く優しい声。
「気にしないで、姉さん。もう少ししたら眠れる」
「そう。……昔のように、寝る前にお話でもする?」
繊細で器用な指が、シルバーの気持ちいい所を探り出す。
不快にならない程度にその手つきは優しく、何度も繰り返して撫でられるうちに
互いの肌が感触を覚えあって慣れてくる。もっと欲しいような気持ちになっていく。
「いい。もうそんな年じゃない……」
「じゃあ、こっち?」
ブルーの手がそっと降りる。
「……うん」
シルバーは我慢しきれなくなって寝返りを打ち、布団の中で姉と慕う少女に向き合った。

寝巻のボタンを一つずつはずし、豊かな胸をはだけさせるとそこに顔を埋めた。
舌で膨らみを下から這い上がり、乳嘴にたどりつくと赤子のように含んで吸い始める。
ブルーは、片手でシルバーの頭をあやすように撫で返しながら呟く。
「……シルバーも、いつかはこういうこと、あたし以外ともするようになるのかしら」
「姉さんだけだよ。こういうことは、姉さんにしか、しない。したくない」
ブルーの指が、シルバーの長く伸ばされた髪をすく。
「まだ切らないの?」
答えず、胸を吸う力を強める。
乳房を弄びながら、自分の手の中で重くたゆたう膨らみに向けて問う。
「姉さん、……俺とするのは、いや?」
「そんなことないわ。ただね、」
シルバーを抱きながら、ブルーの表情はさみしそうだった。

「アタシはね、シルバーに幸せになってほしいのよ」