風語る
そも、この土地は遥か昔から、我らアグザのものだったのだ。 それが、祖父の口癖だった。 ある国の領土ではあるが、事実上アグザ族の自治区となっていたこの土地を、ひいてはアグザ族を監視・統制するために、バーンストル公爵がやってきたのだ 先住民だとはいえ、現在の人口の内訳からしてみればよくある少数民族であるアグザ族の中でも、シロックは若者と言われる年頃である。つまるところ、この地が『シノン公国』となった時の記憶がほとんど無い世代だ。公爵は自らの意思で攻め入ってきたのではなく、他国から公爵位とこの地を与えられたのだということ。彼と一族との間で行われた交渉は、武力によるものではなかったこと。そんな現実を、年嵩の者たちより冷静に見つめられる世代でもある。 同じ年頃の多くの者と同様、シロックには、恨みと呼べるものはない。現状なにか不便があるかというと、これといって無いからである。差別や弾圧を受けてはいないし、風も空も、幼い頃のおぼろげな思い出にあるままだ。公爵の思惑、この地を彼に与えた他国の思惑など、気になることが無いわけではないが、こうして草原で暮らしている。部族の誇りがどうと唱えられても、結果として多くの命を失わずに済んだのであれば、それに勝ることなど無いではないか、という思いの方が大きかった。 故郷や部族のものを愛する気持ちに嘘は無い。だがそのように思考する程度には、シロックにとって、領土争いは遠いものだった。 しかし、同じ年頃の多くの者と同様、シロックには、バーンストル公爵及びその周囲に対して、複雑な思いがあった。結局のところ、公爵の思惑を始めとした、大陸全土を範囲とした政局は、不透明なままだからである。交渉にしても、誰も血を流すことがなかっただけで、実質脅しと代わりないだろう。騎士としての働きで公爵位を得るほどの豪傑に、穏便に事を進めたいと言われれば、総合的な戦闘能力に劣るこちらは従うしかないのだから。 前向きに捉えているから何事も無いかのように思えるだけで、自分たちは体良く掌握されており、いずれは切り捨てられるのではないか。それは言ってしまえば、根拠の無い考えだ。だが、毎日のように聞かされた悔恨、怨恨の言葉をそれらに足していけば、おのずとその中心人物への不信は大きくなるものである。 なにかを信じるというのは、難しいものだ。シロックは、痛いほどにそう感じていた。 聖戦。ヴェリア国王の戦死と、王位継承。西部諸国同盟の奮闘。 ほんの少数の者の矛盾めいた胸中などまるで無いものであるかのように、時代は次々と色を変えていく。西部戦線は一時期シノンの地を巻き込みかけたが、他でもないバーンストルの働きがそれを遠ざけた。故郷が戦火に煽られる恐怖を、シロックはその時はじめて、僅かながらではあるが肌で感じたのだった。 そして考える間もなく、その事態は訪れた。 ヴェリア王都が陥落。新国王はナルヴィアへ逃れ、そこで新たに反攻の体制を整えているらしい。 シノン公国は要請に従い、騎士団の精鋭を送り出すことを決定。 バーンストル公爵は西部戦線から離れられないために、騎士団を率いるのは、公爵の若き嫡子 本人からしてみれば、なぜか、としか言いようも無かった。 「…………」 現在地、シノン城。石造りの床に赤い絨毯を敷いた長い廊下を、シロックは陰鬱な気持ちを抱えて歩いていた。大きな建物だが、人の気配は多くはない。足音が気になるくらい、今は静寂に満ちていた。 こんなところにいる理由はひとつである。公子に一度紹介しておくと言われたのだ。今度の遠征に参加する、弓兵の一人として。 アグザ族は草原を自治区にしていたが、正式な国家ではなく、当然ながら軍隊は無い。しかし他部族との争いのため、男子は武器の扱い方、基本的な戦い方は身につけているのだ。