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レッド×イエロー

エロパロ1の770~

作者コメントなし

まとめ注
 レッド×イエロー恋人同士。甘・破瓜

続き

「レッドさーん!」
可愛い声がレッドの耳に届く。少しボーイッシュな、女の声。
レッドは声のするほうを向くと、いつものように相手に分かるよう手を上げて合図する。

レッドを呼んだ女性は、駆け足で傍まで来た。相当走って来たらしく、息が切れている。しばらくして息が整うと彼女は謝罪した。

「すみません!遅くなりました。」
「いいよ、俺も今来たところだし・・・。」
「でも映画が始まっちゃうんじゃ・・。」
「大丈夫。あと30分は余裕だから、行こう、イエロー。」
「はい!」

彼は何の躊躇いも無く彼女の手を握ると、映画館へと歩き出す。

そう、今日は付き合っている二人、デートの日だ。
しかし、今日のデートはいつもと少し違う。お互いキスも済ました二人、もう二年も付き合っているのになかなか進展しない。
レッドは今日こそは・・・!!と何かを心に決めていた。

それに、今日の彼女はひときわ可愛い、白いワンピースの上にピンクのコートを羽織っている。裾からちらちら見える白い足に目がいってしまう。

無意識にガッツポーズをしていたレッドを不思議に思ったイエローは、レッドを見上げて首をかしげる。それに気付くとレッドはあわてて手を引っ込めた。なんでもないと首をふりながら・・・。

でも・・イエローはどう思っているんだろう。それに、いい雰囲気まで持っていくのが大変だ・・・。

そんな不安を抱えながら二人は映画館に着いた。
鑑賞映画はラブストーリー。主人公が恋したヒロインが病で死んでしまうという何とも在りきたりな設定だ。のんきに映画を見ていると、少々濃いラブシーンが現れた。
愛し合う二人がお互いの服をどんどん脱がしていく。あと少し・・・というところで場面転換。何ともいやらしい。

思わず手で口を押さえていたレッドは、隣のイエローを横目でちらりと見た。彼女は口を開けて、顔を真っ赤にしている。

映画はそのままクライマックスに入り、イエローがボロボロと泣く事で幕を閉じた。

 ***

「面白かったですね。あ~化粧が取れちゃいました・・。」
普段しているかしていないのか分からないほど薄い化粧なのだが、それでも彼女は気になるらしい。

「直してくる?」
「いえ、いいです。このままで・・・。」
その方が彼女らしい。レッドはすっぴんの彼女が好きだった。

はっ!!
駄目だ。これではほのぼのモードだ。今日は頑張るんだ!そうだ!頑張れ俺!

「にしても・・・さっきのにはびっくりしたよな・・。」
「はい?」
「いや、その見てなかったらいいんだけどさ・・・ほら。」
「あ・・・・。」

沈黙。
やばい・・言い方がまずかったか?急に冷や汗をかいてきた。
足が帰路へと向かっている事も、レッドを焦らせる要因の一つだ。
そこで、イエローが口を開いた。

「レッドさんは・・・ああいう胸の大きい人がいいんですか?」
「へ?」
足が止まり、キョトンとした顔でイエローを見た。二人、目が合う。不安そうな顔。
少し顔を赤らめて、上目使いでイエローはレッドの答えを待っている。
なんとも言えない感情がレッドの体内を駆け巡った。

「あ・・・そんな事ない!」
「え・・?」
「あ・・・いや、そんなの関係ないよ、俺はイエローだったらどんな体だって―――――。」
「!!!?れ・・レッドさん?」

終わった。
見事に墓穴をほった。

「いや、その!別に今、しようって訳じゃなくて!ああ、何言ってんだ俺は・・。」

喋れば喋るほど、自分の首を絞めていく。
レッドがあたふたしていると、イエローが小さな声でポツリ。

「僕も・・・レッドさんならいいです。」
「・・・・・・イエロー?」
「レッドさんがほしいなら・・・・あげてもいいです。」
願っても無い言葉にレッドの口は閉まらない。
だが、本心とは裏腹に、理性が口をついて出る。

「イエロー・・・そんな簡単に言うんじゃない、俺だって・・。」
「簡単じゃありません!!本気です!」

目と目が合った。イエローの本気のまなざし、コレを受け止めなければ男ではない。

「・・・・分かった。」

レッドはそれだけ言うと、イエローの手を引いて、さっきとは全く違う方面へ歩き出した。

 ***

「何でこんな場所があるって知ってたんです?」
街の路地を少し曲がったところに、ひっそりとあったラブホテル。二人はチェックインを済ませ、指定された部屋に入った。
部屋には大きめのダブルベットが一つ、嫌でも目に入る位置に置かれている。
レッドとイエローは上着だけを脱ぎ、近くのソファに並んで腰掛けた。

「あー、10歳くらいの時にさ、ロケット団に潜入捜査したことがあって、その近くにコレがあったっていうか・・・。あの時は何なのか分からなかったけど、今考えたらコレだったんだなぁって・・・。」
「そう・・・ですか・・。」

