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レグリレ

801スレ1の133~

作者コメント無し

まとめ注
 801スレからの収録です。男性同士の行為に嫌悪感を
 お持ちの方は閲覧なさらないようお願いします。
 レッド×グリーン、リバあり。器具・中

続き

『これより、セキエイ高原絶倫リーグ!今大会の優勝者を決める一戦です!!』
司会のアナウンスが場内ににぎやかに響いた。
コロシアムの両側から、レッドとグリーンが衣服を脱ぎ棄てながら階段を昇る。
二人の手には小さなバッグ。それぞれ、その中をごそごそとかきまわし、何かを取り出す。
(二人がそれぞれ玩具を選んだ!一回目に何を出すんや?)
マサキが客席から固唾をのんで見守る。
『決勝戦!!レディ…』
レッドとグリーンは、唯一身につけている下着を脱ぎ、上へ投げ上げる。

「パンツが地についたときが、」
大会経験者で決勝戦を辞退したオーキドも、懐かしそうに客席からその光景を眺める。

『試合開始(ファイト)!』

 ***

アナウンスとともに、裸の二人がお互いに飛びかかる。
先に相手を押し倒したのはグリーンだった。
「グリーンが上に!」
「アカン!レッドの圧倒的不利っ!」
思わず声を上げるブルーとマサキ。場内に緊張が走る。

「フッ オレが最初から積極的に攻めるはずがないと予想してたのだろうが…、
 あてがはずれたなレッド!」
「くっ!」
のしかかるグリーンの腕から逃れようとレッドは身を捩じらせてもがく。
だが、上から全体重をかけてくるグリーンの力にかなうはずもなく。
「逃がすか!」
グリーンはレッドの腰を抱えあげ、自由を奪う。
そして手にしたローターをレッドの後孔にあてがった。
「もらったあ!!」
その時、不意にレッドの脚がグリーンを捕らえ、持ち上げる。
そのまま腰の上へ持って行き、グリーンを座らせる形でいきり立った自身を挿入した。
「アッー!…”き…じょうい”?」
「狙っていたぜ!!下から騎乗位にもっていく体勢!
 フットワークがにぶくなったところで…、ピストン運動!」
「ち!!……ちょ、あ…っうん!あぁっ!は、はぁっ、や、やめ…ぅあああんっ!」
レッドの激しい腰使いにたちまちグリーンは最初の絶頂を迎えた。
レッドの方も同時にグリーンの中に精を放った。互いに疲れがみえる。

「休むなや、レッド!」
客席からマサキが声援を送る。
「…わかってるって!それ!交代だ!!」
グリーンから自身を引き抜く。そして、バッグの中から玩具を選んだ。
「アナルバイブ!」
男性自身の形をした野太いソレを、先ほどの余韻で白い粘液を流しながらひくつくグリーンの蕾に当てる。
「”で…ん…げ…ん…、オン…」
「させるかっ!」
バイブを持った手を紙一重のところで足ではねのけるグリーン。
「くそっ もういっちょう!」
再びバイブを挿入しようと試みるレッドに、グリーンは起き上がって組みついた。
体を密着させて抱き合いながら二人は相手を倒そうと押し合う。
ぐぐ ぐぐぐ… ギシ ギシギシ
「こりゃあすごい試合になってきたな…。」
「フフフ。」
客席がざわつく。

「第2ラウンドは小道具なし!真っ向からのぶつかりあいといこうぜ、レッド!」
「……。」
目と目を見合わせ、想いを交わす二人。どちらが優勢とも言えない、膠着状態が続く。
『す…すごい!すごい押し合いです!』
司会者も思わず言葉を失っている。
やがて、少しずつグリーンがレッドを後ろへ倒していく。
「アカン!レッドが得意の押し合いで逆に押されとる!」
「あの体が持ち上がっていくぞ!!」
「もがいてもムダだぜ。オレの両腕と両足でお前の手足を同時に封じる!
 さらに…、敵に回転を加えて…、」
グリーンは自分の下のレッドの腰を掴み、半回転させる。
互いの足と頭が向き合う体勢になった。
「これは…。」
「”シックスナイン”!」
グリーン自身をレッドの口に押し付け、自らも目の前のレッドのモノを咥えて巧みな舌使いで攻める。
「計算された作戦!!そして圧倒的な舌技!!こらもう最強やないか!」
「このまま果てろ!」
「…むぐっ……。ん…っ、んんっ、うわあ!」
たまりかねてレッドはグリーンの口の中に欲望を放った。グリーンはそれを喉を鳴らして飲み込む。
「…レッド、先ほどおまえに犯されたことでおまえが負った疲労が、オレに勝利をあたえそうだな。」
「くっ。」
「そろそろとどめの一撃といくか。」
(状況は不利や。どうする?レッド。)
「……。」
無言で横たわるレッド。しかしその目に宿る光にマサキは気づいた。
「イヤ…、レッドのあの目。何か思いついたときの目や!」
ピキ…
レッドの自身が再びその存在を誇張し始める。
(あれは……防御の技。”かたくなる”!レッドはムスコをかたくしておいて、相手の次の攻撃を誘ってるんやな!)

