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絶倫リーグ準決勝

エロパロ3の27~

作者コメント
「下の注意事項を読んでダメそうな人はNG指定を頼む。

 ○バカエロです。バカみたいにエロいんじゃなくて、
  バカバカしくてエロ、みたいな。
 ○レッドとグリーンもバカエロ時空にやられてます。
 ○第39話のイメージを大事にしたい人は読まない方がいい。

 で、これが一番重要な注意なんだが
  <<ドクターOを後ろから責めるシーンを含みます>> 」
 

まとめ注
 801スレに投下された第40話パロを元に、39話をパロった作品
 オーキド×ブルー、あるいは逆。器具。オーキドをバック責め。

続き

 本選会場――
 満員の客席のざわめきの中で、レッドはため息をついていた。
「はぁ」
「元気だしや、レッド」
 見かねたマサキが声をかける。
「ライバルはんと決勝でけへんで残念やったけど、しゃーないやないか」
 本選第一試合を控えたリングには、既にふたりの選手が姿を現している。
 ひとりはブルー。黒いネグリジェだけを身につけ、対戦相手に挑発的なポーズを見せつけている。試合に臨む気合いは充分、といったところか。
「Bブロックの代表って……」
「けったいやなあ。ドクターOとかいうとるで」
 壮年をこえると思しき男性だ。日々の鍛錬を感じさせる引き締まった肉体にきりりと褌を締めている。それだけならば試合のルール上おかしなところは少しもないのだが。
「ヘンな人……」
 レッドがそういうのも無理はない。顔にも、細くよじった褌を幾重にも巻き付けている。こぶしを握りしめて立つ姿から感じられるものだけではない、異様な迫力があった。客席のそこかしこからひそひそと声が上がっている。
 その空気を払拭するように、レフェリーがわざとらしく咳払いをした。
「始まるで、レッド」
 リング上のふたりが自分の最後の着衣に手をかける。互いに、自分の足元の小振りなバッグに目を走らせた。
 緊張感がみなぎる。
『試合開始』
 ゴングが打ち鳴らされ、ネグリジェと褌がリング上に脱ぎ去られた。
 ふたりはほぼ同時にバッグに手を伸ばし、それぞれに最初の道具を選び出す。

 ドクターOの手には細身の、頼りないといっていいほどのスリムなバイブ。
 そしてブルーの手には。
 客席が戸惑いをはらんだざわめきに包まれる。
「おい、あの子……」
「大事な試合にいちごローターなんか出したぞ」
 そう、ブルーが選び取ったのは、いちごを模した、それこそおもちゃのような道具だった。
 レッドの目が鋭く戦況を分析する。
(ブルーがかわいらしい道具を選んだのはきっと作戦だ。相手を油断させるいつもの戦法……)
 ローターを構えたブルーがじりじりと間合いを整える。足取りにあわせて胸のふくらみが小刻みに揺れた。
 応えるようにドクターのバイブが先端を少女に向ける。
(でも、相手のあの細いのって……)
 張りつめた空気の中、ブルーが口を開いた。腰に手を当て、扇情的に胸を張る。薄桃色の先端がツンと宙をさした。
「オジさまぁ~。アタシがいくらカヨワイ少女だからって……そんな細いのはないんじゃない? 仮にも絶倫リーグ準決勝よ?」
 ドクターは沈黙で返した。顔の褌すらぴくりとも動かない。壮年の持ち物とも思えない逸物も、ただ雄々しく立っているだけだ。
 ブルーが跳んだ。
「いいわ、本気出しちゃうから!」
 空中のブルーの手が素早く動き、ひとつしかなかったはずのローターが瞬時に三つに増え、同時に振動を始める。
「トライ、アタック!」
 三つのいちごと、そこから伸びる細いケーブルがドクターの雄根に巻き付いた!
 ブブブブブブブブ……。
「ホホ♪ アタシは予選をすべて一撃昇天で勝っているのよ、オ・ジ・サ・マ♪」
 勝利を確信したブルーが婉然と笑う。だが、ドクターもまた、褌を歪めて笑みを返した。
「“みだれづき”!」
 気合一閃。ドクターは目の前のブルーをちゃぶ台でも返すかのように押し倒し、猛烈な勢いで豊かなふたつのふくらみにむしゃぶりついた。
「ン……っ、ああっ、ん……っく」
 少女の口から鼻にかかった吐息が漏れる。
「ちょっ、……んあ、……う、ン、ズルい、こんなのずるい……あっ」
 止まらない猛攻にブルーは“うたう”ように喘いだ。
 スピーカーを通して大音量で響く色っぽい声に、観客席で股間を押さえる者が続出する。
「ゲ……ずるいのはお前の声だよ」
 前屈みになりながら、レッドがぼやいた。

