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ポケ擬人化×ルビー

エロパロ2の148~

作者コメントなし

まとめ注
 擬人化ルビーチーム×ルビー。5Pハーレム

続き

 ……………………。


 …………。

 ……。



 気がつくと、ルビーは対照的なふたりの少女にのしかかられ、肌をすり合わせていた。
 片方は、ふわふわくるくるの柔らかそうな髪をした猫耳しっぽの、甘く華やかな雰囲気を纏わせた小柄な少女。
 もう片方は、ストレートでツンツンの髪をした犬耳しっぽの、意志の強そうなクールビューティーの少女。

 ルビーには、なぜか、この二人がNANAとCOCOであるとわかっていた。
 人の姿をしている理由も、どうしてこんなことになったのかもわからないが、
特に困ったともおかしいとも感じず、ルビーは二人に身を任せていた。
 よく考えれば明らかに異常でありえない事態なのだが、今のルビーはそれを追及しようとも思わない、思えない――――。

 ルビーは二人(二匹?)の愛撫を一身に受け、時折り撫で返してやる。
 性行為、いやらしいことをしている、という自覚はあるが、実際やっていることはただ肌を寄せ合って、
触って気持ちいいところを探り合っているだけ。
 同年代の子供より早熟でませているルビーとて、実体験があるわけではなかったから、性行為についても
「……せいぜい裸で一緒に寝て、体を擦り付けあうんだろう?」ぐらいの知識しかない。

 だから、ルビーと二人の少女の行為もそれ以上にはエスカレートしない。
 ただ、肌を寄せ合い触れ合い擦り合い、気持ちいいことを続けようとする。

 (……こんなこと、していいんだろうか?)

 まるで自分の姉や子供と交わっているような、近親相姦に似た背徳感を覚えて
ルビーは目眩むような思いがした。
 嫌ではない――むしろ快いのだが――、悪いことをしているんだという意識が
ふつふつと浮かんでは消えていく。
「NANA、COCO……RURUは?」
 COCOが尻尾を振ると、新たに優美な影が姿を現した。
 翠の紗衣を纏った繊細な体つきの紅目の少女は、淑女のようにたおやかな佇まいをくずさないまま、
しずしずと音も立てずに歩み寄り、NANAたち同様にルビーの傍らにはべる。
「RURU……なのかい」
 ルビーに名を呼ばれるとRURUと思しき美少女の透き通るように白い肌がほんのりと薄紅に染まり、
ふくよかな胸の谷間に埋まった紅水晶の突起が心臓の鼓動を映すかのようにちいさく震えた。
 手を伸ばして触れてやると、そこは予想に反してほんのり温かった。
 RURUはますます肌を染めて身をよじらせ、ルビーの手から逃れるように身を引く。
 その拍子にルビーの膨らんだものに目を留めてしまい、今度こそRURUは耳の先まで赤くなる。
 COCOとNANAが、何かを促すようにRURUを見つめる。
 端整な表情を恥じらいで僅かに崩し、RURUはルビーの張り詰めかけたものの上に身を屈ませた。
 豊かな胸をルビーの腰に乗せ、ほとんど床に横臥するようにしてRURUはルビーのものを剥き出しにさせ、
繊細な手でそっと握った。
 RURUがルビーに奉仕しやすくするために体勢を変えた拍子に、柔らかな翠の紗の裾が割れて
すらりとした脚が眩しいほどの白さを見せる。
 手を伸ばし、裾をさらに捲り上げて、その奥に隠されているものを見たいという衝動がこみあげるが、
手は両方ともCOCOとNANAの相手にまわしていて忙しく、叶わない。

 黄色い小さな猫耳をいたずらっぽくぴこぴこと動かしながら、COCOが覆いかぶさるように顔を寄せてルビーの唇を吸う。
 ずるい、とNANAが瞳に対抗心を燃やしてルビーのまだ厚みの薄い胸に頬をこすりつけ、乳首をしゃぶり、
ルビーの気をこちらに惹きつけようと甘噛みを加える。
 COCOもNANAに負けじと、半開きにしていた唇から小さな舌をするっと忍び込ませる。
 猫特有のざらざらした舌がルビーの口の中をくまなく嘗め回し、舌の裏表、歯の裏や上顎などをくすぐる。
 甘えるような瞳と、顔が近すぎてピントがあわずぼやける背景にぱたぱたと揺れているチャームポイントの尻尾を視認し、
ルビーの胸にいとおしい気持ちがこみあげてきて、思わずCOCOを抱きしめた。NANAが嫉妬したように少し強く乳首を噛んだ。
 NANAの頭も抱いて耳の後ろや襟足などを撫でてやると、満足そうに黒い尻尾を振って応えた。