「いくぜ!」
グリーンが臨戦体勢に入る。
「”てこきチョーップ!”」
「おお」「これで決まりか!!」
客席は早くも見切りをつけるが、レッドは心の中で秘かにガッツポーズをする。
(よし!誘いにのってきた!)
「ええでぇ!ライバルはんはレッドの作戦に気付いとらん!
 かたくなったレッドのムスコに手を振りおろせば、2本の腕のうち、まずは1本にダメージをあたえられる!」
ピキキキキキキキキ
レッドのソレは尋常ではない硬度を誇る。その自慢の剣で、ここまでの予選を勝ち進んできた。
先端はまるで研ぎ澄まされた刀のようにそそり立ち、グリーンの手を突き破るかのように見えた。
「フフ…。ジュニアをかたくしているな、レッド。」
「!」
「そんなことは…、とっくに気づいているぜ!」
「!」「!?」「ム!!」
振り下ろした手でとっさにレッドの足首を掴み、自分の肩の上に乗せる。
そうして露わになったレッドの秘部に勢いよくグリーンが入り込んでくる。
「アッー!しまった!」
「読まれとった!…狙っとったのはレッドのムスコやなく、穴のほうやったんか!」
「オレの腰使いでイき果てろ!」
「ひぐっ!あああ!ゃあああああんっ!グ、グリー、んっ、やっ…はぁっ、はあああん!」
「…オレを今までのような男だと思うなよ、レッド。」
「ウーム、グリーン、成長したな。戦いの中で発揮したあの機転。
 今まで計算ずくのプレイしかしなかったおまえが状況に応じて攻め方を変えた!
 レッドとともにヤり合ってきた中で、レッドの本能的な機転を吸収しとる!」
オーキドは孫の変化を満足した様子で見守る。
『レ、レッド選手が中に入れられてしまいました!グリーン選手、すばらしいかえし技です!
 これでレッド選手は足腰が立たなく…。』

「ん?な…なんやこの音。」
ギュウウウウウウ
「!…っ、何!?……っふ、う…ああ!」
グリーンの顔に焦りが見える。
「イっけえええええ!”からみつく”!そして”すいとる”!」
レッドは自分の中のグリーンを緩急をつけて締め上げる。グリーンの方に先に限界が来た。
「ん…くそ!も……出るっ!」
耐え切れずにグリーンはレッドの中に欲望を吐き出す。それをレッドはこれでもかというほど吸い取った。
「はあ…はあ…へへっ、中に入れられたら締めつける力を利用するまでさ!
 グリーン!おまえこそ今までのオレと思うなよ!!」
(ホウ…裏をかかれても快楽に溺れずに冷静に戦況を観察したか!
 相手の良い所を吸収しているのはグリーンだけではなかった…。
 グリーンはレッドの機転を、レッドはグリーンの冷静さをそれぞれ学び我が物としている。)

「さあ!次いくぜレッド!」
「ナインテールキャッツ!あのときグリーンと取り合ったやつ!
 よおーっし!ここはもう一度オレの誘い受け攻撃で…! おっといけね。
 オレの体は1ラウンドヤりあった後だもんな。まだパワーが残ってるなんて過信しちゃダメだ!
 実力以上に思いあがる奴は自滅する…だろ!グリーン。」
かつてグリーンに言われた言葉を唱えれば、グリーンも微笑みながらそれに応える。
「ハンデのある相手を攻めても楽しくないぜ。はやく次の道具を出せよ、レッド。」
「フフフ。盗みあったのは、たがいのテクニックだけではないようじゃな。
 たがいの良い所を吸収しあい、性感帯も知り尽くした二人!」
『まさに…!一進一退の攻防とはこの事です!両者一歩も!一歩もゆずりません!』

会場の盛り上がりは最高潮を迎える。その少し離れたところで、二人のプレイを冷静に観察する4人の人間がいた。
「フフッ、ねえ、シバ。どっちが受けのほうが萌えると思う?」
「……。」
メガネをかけた女が筋骨隆々のガチムチ男に問うが、男は無言で闘技場を見つめる。
「無愛想な人!」
「フェフェフェフェ。」
機嫌を損ねるメガネの女と怪しく笑う老婆。そこへ赤いマントの男が口を開く。
「見ろ。赤い方の少年が攻撃に入るようだぞ!!……もちろん性的な意味で」

