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グリーンと。(木曜日)

エロパロ1の621~

まとめ注
 グリーン×ブルー。自慰・足で・中・外

続き

 「やっほー、ただいま」
 「……」
 アタシはどたたたたっと家のなかに駆け上がり、今のソファーにダイブして寝転んだ
 その後をのっそりとそいつは追ってきて、ごろごろと横になっているアタシを見下ろして言った
 「うるさい女だ」
 「へーんだ」
 あっかんべをするアタシに、グリーンはふぅとため息をついた
 それからソファーに寝そべるアタシの横に強引に座って、いつものように文庫本を読み始めた
 本当に、いつもと変わらない
 「ねーねー」
 アタシは横に座るグリーンの服のすそを、寝転がりながら引っ張った
 それでも無視して文庫本を読み続けている
 「なんだ」
 少し間を置いてから、グリーンから返事が返ってきた
 遅いというか、なんかどうでもいいってあしらわれてる感じ
 「ヒマ」
 「そうか。こっちは忙しい」
 忙しいって本を読むのが?
 「セックスしな」
 「い」
 断られた。しかもアタシのセリフを先読みされた
 アタシはぐいぐいと服のすそを引っ張り、催促してみた
 反応無し
 駄目だ、完全に文庫本に目がいっている
 こうなると食事を忘れて没頭する、テコでも動かない状態だ
 「しよーよー」
 「……」
 ついには返事もしなくなった
 べたべたと抱きついて、グリーンの頬をつっついて、胸を押し付けても反応が返ってこなかった
 なんかヒジョーに腹が立ってきた、うん身勝手だ
 ムカつくので、アタシは徹底的に読書の邪魔してやろうって思った
 「……」
 さて、どうやって邪魔してやろうか
 視覚は本にいっているし、触覚で攻めても駄目だった
 じゃあ、嗅覚と聴覚で攻めてやろう

 アタシは早速服を全部脱いで、床にあぐらをかいて座った
 それから左手で下の口をくぱっと開いて、右手の指先でいじくる
 「んっ」
 早くも少し濡れているそこを開き、指先で丁寧にもみほぐす
 くちゅくちゅとかき混ぜるように音を立て、指を2本入れる
 出来るところまで深く、アタシは自分が感じられるところを探す
 見つけたら徹底的にいじって、攻めたてる
 ひくひくとアタシのなかが反応し始め、クリトリスが真っ赤に充血しだす
 それをくりくりといじって遊ぶと、ぞくぞくと背筋が震える
 「ぃ、ぃい……っ!!」
 背筋を伝わって快感がのぼりつめてくるのを感じ、アタシは悶えた
 アタシの匂いが、愛液をもてあそぶ音が部屋のなかに充満してる
 びくびくと体を震わせ、感じ入っているところに薄目を開けてグリーンの方を見た
 反応無し
 アタシは最後の手段だと思って、グリーンの足元まで這っていき、ズボンのチャックに手をかけた
 あんまり膨らんでないところから、本当に気にも留めなかったようだ
 凄く悔しい
 アタシはチャックを引きおろし、そして……ゴンという音が頭に響いた
 「いったぁ~!」
 「夜まで待てんのか!」
 本の角でたたかないでよ、痛いじゃない
 やっと反応を示してくれたが、流石グリーンは怒ってた
 たたかれた頭を押さえながらぷぅとアタシがむくれると、グリーンが無言でその足先でアタシのびしょびしょの下の口を押さえつけてきた
 「ぁんッ!」
 「何やってんだ、お前は」
 ぐりぐりとつま先で攻められ、敏感になっているアタシのそこはさっきよりもぐちゃぐちゃになっている
 グリーンの靴下がじんわりと濡れていき、卑猥な水音が室内に響いた
 こいつ、マゾじゃなくてサドだっけか?
 「後始末は誰がすると思ってるんだ」
 「ぇ、ぁあっ……グリー」
 ぐにゅっと足の親指がアタシのなかに押し入り、器用にクリトリスをもみつぶした
 「ぁあぁ……ッ!!」
 ビグビグンッとアタシは軽く達し、ふらりと後ろの方へどさりと倒れこんだ
 息遣いも整わず、ぴくぴくと痙攣している全身と下の口からは汗と愛液が流れ出ている
 体に力が入らず、だらりと四肢を伸ばして呆然とした
 「……ぅうっ」
 凄く悔しい
 一言で言うなら、負けてしまった
 「自分で片せ」
 「…………」
 「返事」
 「……はーぃ」
 グリーンはそれだけ言って、また読書に戻っていった
 でも、しっかり聞いたもん
 夜まで待て、って・・・…ってぇ全裸の美女をそこまで待たせるのかいっ

