↑を見て唐突に思いついた駄文。(三次創作??)



機動戦艦ナデシコ・パラレル

〜変わらぬときを常に変わりながら生きるものたちへ〜





「ごちそうさまでした、お父さん。」

「はい。けど急いだほうがいいよ。先生にもにらまれてるんだろう?」

「はい。」

朝。

いつもなんら変わることのない幸せなひと時は天川家にも例外なく訪れていた。

パタパタ・・・という音が朝からせわしなく聞こえてくる。

理由は簡単。

起床時間の遅れにより発生した所定地域への到達予測時間の乱れ。

・・・・簡単に言えば寝坊である。

幼いころから先天性の低血圧である彼女にとってはもはや日常茶飯事とも言える事態。

さしてあせることもなく食堂を経営している父の料理を完食させ、間延びした声を残して食堂の扉の向こうに消えていく。

「がんばれよ、ルリちゃん。」

その後ろに食堂の常連客からの声援が続いた。

「はい、大丈夫です。」

それに対しいちいち返事を返してからルリは走り出した。

「いや〜相変わらずめんこいねぇ・・・。」

「ルリちゃんはここの看板娘だもの。かわいいのは当たり前じゃろう?」

残された店の中では常連客の会話の話題が一時的にルリのことに切り替わっていた。

「それもそうだ。・・・しかしあんな子がうちの娘だったらどんなにいいことか。」

「おやまあ、シンヤさんのところの娘さんもかわいい良い子じゃないですか。」

「だめだめ、誰に似たんだか知らんが我が強くてね・・親の言うことなんかてんで聞きやしない。その点ルリちゃんは家の手伝いだってちゃんとしてるし礼儀だってしっかりしてるだろう?比べ物にもならんよ。」

「外から見てるとそう見えるだけですよ。あの子だって反抗期のころは大変だったんだから。」

手を拭きながら出てきたアキトも話の輪に加わり、しばらくの間食堂の中では家族談義に花が咲いていた。



一方、家をはしって駆け出したルリはそのまま学校へと続く道を一心不乱に駆け抜けていた。

もはや朝の日課となっているロードワーク(?)におけるルリの足取りは軽い。

余裕を持っておきるということを知らない彼女にはもっともきつい時間でもある。

父は冗談めかして言っていたが彼女の遅刻数が多いことは紛れもない事実。

これ以上の遅刻は避けたい。

だが、早起きはできない。

重度の低血圧である彼女にとって朝とはだるいとかそういうものを超越している。

目を開け、体を起こすだけでも人一倍どころか十倍も百倍も体力を使っているのだ。

6時に目を覚ましても食事を取るころには8時を回っていることとて少なくない。

平凡な中学生であるルリがそれを朝これ以上早く起きようなどと考えるほど自己犠牲の精神が旺盛であるわけもなく、必然的に朝の700m走は商店街の名物と化していた。

「がんばれよ〜」

「ほら、急がないと門が閉まっちゃうわよ〜」

右からも左からも声援が飛ぶ。

中には旗まで持ち出している人までいてこの時間だけは通りいったいがお祭り騒ぎとなっていた。

(まだ間に合う・・・でしょうね。)

商店街の中央に取り付けられた大きな時計は始業時間の3分前であることを示していた。

決して安心できる時間ではないが間に合わない、という時間でもないだろう。

周囲を見回してみれば自転車をこいでいる同級生の姿もちらほらと目に付く。

この様子なら今日は怒られずにすみそうだった。

「ルリルリ〜早く早く〜。」

窓からユキナが手を振っているのが見えた。

それを見上げ、目線を前に戻す。

その瞬間、どん、という音とともに目の前に火花が散った。

「あ、前見ないと危ないよ。ルリルリ。」

何があったのかと頭を押さえ込んでいたところにユキナの間の抜けた声が落ちてきた。

(なら声をかけないでください・・・。)

せつに願う。

「ご、ごめん。ちょっとぼうっとしてて。」

当たったのは男らしかった。

「こちらこそすいません・・・って、高杉先輩じゃないですか。謝って損しました。」

優男、といった風貌の男が目に入った瞬間、ルリの態度はあきらさまに変わった。

「そ、それはないっしょ。」

「まさか本当は自分から当たってきたなんて事はないでしょうね・・・。」

「う〜ん、そういうつもりじゃなかったんだけど・・・。」

男は頭をかきながら言葉を濁した。

「そういうつもりじゃないけど・・・なんなんですか?」

本能的に何かある、と悟った瑠璃はさらに詳しく追求しようとする。

「いや、俺も殴られたくはないんで・・・。」

歯切れが悪い。

すでに上げられたルリの手のせいかもしれない。

「なんにせよ殴られるのは同じです。早く言ったほうが身のためですよ?」

サブロウタの顔はいやおうなしに引きつった。

「その・・・パンツが見えてるんだけど・・・。」

「えっ・・・?」                             
ゆっくりと下を見る。

(・・・・・・・)

「い、いやああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

バッチ〜ンッ  キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン

子気味いい音とともに学校のチャイムが鳴り始める。

どうやら今日も遅刻は確定したらしかった。




続きませんあしからず。



あとがき

・・・いつもにも増して意味不明 支離滅裂 文章むちゃくちゃ 文法不可解・・・よし、合計4重苦。

はあ、なれない短編なんか書こうとするからこうなるんだよな。〇| ̄|_

と落ち込みまくってますが・・・ま、せっかく書いたんだから送ってみよう、というわけで短編投稿です。(本編進めろや

ルリの性格が破錠しちゃってますが・・・。気にしない気にしない(*ノノ)



蒼來の感想(?)

頑張れハーリー君!!出番は全くないがね!!(激マテ
アキトが父親・・・母親は誰が勝ったんだろう?\(?。?")ハテ?
今回は「機動戦艦ナデシコ・パラレルその1」にしとくね〜♪(鬼w
読まれた方々、ダークパラサイトさんに
メールでの感想よろしくお願いします。
ついでに
シリーズ化希望もよろしくお願いします<(_ _)>(ヲイ