元が辺境であり、国の一部となってからはろくろく侵略もなく、それ自体は半ば伝統的なものと化していたが。弓は毎日手にしているが、それは食糧を得るため狩猟をするからだ。生活感あふれる話である。 と、だいたいそのような状況にある自分が軍隊に向いていると、自身で思ったことはない。しかしどうやら、実戦でも十分使い物になると判断されたようだ 確かに、そう思ったのだが。 「…………」 自分が歩いている赤い絨毯を目で追ってみる。良い色だ。毛足が長く、両側は質の良さそうな金糸で縁取られている。派手さは無いが手の込んだ模様はこの地域に古くから伝わるもので、シロックも幼い頃から家にあるものを目にして育ってきた。公子も同じなのだろうか リース公子。未だに家族が恨み言を吐き続けることとなった最たる原因、バーンストル公爵の、若き嫡子。 彼もまた、一族の不満の矛先の一つであった。公爵の子。いずれこの地を継ぐ、余所者。聞くところによると、シロックと同い年かそう変わらない年齢である。草原を巡る諍いに、関与しているはずがない。つまり、彼自身には何の罪も無いと、わかってはいても。 「…………」 公子に会うことになったその時から、シロックは憂鬱だった。噂や思い出話という薄い壁を隔てた向こう側にいた人物が、現実のものとなってしまう。恨みは本当に無いのか。ぶつけるところのなかった憎しみが、自分の中に隠れていやしないか。端的に言えば、シロックは怖かったし、自信が無いのだった。リースを主君と思える自信が、自分の胸に燻ぶり続ける猜疑心に、耐えられる自信が 「シロック、どうした?」 「!」 名を呼ばれ、はっと顔を上げる。見れば案内人として少し前を歩いていた男が立ち止まり、怪訝そうに首を傾げていた。騎士団隊長の右腕を務めている騎士で、会うのは今回が二度目である。 考えごとに明け暮れて、歩調がずいぶん緩やかになっていたらしい。慌てて非礼を詫びると、男 「緊張でもしているのか」 「……そういうわけでは……」 半分は嘘で、半分は真実である。シロックの返事をどう捉えたのか、エルバートはそうかと頷いて再び歩き出した。城に臆する様子のない後ろ姿に、シロックもついてゆく。 「公子は、少なくとも隊長よりは人当たりが良いと思うがな」 「……貴方は、公子様を……その、よく知っておられるのですか?」 「まあ、そうだな。お前は、公子のことは何も知らないか?」 「村は、ここから離れていますから……。噂なら、いくつか耳にしております」 曰く、母親似。公爵夫人は早くに亡くなったので、おそらくはもっともわかりやすいその情報からリース公子という人物に見当をつけるのは、シロックには不可能である。剛健と表される公爵の子にしては大人しく、頭は良いが剣術の方はもう一歩といったところ。やわらかな面立ちの美形で、穏やかというよりは物静かであり、言葉少なで、何を考えているのかいまいちよくわからない 適当にかいつまんで話すと、エルバートは軽く声をたてて笑った。 「なるほど、なかなか的確だな」 「そうなのですか?」 「会えばわかるさ。……ところで、それは噂だろう?」 「……はい?」 高い天井に声が響く。ずいぶん奥まった部屋の扉の前でエルバートは足を止め、シロックを見下ろした。上背のある男だ。多少なり威圧されているように感じるのは仕方のないことだが、その時シロックは、それとは別の違和感を覚えた。 「お前が知っていることを、訊いたんだがな」 「私は……お会いしたことがありませんから」 短く返す。 男はひどく冷たく笑い、姿勢を正すと、唐突に目の前の扉を叩いた。 「リース様。件の者が参りました」 「!」 呼吸をひとつ置く暇も、構える間も与えられなかった。扉の向こうから返ってきた声に、思考が一瞬にして凍りつく。 「わかった、ありがとう。