レッドが無言で道具を手に取った。
「(む…くるか!)ナインテールキャッツ!レッドの残りのアイテムの中で…
 この、SMグッズである鞭に対して出してくるであろう物は…。おそらく!同じSMグッズである手錠か麻縄!
 こないのかレッド。ならばこちらから行くぞ!」
グリーンが鞭を振り上げ走ってくる。本当は彼は鞭で打たれる方が専門なのだが、この際つべこべ言ってはいられない。
「うおおおお!いけっ!ぬるぬるローション!」
レッドの秘蔵のローションが闘技場内に撒き散らされる。
「ム!攻め具ではなくローションとは!足場がぬるつかせてオレを転ばそう…と考えたか?
 だが!この道具の前では足場もヌルヌルも関係ないっ!
 開脚足枷!この道具は奴隷の動きを封じて、抵抗できずに脚を開いたまま固定される!!」
グリーンはいつもは自分がはめられている足枷を泣く泣くレッドにはめ、固定された脚の間に顔をうずめてレッドの竿や秘孔を攻め立てる。
「はぁ、はぁっ、はぁっ……うっ、うあ…!」
バシャア!!グリーンの顔に白い飛沫がかかる。
『おおっと!たくわえられていた精液が飛び散った!レ…レッド選手、脚を固定されてされるがままです!』
「この道具にかかってはさっきのように騎乗位にもっていく作戦などとれないだろうな。」
顔から滴る白濁液を舌で舐めとりながらグリーンが妖しく微笑む。
「く…くそ!電気あんま!」
「何度こようと同じこと!」
レッドの繰り出した電気あんまをグリーンはぞんざいに投げ捨てる。衝撃で本体が壊れ、火花が散った。
「このSMフィールドの戦いを引きつげるのはやはり、おまえしかいない!」
『グリーン選手!再びローターです。』
「さあ行くぞ!レッド!」
「くっ…!そっちがローターでくるなら…。」
邪魔な足枷を外しながらレッドも道具を選ぶ。
『て…手錠!?』
「う…うそ。」「む…。」
客席のブルーは戸惑うが、オーキドは黙ってなりゆきを見守る。
『再びローターを出したグリーン選手に対抗するかのように、手錠を出したレッド選手!
 どういう選択なんでしょうか?』
ざわざわとまた客席も混乱しだした。マサキも状況を飲み込めず思わす叫ぶ。
「アホが!そんだけヤられとるのに今さらそんなちっこい手錠を出すとはなんちゅうこっちゃ!
 アダルトグッズの使い方がわからん中学生とはちがうんやぞ!」

「フ…レッド。おまえの気持ちわかるぜ。最後は…博士から初めてもらったアダルトグッズ同士で決着をつけたいってことなんだろう?
 おまえらしいが…、詩的な感情と戦いはまた別の話!ローター攻め!」
「手錠プレイ!!」
レッドは無理やりグリーンの手首に手錠をかける。
「手錠をかけて、それで動きを止めるつもりか!そんな拘束しただけではオレは満足しないと…。」
その時突然、会場内に土臭いにおいが漂い始めた。例えるならば、夕立ちの前のにおい――
あたりが薄暗くなり、ゴロゴロという音が聞こえる。
「!! ドーム内なのに雨雲!?」
(雨雲!?…ちがう、雷雲!!)
遠雷のような音を聞いてブルーもこれがただの雨雲ではないことを悟った。
「そうだ、雷雲だ。たしかに手錠によるオレの慣れない拘束プレイじゃおまえは満足しないだろうが、
 蒸発したローションが雨雲に!
 その雨雲が壊れた電気あんまのショートした電流によって雷雲に!
 さらに雷雲から発生する電撃はグリーンの…手錠に落ちる!」
金属製の手錠に空から放たれる電気が誘導され、グリーンの体を電流が駆け抜けた。
「で…電流が快感に!うあああああん!ハァハァ、くっ、ローターで悶絶しろ!」
痺れる電流に耐えながらグリーンもローターや手でレッドの弱い所を攻める。
「これは、先に壊されたローションと電気あんまの力も合わさった合体攻撃だ!!イっけええええ!」

オレの、大切な…、オモチャだ。

ドピュ!ビュルビュルビュル…
二人は同時に射精し、あたりは白煙に包まれた…。

「煙がきれる!」「あ…あれは…。」
煙の切れ間に、ぼんやりとグリーンの姿が浮かぶ。
『!! 勝者!グリーン選……!?』
グリーンはがくりとひざをつき、気を失った。
もう一つの影がゆらりと煙の中から立ち上がる。
『イヤ!勝者は…、レッド選手です!!』
「グリーン、最後はおまえとヤることができてホント…ヨかった。ありがとう…。」
気絶した親友に語りかけると、レッドも静かに瞼を閉じた…

おわり