 じゅる……

 RURUの舌が巻きついてきて、まだ半分皮を被ったままの触角をそそり立たせようと唾液を塗りたくってくる。
敏感な器官を這い回るなまめかしい水音に、下腹の底に奇妙な熱感がたまってくる。
「ぅぁ…」
 片手でCOCOのふわふわの猫っ毛を、もう片手で胸を舐めているNANAの艶やかな黒髪を撫でてやりながら
ルビーはふと気づいた。

 NANA。
 COCO。
 RURU。

 ……一匹、足りない。

「MIMI……どこにいるんだい」
 近くの場所で、怯えて身をすくめる気配がする。
「……出ておいで」
 少し語気を強めると、こわごわといった様子で影が姿を現す。
 現れた姿に、ルビーは息を呑んだ。
 一挙一動からなまめかしさが匂い立つような肉感的な肢体を持ちながら、雰囲気は凛々しく、
それでいてどこか初々しい。
 長い睫毛に縁取られたつぶらな瞳は、初恋を得た少女のように嬉しさと恥じらいを半々に秘めて
ルビーをちらちらと窺っている。
 COCOとNANAを一度離れさせると、ルビーはMIMIに近づいた。
 期待と不安を含んだ表情で、MIMIはじっと動かず、近づいてくるルビーを待っている。
 向かい合って立つ格好になり、ルビーは宝石のようにキラキラと輝き流れる紅と碧の髪を
両手の指で梳き上げて、正面からMIMIを見つめて囁いた。
「綺麗だよ、MIMI……Beautifulだ」
 MIMIの瞳が潤んだのを見たと思った次の瞬間、視界がうわっと回転した。
 やや遅れて押し倒されたと気づく。
「こら、MIMI……うわっ、COCO、NANAも! RURUも、ちょ……」
 MIMIがすりすりと柔らかな体をルビーに押し付け、嫉妬した他の三匹も左右からじゃれついてくる。

「みんな、本当に……なんてCuteで、Prettyで、Beautifulなんだ……」

 ルビーにとって、手塩にかけて育てた四匹はみな、自分の妹や娘のようにいとおしい。
 誰が一番愛しいか、誰が誰よりLovelyかなんてばかげてる。
 僕のポケモンは、みんな最高にBeautifulなんだから。

 競うように甘えてくる四匹を離れさせるのは無理だと悟り、ルビーはもみくちゃにされながら
四匹とかわるがわるじゃれあい、体のあらゆる場所を愛撫し愛撫され、そして――――






「……ぅ」
 果てた――と思った瞬間、ルビーは目が覚めていた。
 夢だったのかと幻の余韻に浸る間もなく、低い声が降ってきた。
「ずいぶん良いユメ見とったばいね……」

 ルビーが目を向けると、ぼさぼさの髪を小さなポニーテールにくくった野性的な少女の姿があった。
 サファイアである。
 なぜか怖い顔(そしてちょっぴり赤い顔)でルビーを真上から覗き込んでいる。
 ……何があったのかわかるようなわからないような、でもとにかく嫌な予感がする。
「な、なんだい?」
 サファイアはあきれたように言葉を紡ぐ。
「あんたのヘンな声が聞こえたから、心配して来たのに――」
 そこで、サファイアが真っ赤になって視線をそらす。
 その視線の先を追って――ルビーが目にしたのは――――
――――嗚呼、強烈な夢の余韻にテントを張りっぱなしの己の下腹部。Jesus。
 まさか夢の中で自分のポケモンといやらしいことをしてました、などとは言えない。
 何と言い訳したらいいのか。
 お茶を濁すために、ルビーは夢の霞の残る頭で浮かんだ言い訳をとっさに口走った。
「さ、サファイア、これはその――キミのことを考えていたからでっ」
 大墓穴。

「いやらしか!!」



 ばちこーん☆








オチなし。