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ルビー×サファイア

エロパロ3の501

作者コメント
 「はいってない」

まとめ注
 ルビー×サファイア。4章終了後。挿入なし、着衣。こすりつけ。ぶっかけ。
 改行位置を大幅に修正。

続き

いつもの秘密基地でサファイアがルビーから手渡されたそれは、一着のドレスだった。
「どうだい?生地には結構質のいいコーデュロイをつかってあるんだ、それで袖のレースは…」
そのドレスがいかに工夫と自身のマニアックさを尽くして作られているかをルビーが一方的に語っているのを聞き流しながら、サファイアはただ呆気にとられて、しかし静かに胸が高鳴るのを感じながら洋服を広げた。
(わぁ…うつくしか)
手触りの良い生地は落ち着いた青色で、ほんのりと光沢がある。裾は黒いレースで縁取ってあり、胸元には同じく黒色のリボンがあしらわれていた。
スカート丈は膝より少し上ぐらいだろう。とても素人の、それも子供が作ったとは思えないほどの出来に、サファイアは素直に感心し、そして少しだけ呆れた。
(こんなきれいなの、あたしにわざわざ作ってくれたなんて、嬉しか…。ほんとはこんな小洒落た服苦手ったい、けど、少しだけ着てみようかな…)
考えているうちに顔が上気してくるのを感じた。
「る、ルビー、ありが
「まあ野蛮な君にはそのドレスがいかにBeautifulかは理解しがたいだろうし第一野生児好みじゃないだろうねまあいらないなら別に受け取ってくれなくても怒らなうぐぁっ」
ルビーが憎まれ口を叩ききるよりも先に、カビゴンドールが宙を舞った。
「…前言撤回ったいね」
「…痛いじゃないか」
なかなかに重く巨大な縫いぐるみの下から這い出て来たルビーは、目の前の女の子の一体どこにこんな怪力があるのかが不思議でならなかった。
「なんだよ、少しからかっただけじゃないか!…まあ少し僕も言い過ぎたかもしれないけど」
「なんね!あたしだってきれいかもんはきれいだって思うし、いいなぁって感じるとよ!そうやね、た、たまにはこんなのを着てみるのも良かかもしれんしね!」
サファイアは急いでドレスとそれが入れられていた紙袋を胸に抱えて、今度はぽつりと早口に言った。
「着させてもらうったい」
反撃の文句を放とうとしていたルビーは面食らって言葉に詰まった。
「着替えるけん外で待っといて」
「あ、あぁ」

(またやっちゃったな…)
照れていたとはいえ言い過ぎてしまったなと、ルビーは後悔しながら秘密基地を出て行こうとした。
互いに無言の時間が流れる中、ルビーは十数歩先の出口を目指した。
出口に着いた時、くるりとサファイアの方を振り返り、言った。
「きっと君に似合うと思う」
追い討ちをかけられたサファイアは今まで以上に顔を赤らめたが、ルビーが同じように上気していたことには気づかなかった。

言うなり足早にルビーは外に出た―――
「あぁそうだ、君それの着方分かる?何なら僕が着せてあげ、」
―――ように思われたがすぐにまた中を覗きこみ、言った。今度は木の小椅子が耳の横をかすめた。

(似合う、とは言ったもののなあ…)
実際あのドレスは彼女に似合うだろう、そのために色々と計算しつくして作ったものだ。しかしそれは正しい着方があってこそだ。ルビーの脳裏には、文字どおり服と絡み合うサファイアの姿があった。
70日間の冒険を終え、2人はしばらくフィールドワークやコンテストへの挑戦も休むことにし、普段は家や秘密基地で過ごすようになった。

そんな中でサファイアは少しだけ女の子らしくなったように思える。髪からはたまにほんのりと石鹸の香りがするようになった。
(それに僕の前で葉っぱの服を着ることも無くなったし…)
性格やたまに見せる仕草なんかも女の子らしい時があるんだよな、などとは思いながらも、着慣れていないドレスだ。やはり心配である。
頭の中であれこれと考え込んでいるのを余所に、サファイアの声がした。
「着替え終わったとよー」
一抹の不安を抱きながら秘密基地に再び入ったルビーは、すぐにそんな考えを捨てざるを得なかった。
(...Beautiful)