 ***

 騒動のさなか、グリーンは冷静にリングを見つめ続けている。
(いくらいちごローターとはいえ三つまとめて、しかもサオに巻き付いているのにまるで“こうかがない”みたいだ。どういうことだ……?)
 ブルーの肢体には目もくれず、彼女を組み敷いている壮年男の股ぐらを注視する。並のものではなし得ない観察の結果、グリーンはあることに気付いた。
「……ローターが……届いていない」
 いつの間に仕込んだものか。ドクターの肉棒には、最初に取り出したバイブが添え木のように寄りそっていた。ローターのコードは本物と偽物、両の性器一緒に巻き付いていて、いちご部分はすべてバイブに阻まれている。
「細バイブごしに感じさせるには振動が足りないんだ!」
 グリーンの声を受けてレッドが立ち上がる。先に勃ち上がったモノをかばいながら観客をかき分け、リングの最前列に向かった。
 ドクターの予測のつかない口撃に息を弾ませながら、ブルーも自分の“トライアタック”が完全に防がれていることには気付いていた。
(アレを、取らなきゃ……でも……)
 奪われたも同然のいちごローターを取り返し、バイブを外す。それが出来なければ、反撃もままならない。
「え……えいっ! ええ~いっ」
 のしかかられている状況で、手は満足に使えない。ブルーは、脚線美をはしたなく振り回してドクターの体勢を崩しにかかった。振り上げられる両脚の付け根で、少女の秘部はじくじくと熱を高めている。
 ドクターの意識が一瞬そちらに向けられた隙を、ブルーは見逃さなかった。肩を跳ね上げ、半端な位置に留まっていたドクターの頬を打つ。
 なにで? 乳房で。
 やわらかくも質量のある打撃にドクターがのけぞった。ブルーが男の下から這いだし、距離を取る。とっさに小道具のつまったバッグをつかんだのは、さすが、といったところだろう。
 ドクターは泰然とした動きで立ち上がり、逸物を誇示するようにブルーに対して構えた。いちごローターの電源は入ったままで、ブブブブと小刻みな振動を続けている。異様だ。
「バッカ、何やってんだ。直接攻めに行けよ!」
 最前列、ブルーの尻にかぶりつきの位置でレッドが檄を飛ばす。
「ブルー!! はやく!!」
 バッグの中をまさぐりながら、ブルーは低くつぶやいた。
「……れないのよ」
「え!?」
 ぽかんとした顔で尻を見ているレッドにじれるように、ブルーが声を荒らげる。
「触れないの! 持ってもいないのよ、ああいうバイブ!」
「ええ!?」
 腕組みしてやり取りを見守っていたドクターは、無雑作にバッグに手を突っ込み、数々の道具をつかみだした。
 アナルバイブ。
 ディルドー。
 電気マッサージャー。
 そのいずれも、極細といっていいサイズだ。指の間に挟むようにして、ドクターはそれらをブルーに向ける。
「相手が弱そうだと見て油断したのはそっちだったな、ブルー」
 言葉と共に最後に取りだされたものにブルーが息をのんだ。
 彼女の、ただごとでない足と尻の震えに、レッドまでもが動揺を覚える。
「相手は知ってるのか!? ブルーの弱点を!」
 ドクターが最後に取りだしたもの。
 それは、その形状が細い細い鳥のクチバシを連想させる、クスコだった。

