え〜と。
昨日は、名古屋WINSに行って・・・
そこそこ勝てたのであの馬のぬいぐるみを買って、家のPCであのレース見てたんだよなあ・・・
確か、酒も飲んでたし・・・

「幻覚が見える程飲んでないつもりだが、朝起きて見えるのはしょうがないことなのかな?」
「いや、幻覚違うから。」

む、ツッコミまで聞こえてきたぞ。
ますます、混沌としてきたな。

「二日酔いかな?酒が抜けるまで、また寝るか。」
「寝ちゃあ駄目だってば。」

むう・・・更にツッコミが。
本格的に寝て治そう、うんそれが良い。

「昼まで寝れば治るだろう。じゃあ、おやすみ〜」
「現実逃避しないでよ・・・って寝ちゃ駄目だって!!」
チャキッ!!

「ん?」

ピコっ

ドッカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!

「ぐへええええええええええええええええええええ!!!」



ぬいぐるみが居る生活 2 「正体」
writte by 蒼來(ソウライ)




「おおおおおおおおお・・・・なんだあああああ、今のわああああああ!!!」
「なんだってって言われても・・・ただのピコピコハンマーだけど?」
俺の叫びに答えながらあの馬のぬいぐるみは、何故か新品みたく傷がないピコピコハンマーを俺に見せる。
「ただのピコハンがどうすりゃあ爆発して、衝撃を伝えるんだよおおおおおおお!!」
馬のぬいぐるみは、またも少し首(つうか顔だな)を斜めに傾げて、自信無さそうに答えた。
「・・・・仕様?・・・・」
「どんな仕様だああああああああああああ!!!」


一通り叫んだら気が静まったので、改めて目の前に居るあの馬のぬいぐるみに質問をする。
「で、お前さんはナニモンだ?馬のぬいぐるみなのに二本足で立つわ、ドラえもんみたいな手でピコハン持つわ・・・」
「でね、このピコピコハンマーは「ピコっ」の音の後に、表面が爆発して敵に衝撃を与えるという・・・・」
「って聞いてなし、爆発すること自体、普通じゃあないし・・・って、敵ってなんだよ?!」
「なんだろう?」
「解らんのに敵言うなあやああああああああああ?!!」


あー、ますます混沌・・・じゃあなく混乱としてきたぞ。
・・・無理やり落ち着いて、疑問を解決するとしますか。
「で、一体お前さんは何もんだ?」
「馬です。」
「いや、それは外見だろうに。馬のぬいぐるみに取り憑いた、お前は何者だと聞いてるのだが・・・」
「だから馬だよ。」
「・・・ぬいぐるみの馬に馬が取り憑いた?」
馬って言うと・・・すぐぬ思いつくのは競走馬だな。


疑問が増えて余計に混乱してる頭で、馬(面倒なので略した)に更に問う。
「で、どこの競走馬だ?」
「この国だよ、この日本で生まれて日本で競走してた。」


ふむ、競走馬つうのは間違いじゃあなかったか。
競走馬のぬいぐるみだからと当てずっぽうだったんだが。
・・・競走してた?


「もしかして、競走馬引退してるのか?」
「うん、そうだよ。産駒もいるよ。」
「・・・有名な産駒は?」
「んーと、トウカイポイントとかヤマニンシェクルとか・・・あとはトウ「マテ」・・・はい?」
俺は馬のセリフを途中でやめさせた。

自分の産駒がトウカイポイント・ヤマニンシェクルだと?
まさか・・・

「すまん、父母の名前と自分の名前を教えてくれ!!」
「父:シンボリルドルフ母:トウカイナチュラル、でぼくの名前はトウカイテイオーだよ?」
・・・やはりか
「クラッシック2冠を無敗で制した?」
「うん」
「あの1年ぶり出走で有馬記念を制した?」
「うん」
「天皇賞に縁のなかった?」
「うん・・・って余計なお世話だよ!!」

うむ、反撃できたな・・・・

って


「なんであのトウカイテイオーが、自分のぬいぐるみに取り憑いてるんじゃああああああああああ!!!!!」


またですが、言わさせていただきます。



神よ



一体全体、どうなってるんですか?!!






あとがかれ
前半後半を違う日に書いた為、全体的にオカシイです!!(近いうちに修正します)