うつむき気味のサファイアが、ドレスをきちんと纏って立っていた。髪もなんとなく綺麗にまとめられている。
「ご丁寧にこんなのまで入れてくれとったみたいやね」
白いストッキングに包まれた細い脚が差し出された。
「小さか頃はこういう服も良く着とったし、髪も自分で整えとったしね。体で覚えたことは忘れんたい」
そっぽを向きながらぽつりとそうつぶやき、恥ずかしいけれども言わなければと思い、言う。
「ありがと」

シンプルで大人っぽいデザインのドレスは普段と違う彼女の姿を作り出していた 。想像以上に、似合っている。ストラップの下には鎖骨が白く浮かび上がっていた。露出された肩や腕、ストッキングを纏った脚が細い。その姿に、ルビーは頭が揺れるような、理性が飛ぶ感覚を覚えた。そして、
「それにしてもあんたがあたしにドレスば作ってくれるとは思わんかったたい、 こげん服ば着るのはほんと久し、っぅあ!?」
ルビーはサファイアを押し倒した。

「なっななんねっ!?」
「うん、思った通り君に似合ってたからさ、僕も嬉しくて仕方ないんだよね」
(…あたしは怖くて仕方なかよ)
にっこりと笑うルビーに、サファイアは本気で身の危険を感じた。じたばたする
自分を押さえつける力は予想外に強い。
血の気が引いた。
「ちょっとルビー、どげんこつ!?」
「どういうことも何も君が可愛いすぎるのがいけないんだよ、うん。だからお仕置きにかかろうとしてるんだけど何か?あ、もちろん性的な意味で」
眼鏡を取り出しながら淡々と、そして堂々と言い放たれた。
「意味がわから、ひぁ!」
首筋を撫でられる感覚にぞくりとした。レンズ越しの紅い瞳が細められるのを、見た。
サファイアは諦め半分に抗議の言葉を言う。
「こんなことってなか!考えられんったい」
「そうかい?全然ありだと思うよ。ていうか君、顔赤いよ?それに声も震えてるし。ねえ、なんで?」
真っ黒な笑みを浮かべながら意地の悪い質問を容赦なくぶつける。サファイアの 蒼いきれいな瞳が動揺したように動くのを見るのは愉しい。
「うぅ、そげんこつ…んっ!」
言い訳をさせないように、覆い被さった状態のまま肩を抱いて、サファイアの唇 を割り舌を突っ込む。
「ふ、んぅ…っ」
べたりとした熱い感覚が口の中で暴れた。舌で歯列をなぞり、歯茎を撫でる。くちゅくちゅと唾液の混ざり合う音が響く。抵抗するようにサファイアが胸元をひっかいて来たので、より深く舌を捻り込んで行為を続ける。どちらのものともつかない唾液が、小さく声を漏らすサファイアの顎を伝った。
ちゅぱっという音とともにルビーは顔を上げた。互いに息が荒くなっている。
「…ルビーのばかちん」
「ん、それはどうも」
潤んだ目で言われてもなあ、とルビーは思う。吐息で曇ってしまった眼鏡を軽く拭い、次の作業に取り掛かることにした。
「ちょ、やぁ!」
スカートを捲り上げ、サファイアの足首を掴み、脚を広げさせる。
「あ、やっぱり君、下着着てなかったんだね」
「う、うるさか!」
サファイアは思わず顔を手で覆った。恥ずかしさが込み上げる。
白いストッキングの下には、下着に隠されていない性器の筋がはっきりと見えた 。
「まったく、普段はスパッツだからって穿かないのはだめだって言ってるじゃないか」
「だ、だって、んひぁッ!?」
痺れるような刺激にびくりと体が跳ねた。ストッキング越しにルビーがサファイアの性器を擦りはじめた。
「んっやあっるび、やめ、あぁ!」
すでに汗で湿り気を帯びていたそこが、一層潤いを増す。布が透け、肌の色をはっきりと浮かび上がらせた。尻の割れ目を指でなぞり、肉を揉みしだく。
「あ、ねえ見てみてよ。ほら」
ルビーの指と指の間には、サファイアの愛液が細い糸となって光っていた。
「君だってけっこうノリ気じゃないか、さんざん暴れてたくせに」
眉をひそめて言うと、途端にサファイアの体から力が抜けた。
「…降参ったいね」
涙目で、息も絶えだえにサファイアは言った。諦めが半分と、認めてしまうのは悔しいが期待も半分込めた。
それを合図にルビーは三たび笑みを浮かべると、ストッキングを剥ぎとった。湿っていて脱がしにくいので、びりびりと裂く。サファイアが小さく声を上げるのを聞いた。
二人とも汗だくになっていた。もう秋だとは言え残暑はまだそれなりに厳しいし、窓が無い秘密基地には熱がこもりがちである。耐えがたいそれに、ルビーは帽子を脱いだ。むっとした汗の匂いを感じる。髪を伝った汗が落ち、サファイアのドレスに染みを作った。
暑さにわずかに残っていた理性も崩され、ルビーはズボンのファスナーを下ろし、自らの性器だけを露出させた。すでにいきり立っているそれを目にし、サファイアは思わずあぁとかうぅとか意味の無い言葉で小さくうめきながら、顔を真っ赤にして目を反らした。
「あんまり見ないでよ、恥ずかしいから」
「恥ずかしさの欠片も無さげに言われても説得力がなかよ!だ、第一見たいとか思わなか!!」
「はいはい…っと。ん」
「っひゃ」