通してくれ」 開けた視界に生成り色の壁の明るい部屋が映る。気がつけばシロックは、ほとんど息も止めていた。 知らない声だった。そこにいる。もう、避けることは出来ないのだ。 シロックは、意を決して足を踏み出した。 「わざわざ呼び立ててすまなかった」 抑揚はないが、よく耳に馴染む声だ。そこには声の主であろう見知らぬ金色の髪の青年が一人と、その側に、見覚えのある老戦士が控えていた。こちらも会うのは二度目である。強面で睨まれ、シロックは慌てて目を逸らした。 金色の髪の青年が、読んでいたらしい本を机に放り顔を上げる。なるほど、聞いたとおりの美形だ。いかにも育ちが良いといった雰囲気を全身に纏わせており、動作がいちいちおっとりしている。確かに同い年くらいに見えるが、シロックの目には妙に大人びても見えた。 大きな瞳がシロックに向けられる。綺麗だ。青と緑をまぜたような不思議な色合いに、ただそれだけを思った。 「本来なら、私がそちらへ出向くべきだったのだが。道中、何事も無かったか?」 「あ……、……はい。そのような、ことは……何も……」 ふとシロックは我に返り、焦りながら右手を胸の前に引き頭を下げた。部屋に入ってすぐにとらなければならなかった礼だ。そんなことも忘れるくらい呆然としていた。目の前にある、リース公子という存在に。 「顔は上げていい。それから、楽にしてくれて構わない。 公式の場では無いし、私はその辺りは気にしないから」 「……は、はい」 緊張が高じ二の句が継げない自分に向けた三つ目の言葉がやわらかに降ってくる。言われるままに顔を上げると、まともに視線がかち合った。変わった色合いの瞳が、物怖じもせず真っ直ぐこちらに向けられている。居心地が悪いとは感じなかったが、とにかく落ち着かない。焦りに体を侵食されているようだ。かといって大げさに視線を外すわけにもいかず、仕方なしにシロックは、そっと部屋全体の様子を窺った。 城の規模からしてみれば、ずいぶん狭い部屋だと感じた。扉の向かい側、奥の壁に窓が一つ。隅には、数冊の本とランプ、細かい雑貨が整理された小さな机。机の手前、右手の壁には絵画が掛けてあり、左手の壁は本棚に覆われている。シロックにはこのような建物にどんな部屋があるものなのかはわからないが、応接間、つまり人と会うための場所ではないことだけは、なんとなく理解した。ついでに言えば、当たり前だが、私室という雰囲気でもない。 背中の後ろから、扉が静かに閉じられた音が聞こえた。エルバートは、まだそこにいるようだ。なんだか包囲されているみたいだ、などという考えは、放り投げずに留めておいた。 すぐそこでは、実体を持った長年のわだかまりが、シロックをじっと見つめている。 「私は、シノン公爵の子で、リースという」 「はい、存じております。お会い出来て、光栄に思います」 「おまえの名は、何と言った?」 「シロックと申します。……、南方の村の出身です」 「そうか、ありがとう。では、シロック。単刀直入に訊くが……」 訊く、と言われ目を僅かに見開く。 リースは少しくせのある髪を軽く払いながら、僅かに首を傾げて。 「おまえは、私を恨んだり、憎んだりする気持ちはあるか?」 「…………は?」 形の良い唇が紡いだ言葉を呑み込めず、シロックは思わず間の抜けた返事をしてしまった。 脳内で質問を反復する。 頭の中を、胸の内側を、心の真ん中を直接撃たれたような、そんな虚の衝かれ方だった。 「アグザ族。……だったな?」 自分ではそうそう名乗ることもない、この体を流れる血につけられた名前。それがリースの口から出てきて、シロックはなぜかひどく息苦しかった。誤魔化すように、胸の前で手を強く握りしめる。爪が皮膚に食い込む痛みで、これが現実だとわかるように。いま起きているなにかを、けっして見失わないために。 