 悠々とした足取りでドクターがブルーに近づく。股間のモノどもが振動しながらぶつかり合い、ブブブブかちかちカツンカツンと音を立てた。
 ブルーは身動きが出来ない。
 ドクターは、彼女の眼前でクスコを床に落とした。
「え……」
 目を丸くするブルーを、ドクターのたくましい腕が抱き寄せる。そのまま、耳に口を押し当てるようにして、低くささやく。
「いいかい、ブルー。人をダマしたり物を盗んだりするのは、どんな理由があっても悪いことなんだよ」
 耳に与えられた刺激と言葉、その両方にブルーは身をよじった。
(だ、んっダメなのぉ……、耳……ぃ)
 どちらかというと刺激の方が強いようではあった。
 濡れた瞳で少女がドクターを見つめる。
 顔に巻き付いた褌の下で微笑む目もとには、柔和さを示す笑いじわが刻まれていた。
 ぼうっとした頭で、それでもブルーはいま自分が立っている場所に踏みとどまることを選んだ。
 ここはリングの上だ。
「スキありっ! “カメ縛り”!」
 バッグの中で、彼女は細縄をつかんでいた。しゅるしゅると縄が風を切る音が響く。ブルーは華麗なステップはね回り、ドクターの身体に縄を打った。
 ギシ……ッ。
 出来上がったのは、見事な亀甲縛りの標本だ。鍛え上げられた肉体に縄が食い込む。観客席でグリーンが身を乗り出した。
「やってやろうじゃない! “直接”ってやつ!」
 バッグの中から、ブルーはみずからの切り札を選び出す。
 黒光りするレザー、要所を固める金具は銀色に輝いている。
 雄々しい、たくましいといった形容を鼻で笑うような、グロテスクな男性器のオブジェ。
 それが、二本。レザーベルトの両面から生えている。
 観客席に戸惑いと、先の展開を期待した興奮のどよめきが巻き起こる。
 ブルーは、舌先に唾液を乗せて一本のペニスをなめあげる。その形状と硬さを確かめるように、指と舌とで唾液をまぶした。
 かちゃかちゃと、金具の擦れ合う音が鳴り響く。その音にすら興奮しているように、ブルーの頬は上気している。偽の男根を横ぐわえにしながら、片手を巧みに自分の脚の付け根に伸ばし、秘裂の潤みを確かめた。
「……イくわよ、カメちゃん」
 見た目からは連想しづらい愛称で、ブルーはそれを呼んだ。