ルビーがドレス越しに胸をきつく掴んだ。同時にサファイアの性器に自身のそれを擦りつける。胸への愛撫と、性器への先ほどとは違う布越しではないダイレクトな刺激に、サファイアは一際大きく喘いだ。
「あ、ぇあ、っやあん!」
「うっわ、ぬるぬるしてるな…っく」
体液が溢れたサファイアの性器の上を、サファイアの形をはっきりと感じながらルビーの男根が滑る。微妙な凹凸がそれを刺激し、びくつきながらより硬くなるのを感じた。体液に粘っこく包まれる感覚に頬が緩んだ。
同時に胸も揉みしだく。大きくはないが年相応に柔らかなそれは、やはり下着をつけてはいない。乳首を指でつまみ、引っ張る。布一枚を挟んでいるとはいえ強い刺激に、サファイアの体は素直にびくびくと震えた。胸と性器とを同時に責め立てられ、何も考えられなくなりそうだった。再びキスを与えられ、その感覚はさらに脳へと込み上がった。
熱気と、吐息や水音と、汗と体液が混じりあった匂いに頭がぼうっとする。五感を自らフルに責め立て、夢中になる。
「んむっ、ちゅ、んぁ」
「ん、くぁっ…!」
キスをしたままでは呼吸困難になりそうなほどにサファイアは喘いだ。自らも無意識に快感をもとめ、腰を動かしているのには気付いていない。
唇を離し、じっとりと汗に髪を濡らしたルビーの顔には、もう余裕の色は無かった。

「イっちゃえ」

きゅっと乳首をつねり、一層激しく性器をねぶりつけた。
「ぁっやあッひあああああ!!」
「うぁっ…!!」
電流のような快感が脚の間から脳天まで一直線に走り、サファイアの体が大きく跳ねた。ルビーが濃く白濁した精液をほとばしらせ、青いドレスを汚した。目の前が白くなるような気がした後、絶頂に達した。

程なくして、秘密基地にはいつもの風景が戻ってきていた。二人とも普段と同じ恰好で、傍にはボールから出されたポケモン達がいる。珍しくもないよくある風景だ。床をごろごろと転がりまわるサファイア以外は。
「あー、うああー」
真似しているつもりなのだろうか、その側でPOPOもころころと転がり始めた。
「さっきから何がしたいんだい?地面の気持ちになってみようっての?」
「だ、だって(恥ずかしかやし、それに)ドレスば汚してしまったとよ?」
「服なら何度でも作ってあげるさ、そして何度でも脱がす。ていうか、気に入ってくれてたんだ、あれ」
さりげなく大変なことを言われたような気がしたが、サファイアはあえて聞き流して頷いた。
「嬉しかったたい」
転がるのをやめ、POPOをつかまえて撫でながら言う。
「そう言ってもらえたらこっちも嬉しいよ」
少しはにかんでルビーが応えた。その様子を見たサファイアは、やっぱりこいつには勝てないなと思う。
「次、どげんなのば作ってくれると?」
自然に浮いた笑みでルビーに問う。
「うーん、そうだな。いや次は服作りじゃ終わらせないぞ、そうだ、子づ」

次の瞬間、今度はルビーが宙を舞って、天井にワンバウンドし床に叩きつけられていた。