またしても沈黙。
このまま襲ってしまおうか?何て事を考えても、なかなか行動に移せない。自問自答していると、イエローがすくっと立ち上がった。

「あ・・シャワー浴びてもいいですか?」
「え・・あっどうぞ!」

何故か敬語。
そうだよな・・まずはシャワーだよな。焦るな・・・焦るな俺・・・。
するすると着物を脱ぐ音が聞こえると、次にシャアアアアとシャワーの水音。レッドは聞こえる音に耐えるように、両手こぶしを太ももにおいて、イエローを待った。

ガチャ。
扉の開く音。

「レッドさんも入りますか?」
「ん?ああ、そうす・・・。」

いつもポニーテールしている、金色の長い髪を下ろし、バスタオル一枚で出てきた、イエローが目に映る。
バスタオルはイエローでも小さいのか、膝の随分上の方までしかない。イエローはレッドを見上げ、もじもじと足をすり合わせて立っていた。

そんなイエローの横を、レッドは顔を真っ赤にして過ぎる。浴室へ向かうにはそれしか手段が無い。何故か息を止めている自分が居た。
ぷっはぁああ!!!
危なかった。そのまま押し倒しそうになった。
いや、もはや押し倒してもいいのだが、一日中街を歩いて体が汚れている。汚い身体や手でイエローを抱くわけにはいかない。そう思うと、自分がどれだけ彼女を大事にしているか、再認識する。
一応腰にタオルを巻いて、浴室から出た。
イエローはというと、ちょこんとベッドの淵に座っている。

「イエロー?あの、嫌だったら嫌って叫んでくれていいから。」
「レッドさん・・・・。」

レッドはイエローの傍によると、まず、優しく口付けした。
一回、二回、三回と、キスはより深くなっていく。

レッドはイエローの唇を舌で優しく開くと、その舌をずるりとイエローの口内へ侵入させた。

「んん!」
お互い、確かめるように舌を絡ませ、レッドはイエローの口壁を舐めとり、唾液を押し流す。飲み込みきれない唾液がイエローの口端からとろりと流れ出た。
クチュ、クチュといやらしい音があたりに響いた。

「んあ・・はぁん。」
イエローの普段では想像も付かない甘い声に、レッドの下部が反応する。酸素を求めるイエローの声、もっと聞きたくなって、もっと深く、レッドは口付けた。
口を繋げたまま、レッドはイエローを後ろのベッドに押し倒す。

舌を抜くと、レッドはイエローの唾液まみれの唇を綺麗に舐め取ってあげた。

「かわいいよ。イエロー。」

左手で、まだイエローの体をまとっているタオルを剥ぎ取った。
その瞬間、彼女はあっと弱い声を上げたが、彼はもう見てしまった。
生まれて始めてみる、女性の体にレッドは見とれる。
「あ・・・あんまり見ないでくださ・・・。」
「嫌だ・・。もっと見たい。」
そういうとレッドはイエローを抱きしめた。顔を首筋に埋めると、耳に息をかける。
「あ・・・!」
「ん・・もっと声、出して。」
舌を首筋に這わせ、チュウッと吸い付く。
「ンんあ!」
「あ・・ごめん。後が付いた。」
「あぅ・・駄目です・・・。」
少し、目を潤ませたイエローがこちらを睨む。それはレッドにとって逆効果だった。

服の下で見えない位置ならいいかな♪
ゆっくりと右手を首筋から鎖骨へ、そして胸へと持っていった。

「あっ!」
行動、一つ一つに反応するイエローに、気を良くしたレッドは、思いっきり少ない胸を、両手でもみあげた。
「んあ!んはっつつ!レッドさ!あ!痛いぃ・・。」
「ごめん!」

「痛い」という言葉を聞いて、レッドはすぐさま行為を止めた。
急ぎすぎたか・・・・。そういうと、胸をならすように、両手でほぐす。衝動的に、触れた桃色の突起をつまんでみた。
「ああん!」
「これ、気持ちいい?」
くいくいと、レッドはイエローの突起を、指でつまんだり、押したり、回したりを繰り返す。そのたびにイエローは体をびくびく震わせた。

「はあん!やん・・き・・気持ちいい・・です。」
「良かった。」

堅くなった乳首を口に含む。吸い付いたり、舌で嘗め回すと、イエローは余計に声を上げる。

「感じる?」
はぁはぁと喘ぐイエロー。髪をみだし、体をねじらせながら甘い声を上げる。
それが全て自分の者だと考えると、レッドはますます興奮した。

「んあ・・・わかりませ・・・。」
潤んだ目をこちらに向けて答えた。レッドは再びイエローにキスをすると、片手で細い太ももをなぞった。
「やん!さ・・触るんですか・・・?」
「うん。」
レッドはそれだけ答えると、手をゆっくり、上へと移動させる。