 観客席は固唾を呑んでいる。
 ドクターすら、目の前の光景に目を奪われている。
 ブルーは、自分の唾液をたっぷりとまぶした性具を入り口にあてがった。息を止め、一気に、貫く!
「っ、あ、あ、あぁぁああ、は、あっ……んっ!」
 少女の股間に、グロテスクなオブジェ。
 ブルーは震える指で金具を留め、装着を完了させた。
「“ペニスバンド”……っ!」
 白い指が、新たに得た器官をいとおしむように撫でる。
「細いのに触れないからって、ナメないでね! ちょっと変則だけど……」
 ブルーは、ドクターに背後から迫った。狙うは一カ所。息を整え、ブルーはドクターの腰をつかむ。褌の下のドクターの表情は、何者にもうかがい知れない。
 観客席では、後列にいたはずのグリーンが、いつの間にかレッドと肩を並べている。
「これがあたしの直接攻撃よ!」
 ズ、ズズズズズズ、ズっ。
 後背位。いわゆるバック。
「ぬ、ぬ……う、……ぬううう」
 ドクターの低いうめきが場に満ちる。
 ……ズン。
 少女による、遥か年上の男に対する反撃……いや、制裁が始まった。
 腰をひとつ突き入れるたび、苦しげな声が響き、ブルーの胸が揺れる。揺れるふくらみの先端では、これ以上固くはならないというほど張りつめ、赤く熟した実が震えている。
「ぬう、うう」
「あ、ああ、ん。ん、ンっ」
 絡み合う部位から湿った音が鳴るたび、両者の口からすりつぶされた快感が声になって漏れた。
 腰の刺激に集中していられなくなったように、ブルーは上体を倒し、広い背中に胸を押しつける。先端をこすりつけるように、小刻みに身体を揺する。
「つい、でに……っん、んン……、スッピンさらしちゃ、お、おね?」
 ブルーの手がドクターの顔にかかる。そうするためには、さらに深く腰を入れねばならない。熱に浮かされるように、ブルーの手指が素顔を暴きにかかった。腰が跳ねる。指がぶれる。
『背後からの“ペニスバンド”……、強烈な攻撃だ!』
 リングアナウンサーが、しばらくぶりで仕事を思い出した。マイクを握る手にも力がこもる。
『ド、ドクターOの顔を隠している褌が……』
 ついに素顔を暴かれようとしている、まさにその瞬間。
 ドクターはニヤリと笑った。
「……オウムという鳥は相手のいった言葉をそのまま返す鳥だ」
 ブルーの顔に怪訝な表情が浮かぶ。
「ワシはオウムではないが、いまの状況なら技で同じことが出来るぞ」
 突かれるに任せているように見えていた腰が、ゆらりと上がった。ブルーが、絡み合った部位を起点に持ち上げられる。足をばたつかせて抵抗することは、彼女にとっても自分を追いつめることになる。何も出来ない。
 ドクターが吠えた。
「“オウムがえしっ”!!」
 猛然と。ドクターの腰が縦横無尽に暴れ回る。
「反撃や! オッサン、ペニバンをくわえ込んだまま揺さぶっとるで!」
 ペニスバンドは、ブルーに刺さった疑似ペニスに直結している。
「っ! ああっ! あ、んんんっ、だめっ、だめえええっ」
 暴れ腰に跳ね上げられ、ブルーが宙でのけぞるように嬌声をまき散らす。身体の各所が小刻みにけいれんしていた。
「あ……イッて、る……?」
 激しい攻防の結末を、レッドはそう見た。
 ドクターが一度ブルーを背負いなおし、改めてふたりをつなぎ止めていた器具を抜く。
 ズル……ずず、ず……。
 深く差し込まれ、液にまみれてテラテラと光るそれをドクターは投げ捨てた。リングに倒れたままのブルーを見下ろし、一歩踏み出す。激しい行為の末、まだひとつだけ残っていたいちごローターが、ついにほどけた。
 巻き付けられていた最初のバイブもまた、落下する。ちょうどそこに、先ほど捨てられたクスコがあった。どうした加減か、ぶつかったクスコが高く跳ね上がり、ブルーの眼前に、落ちた。
「あ……」
 意識を飛ばしていたブルーの目に光が戻る。だがそれは、ひどく怯えた色の光だった。
「や……、こ、こないで――!」
 疲労しきった身体を丸く縮こまらせ、ブルーはまぎれもない恐怖に震えていた。
「どうしたんだ、あの子?」
 観客がざわつく。ドクターはクスコを拾い上げ、悲しげな声で言葉を紡いだ。
「やはりな、鳥が怖いか、ブルー。細身のものに触れないのは、クチバシを思い出させるから。そうだな?」
 ブルーは震えるばかりで答えることも出来ない。
「○年前、マサラから5歳の少女が大きな鳥に連れ去られる事件があった」
 ドクターがとうとうと語る。年齢をぼかす配慮をしている辺り、老練である。
「当時同じ年だった孫がおったから他人事とは思えなくての。ずいぶん捜索にも協力したからいまも姿をよく覚えとる」
 遠い過去を見つめ、ドクターは息をついた。顔の褌に手をかけ、ゆっくりとほどき始める。
「まさかその子が“カメちゃん”を盗みに入って防犯カメラにうつるとは思いもよらなかったがね」
 愛称は彼がつけたものだったらしい。観客席から声が上がる。
「あれは……! ドクターOの正体は……」
「あの人が……」
 褌が、取り去られた。
「オーキド博士!!」
 ドクター、いや、オーキド博士は、孫と同い年の少女の前にひざをつき、手を差し伸べた。
「あんなに怖い思いをしたんじゃ、鳥が苦手になっても無理ないのう、ブルー」
 ブルーの目が、オーキドの身体の一点に釘付けになる。(あれだけ激しくシたのに……まだ、あのまま……)
 ひざの隙間から覗く、逸物は雄々しいままだった。
「くっ……」
 上手くすれば、狙える。彼女の本能が、最後にかける一撃に踏み切らせた。
「えいっ、“てこき”!」
 倒れたままの体勢から、かいくぐるように右手を伸ばす。
(届く……)
 少女の指先が、逸物に触れるよりも、わずかに早く。
「“オウムがえし”!」
 オーキドがブルーの手を握った。そのままぐいと身体を寄せ、張りつめている胸の先端を、きゅっとつまむ。
「く、ンん、ん――ッ」
 つま先をのけぞらせて、ブルーが果てた。
『勝者、ドクターO!』
 レフェリーの宣言に応え、オーキドが大きく腕を振り上げる。割れんばかりの歓声が勝者を讃えた。

 …… end ……