 ・・・・・・

 アタシは生まれたままの姿で、泣く泣く自慰行為の後片付けをした
 お尻を高く突き出すように、下の口を見せつけるように床の拭き掃除をしていてもグリーンは何も言ってこなかった
 本の角でまた殴られる前に服を着て、フツーにご飯食べて、風呂も別々に入って、適当にごろごろ楽してたら夜になった
 グリーンも読書が終わったようで、さっさと寝室に入っていく
 アタシは締め出されない内に、そのなかへするりと入り込んだ
 「へへっ」
 「……」
 既にベッドへ寝に入っているグリーンを見て、アタシは服を脱いで裸になった
 「セックスしよ」
 返事はなかったけれど、アタシはベッドのなかにもぞもぞと潜り込んだ
 背中越しに抱きつき、生の乳房を押し付け、ちくちくするつんつん頭を頬でこする
 大体はアタシの体に惹かれて、ちょっとせっつくだけで、もう向こうから押し倒したり・なし崩しにしてくるんだけど、こいつはしない
 アタシ自身がねだって、こいつをその気にさせないと駄目なのだ
 背中から抱きついて、アタシはグリーンのパジャマのズボンのなかに手を差し入れた
 まだ半勃ちのそれを指に絡め、上下にこする
 そうやって少しずつ大きくなってくれると、なんだかアタシは嬉しくなってくる
 グリーンの耳たぶをかみ、舌先でうなじや首筋をなぞる
 これでも、まだ動いてくれない
 それでも、グリーンのものが完全に勃起してくれたようだ
 レッドには劣るものの、こいつのもでかい
 アタシが上下に一生懸命こすっていると、その腕をばしっとつかまれた
 「……」
 グリーンがその手をパジャマのズボンから引きずり出し、その腕を取ったままこちらを向いた
 まだ無言だが、アタシはほっとした
 「やっとこっち向いてくれた」
 えへへ、と微笑むとグリーンは腕を取ったままアタシに深く口付けてきた 
 とろけるようなそいつとのキスに、アタシは酔いしれた
 グリーンもアタシも互いを力強くかき抱きしめ、もっともっと深く深く舌を絡ませていく
 悔しいけどすっごく気持ちいい