「あっ!」
レッドの指がイエローの割れ目に達した。

「すごく・・濡れてる・・・・。」
「ええ??あん!んんあっ!やあ・・・・。」
初めてのせいか、イエローの避部はレッドや本人の予想以上に濡れていた。
指を動かすとチュプチュプといやらしい音がする。
「イエロー・・やらしいな。」
「はぁん・・レッドさんだって・・・ああ!!」
愛液の出所をレッドの指が塞ぐ、中指はズルリと簡単に入った。
「熱い・・・。」
「あ!やはん・・ああンあ!」
指で奥を突くと、イエローは飛び上がった。
体からして、中は指でも狭いと感じるほどで、
イエローは今までよりも大きな声を出して、レッドに抱きついてきた。
「ああ!やあん!あん!レッドさん・・あ!・・感じ・・ます。」
「うん・・イエローの中、温かい。」
出し入れを繰り返していた指を引き抜くと、イエローの腕からはなれ、頭を避部へ移動させる。
レッドはより一層、イエローの足を開かせると、ぴくぴくと痙攣するイエローの中心。そこから流れ出る汁を指で絡めると、ツッと糸を引く。
「いや・・汚いから・・見ないでくださ・・。」
「汚くないよ・・・。イエロー、綺麗だ。」
今まで感じたことの無い、柔らかい感覚がイエローを突き抜けた。
ピチャピチャとレッドがイエローの避部を舐めている。
「はぁん!あぁん・・やぁ・・はずかし・・だめぇ・・・・。」
「どうして?おいしいよ。イエロー。」
イエローの避部は痙攣を速めた。レッドにやめてほしいが、
弱弱しい抵抗は、自分の股に埋められた、レッドの頭を掴むことだけ。足を閉じようにも、レッドの手におさえられ、 閉じられない。何よりも、穴の奥にまで侵入する、レッドの舌の快感で、思考回路が上手く働かないで居る。
声を出す事も出来ないほど、
イエローの頭が犯されると、レッドが一度、イエローから離れた。
「挿れていい?」
「あ・・・。」
子供が出来るかもしれない。ふっと不安が頭を掠めた。
「避妊具。付けるから。」
「・・・はい・・・。」
弱々しい返事を受け取ると、レッドは避妊具を装着し、
イエローの元へ戻ってきた。
チュッと頬と唇に軽いキスをする。
「痛いよ?」

「はい・・・・。」
レッドはイエローの片足を肩に置き、自分のモノをイエローにあてがった。
「あ・・あああああぁぁぁ!!!」
「キツ・・・。」
ギシギシとベッドがきしむ。
レッドは大きなモノをイエローの狭い通路に押し込む。
ズチ、ズプッ!さすがに狭いため、端からは血が吹き出てきた。
「あああ!やぁああ!痛い!あああん!痛いよぉ。」
イエローの目から、自然に涙が溢れた。
「ん、イエロー!もう少し、我慢しろ!」
少しづつではあるが、着実にレッドはイエローを中に沈める。
奥へ行けば行くほど、イエローは楽になってきたのか、悲鳴が少なくなってきた。
「ああ!や・・レッドさん・・もう・・・。」
「“レッド”だろ?」
「はあぁん・・・・レッド。レッド。」
レッドは奥まで入った事を確認すると、ゆっくり、イエローに腰を打ちつけ始めた。誰に習ったわけでもないのに、腰が勝手に上下する。
「ああん!あん!レッドぉ?はん!」
「イエロー、イエロー?気持ちいい?」
「やっ!はっン!ああん!うん!うん!レッドいいよぉ!」
自分の下で乱れ狂うイエロー。レッドはイエローを抱きしめ直すと、
より激しく、イエローに腰を打ち付けていく。
「ああ!あ!ん!もぅだめ!やあん!げ・・限界ですぅ・・ああん!」
「分かった俺も・・そろそろ。」
「ふぁ・・僕もイきそ・・・。」
「分かった。一緒にイこう。」
ズボ!ズビ!ジュバ!
音が激しくなり、レッドの動きも激しくなる。
気付くとイエローもレッドの動きに合わせ、腰を振っていた。
「ごめん、出る。」
「アツ・・ああああああああ!!」
絶頂を迎えた瞬間、イエローは意識を手放した。
「ん・・・?」
「あっ良かった。イエロー。」
目覚めると、目の前にレッドの安心した顔があった。
急にイエローが動かなくなったのでびっくりしていたらしい。
いつの間にか上着だけ着せられ、レッドの腕を枕にしていた。
「あっレッドさん・・・・。」
「大丈夫か?もう夜だけど、このまま泊まっちまうか?なーんて・・・。」
「ふふ・・そうですね。」
イエローが笑った。
俺はイエローの感じている顔も好きだけど、やはり笑った顔が一番好きだ。
「ごめん、イエロー。辛かっただろ?」
「はい・・でも嫌じゃありませんでした。嬉し・・・かったです・・・。」
「俺もー。へへ。」
二人、顔を赤らめて言う。
「愛してる。イエロー。」
「私もです。レッド・・・。」
今日は、二人抱き合って眠ろう。