「父がこの地に来たとき、おまえ達一族との間に何があったかは把握している。 恨まれても、憎まれても、仕方のないことだと私は思う。 誇りとは、軽視してはならないものだ。殺されたって、何も言えないだろう。 次の世代の私たちが……そのことに、直接は関係が無くても、だ」 「…………」 「だが、私は指揮官として、軍の中に不和の芽を生むわけにはいかない。 シノン公子として……父と私が不在になる、これからのこの国にも」 何を考えているかわからない、というのは、この無表情のことなのだろうか。シロックは、騎士の軽口を思い出す。淡々と喋っていたリースは、そこで一度言葉を切った。青と緑が、いっそうひたむきにシロックを映す。 「おまえはウォードの目にかなった実力者だ。 打てる手は、打っておかなければならない」 「…………」 それは、今この場での処分も辞さないという意味なのか 震えかけた手をもう一度、うんと握り込む。音が聞こえそうなほど深く、息を吐く。祈りのように瞼を下ろし、上げて、シロックははっきりとリースを見た。幼いころから心の奥に潜み続けた疑問の答えが、そこにある。 いつまでも逃げるわけにはいかないのだ。周囲の問題からも、自分自身の迷いからも。 最後にもう一度深く息を吸って、シロックは切り出した。 「公子に、お伺いしたいことがございます。よろしいですか?」 「ああ、構わない。なんだ?」 「公爵……いえ、公子はなぜ、此度の遠征に参加される決意をしたのですか? この国を手薄にしてまで、なぜ遠い地へ戦いに向かうのでしょう。 ……ウォルケンスと言いましたか。 ヴェリアの新国王から、そのような要請があったことは、聞き及んでおりますが……」 リースはいかにも意外そうに瞬いた。真意はおよそ汲めるが、口を挟むところではないし、これ以上の問いかけは見当たらないので、黙って待つ。 かたちの良い唇の端を上げ、リースはふ、と微笑んだ。 「わからないか。おまえと同じのはずだ」 同じ、という言葉に、今度はシロックが目を見開き瞬く番だった。 「西部戦線が、シノンを巻き込みそうになったことがあっただろう」 「……はい。よく覚えております」 「ああ、私もだ。……恥ずかしい話だが、私はあの時まで、 戦争がどういうものなのか、という実感が無かったんだ」 笑っていい、罵っていい、とリースは言ったが、とてもそんなことをする気にはならなかった。今この時点で、既にその点は“同じ”であったからだ。 この部屋に足を踏み入れたときとは違う緊迫の糸を張りながら、シロックは目の前の人の落ち着いた声を聞く。 「この戦争で、どれだけの者が何を考え、どんな思いをしているのか、私は知らない。 ここにいるからだ。 ここにいても、何も出来ない。ここにいても、始まらないし終わらない。 私は、戦争を終わらせたい。この地を再び、あのような目に遭わせないために」 リースはそこで一度、話すのをやめた。深く息を吸う。一連のしぐさを見てシロックはようやく、リースもまた緊張しているのだと気づいた。 青と緑。大きな瞳の珍しい色彩に、愛おしい空と草原が過ぎる。 そして。 「この目で見るため。守るためだ。 シノンを、草原を……草原に暮らす人々を、皆。 私の手で、守るために」 「 言葉が冷たい水のように、するりと喉を落ちた。嘘でも建前でもない本当のものだと、その感覚が告げている。瞬間、あんなに重く苦しかった胸のつかえが取れ、暗がりにあった心が軽くなるのがわかった。 ああそうかと、唇に笑みが浮かぶ。人を信じることとは、こういうことなのだ。 シロックは自然と膝を折り、深い敬礼の姿勢を取っていた。 「……でしたら、仰るとおり……私も公子と同じ気持ちです。 我らは草原の民。 草原を守るために剣を掲げる者に、どうして恨みなど抱きましょう」 素直な気持ちを載せて伝える。