 ・・・・・・

 グリーンはアタシの足の間に入って、太ももを押さえ下の口をなめ始めた
 でもアタシはすぐにだだをこねて、体勢を入れ替えシックスナインの形をとってもらった
 昼間から我慢させられたそれを目の前に、アタシは何もしないなんてことが出来ない
 アタシが下、グリーンが上になって互いの性器を愛撫しなめあう
 ようやく手に入ったそれを、アタシは丁寧に舌で絡める
 「ん……ふっ」
 「濡れすぎだ」
 グリーンが愛撫するまでもない、とふっと下の口に息を吹きかけた
 案外ひやりとしたそれに、アタシの体に電流のような衝撃がはしる
 「……もうイったのか?」
 「ぅっさい、ばかぁ」
 弱々しくアタシがそう反撃すると、グリーンはふぅとため息をついた
 悔しいけど、こいつはアタシと凄く相性がいい
 誰の愛撫よりずっと感じられるのだ、悔しいけど
 「イヤならやめるが」
 「……イジワル」
 くそぉ、完全にリードもペース奪われた
 何とかしないと、アタシの股間……じゃなかったこけんにかかわる
 アタシはグリーンの両足をつかんで、自分の体を横回転させ上下を逆にした
 「もうお互い大丈夫でしょ」
 グリーンにまたがっていた足をどけ、寝転ぶグリーンを見下ろした
 それから今度は怒張したそれの上にアタシは中腰になってまたがった
 妖しく笑うアタシと下の口から太ももを愛液がつたい、ぽたりとシーツにたれる
 「負けないんだから」
 そう言って、アタシはグリーンのそれを自ら腰を沈めて挿入していく
 こいつのは本人の態度のように大きくて・本人の性格みたいに真っ直ぐだから、手でささえて導いてやる必要もなかった
 じゅぷりじゅぷっとアタシのがグリーンのを入れていく様はうわばみが卵を飲み込んでいくようで、お互いがほんの少しだけうめいた
 あ、例えはそうだけどものは逆か
 「はい……ったぁ」
 「っ」
 騎乗位+アタシの名器に締め付けられ始めて、グリーンがやっと焦りの表情を見せた
 そうそう、そんな感じでイっちゃいなさい
 「動くわよ」
 腰をあげ、ずちゅっとグリーンのそれを少し引き抜いてからまた腰を落下させる
 アタシは腰を振る速度を上げ、グリーンの思考からリードまで奪い取る
 「先にイクのはどっちかしら」
 「……」
 そうアタシが挑発したら、グリーンの方まで腰を振ってきた
 そんな乱暴にしたら合わなくなって、アタシの膣から一物が抜け落ちてしまう
 でも、こいつはそれを見極めてピッタリと息を合わせてくる
 本当に悔しいけど、こいつとは本当に相性がいい
 しかも腰振ってる上に、手なんか伸ばしてアタシの乳房をわしづかみにした
 「ゃあっあッァアッあっぁああぁ……ッ!」
 「ふぅ、う……っ!」
 げ、ヤバイ
 こいつの指使いとか力加減とか、本気でまずい
 「ぁんっ、あああぁぁ」
 アタシはグリーンのそれをキツく締め上げるが、向こうも負けじと更に深く突っ込んでくる
 ただ無言で、お互いが歯を食いしばって、無言の部屋に長く淫乱な匂いと水音が響いてる
 あぁ、でも・も、イキそ……
 「……ッッ!」
 声にならない声を出して、先にイったのはグリーンだった
 奥の奥まで突き抜いてきたそれが、アタシのなかではじけた
 今日初めての一発目だけのことはあって、相当量があってしかもマグマみたいに熱い
 「あぁあぁあああぁぁあああぁッッ!!!」
 僅差でイッていたアタシを更に絶頂まで押し上げて、脳天まで快感で揺さぶられた
 力が抜けて、アタシはそのまま後ろの方に倒れこんだ
 精液が流し込まれてなおも抜けずにおさまっているそれを引き抜こうとすると、グリーンの方がのっそりと起き上がってきてそれをまた深く押し込んできた
 「ちょ、ちょっと」
 「ちょっと、なんだ?」
 アタシを下に組み敷いて、グリーンは耳元に息を吹きかけた
 ゃ、ぁあ……って、ちょ……ほんとに待った!
 「待つか」
 グリーンがぐんと腰を引き、再びズンとアタシのなかにそれを押し進めた
 イッたばかりで息も整っていないアタシはその感覚に背筋を丸め、思わずグリーンにしがみついてしまった
 腰を奥深く沈めながら、グリーンはアタシにディープキスをしてくる
 アタシも拒否らず、より深く快楽に堕ちていけるようにそれを求めた
 ベッドがうなるようにきしみ、アタシもグリーンも徐々にペースが上がっていく
 「ぃ、ぅ……あぁあアぁぁあァっっ!!!」
 「ぅぐッ」
 アタシがイき果てた先、一番高いところでグリーンは一物をアタシから抜き取った
 痙攣し、ビュビュッと飛び散る精液がアタシの体を白く点々と染め上げていく
 ぼんやりとした頭でも肌の上から感じるグリーンのじんわりとぬくもりを、アタシは指ですくってみるとねばついて糸を引いた
 ……あーあ、もったいないなー
 「グリーン。なんで中出ししなかったの……?」
 「最初からする気はない」
 「一発目は」
 「タイミングが悪かったんだ」
 そーいやグリーンが腰を突き上げた時、アタシも膣締めちゃったわ
 「じゃ、最初からゴム付ければイーじゃん」
 「生でしか満足しないのはお前だろうが」
 なに、その矛盾
 最近のゴムは出来はいいけど、確かにアタシは不自然なそれが好きじゃない
 アタシを妊娠させたくなかったら、そこまでアタシに合わせなくたっていいのに
 言っとくけど、外出ししてもゴム付けなかったら妊娠するんだからね
 「……」
 あ、黙りやがった
 別にアタシは一応薬飲んでるし、そこらへんはどうでもいいんだけど
 だからさ
 「もっかいしよ」
 グリーンは本当に面倒臭そうに布団をかぶってしまうと、アタシはまたしつこくそのなかに潜り込んでしがみついた
 今日は徹底的に搾り取って、今度こそアドバンテージを貰うんだからねっ

 ・・・・・・

 体の相性は最高、でも性格は微妙
 外で何ヤってきても干渉してこないけど、唯一アタシが週一で「ただいま」と言う男
 セフレ以上恋人未満、それ以上には絶対ならないしそれ以下は多分ありえない
 すっごく悔しいけれど、こいつとの縁は当分切れそうにない