リースはしばらくの間、シロックを見つめたまま沈黙していた。窓の外に、風が木の葉を揺らす音を聞いた。 「その言葉に、偽りは無いな?」 「はい」 最後の問いに澱みなく答える。閉ざされた部屋の空気が変わるのを、シロックは確かに感じた。張り詰めたものが弛んで、なにか違うものがこの空間を満たしていく。 やがてシロックの目の前で、リースは見てわかるほどに肩の力を抜き、答えた。 「わかった。……私は、おまえを信じよう。 エルバート。おまえも少しは納得したか」 「……ああ。じゃあ、やっぱり……」 心なしか表情までやわらかくなったリースとは対照的に、硬い表情のままのエルバートを振り返りながら、シロックはひとりごちた。そうだろうとは思っていたが、やはり監視されていたのだ。 腕を組んだ格好のまま、エルバートは溜息を吐く。 「シノン領内で、リース様に傷ひとつ負わせるわけにはいきません。 リース様も隊長も目利きはお見事ですが、人がよろしいですから」 「いいえ。当然の警戒だと思いますので……」 ここを訪れる前の自分の胸中を顧み、苦笑を返す。主君である青年、上司である老戦士に向けて、ずいぶんとぞんざいな物言いだと感じたが、それだけの信頼があるのだろうと頭の端で考えた。エルバートに向けられたリースのいたずらっぽい顔に、それとはまた別の親しさを見た。 「今後のことは追って伝える。今日はもう下がっていい。 エルバート、外までの案内を」 「はい、お任せを。……というわけだ、行くぞ、シロック」 「あ、はい……」 シロックは慌ただしく立ち上がり、リースと、相変わらず傍らに佇んでいるウォードに一礼した。二人の視線を受けながら背中を向け、部屋の出入り口へと向かう。今一度、この場所をそっと伺ってみた。応接間でもなんでもない、奥まった狭い部屋は、自分を逃がさないために選んだのだろうと合点がいった。 公爵や公子に対する不信など、本人はとうに知っていたのだ。それでも彼ら親子は、この草原のために戦っている。 それはひどく痛いことではないか。シロックは初めて、そう思った。 「シロック」 ふと呼び止められ、立ち止まる。振り返れば、当然リースがそこにいる。くせのある金色の髪に、青と緑、不思議な色合いの大きな瞳。大人びた人だと思ったはずなのに、その時シロックの目には、その人が確かに、同い年くらいに見えた。 自分を取り巻くあらゆるものの中、なにかを探すために前を見るもの。そんなふうに、感じたのだ。 「本当に、私がおまえの元へ出向くはずだったんだ。 だが止められた。まだ危険だから、という理由で。 私にはまだ、理想で人を納得させられるだけの力が無い。 それは自分が一番よくわかっている。でも リースの言葉を聞きながら、シロックは家族のことを、自分のことを思い出す。草原の民の悔恨を、執着を、なによりも愛情を、リースは既に背負っている。 きっと自分達と同じように、この草原を、草原に吹く風を愛しているのだろう。その思いを無駄にさせたくない、力になりたい。はっきりとそう思うくらいには、シロックは既に、リースのことを好きだった。 「……時間はかかるかもしれません。 ですが、きっと大丈夫です。……リース様なら」 「そう思うか?」 「はい。 リース様の願いのため……私も尽力いたします」 武器の扱い方は修めているが、戦い方は知らない。そんな自分が、どれほど力になれるというのだろう。故郷のために、故郷を愛してくれたリースのために。 強くなりたい。できることなら、この人と共に。迷いの中にあった己の心に、シロックは誓いを立てる。 「ありがとう。よろしく頼む」 「はい。……がんばります!」 幼さの残るやわらかい笑顔を見せたリースに、シロックもまた、心の底から笑ってみせた。
一目惚れ。 |