先に警告。
題名と話の互換性はほぼゼロです。
単に作者が風邪引いてエッチな気分だっただけです。
なので途中からやる気がおかしくなっています。
気にしねえよって方はお読みください。
注・蒼來様は絶対にお読みください。
SEED学園MS操縦研究部
(第三話):血のヴァレンタイン
「ん・・・うんん・・・。」
少女の鼻から切なげな声が漏れた。
小さな口の奥深くまで差し込まれた剛直が湿った音を立てる。
とてもではないが美味しいとは言いがたい肉棒をキャンディーのように舐めしゃぶる少女。
名はラクス=クライン。
ステージ衣装そのままで迎えにきた少年と控え室での行為に及んでいた。
普段の彼女からは想像もつかないような痴態。
このところご無沙汰だったこともあり、普段より少し積極的になっていた。
そのことを分かっているのだろう。
ベッドの端に腰掛けた少年は優しく少女の髪をなでる。
幼さを残した少年にはあまり似つかわしくない淫水焼けした肉棒はラクスの口には大きすぎ、半分ほどしか収まっていない。
「んん・・・んぐ・・・。」
それでもラクスの咽喉には負担が強いらしく時折むせ返りそうになっている。
「そんなに無理しなくても良いよ。十分気持ちいいから。」
少年の声にもどこか労わるような響きがこもっていた。
だが、少女の二つ名(第一話参照)の由来でもある桃色の髪は小さく横にゆれた。
もちろん、彼女が顔を横に振り、否定しようとしたから髪がゆれたのであり、彼女が髪を自在に操るなどといったびっくり特技を会得しているわけでは無い。
その証拠に少年の肉棒には普通にフェラチオをしていれば絶対にありえない横からの刺激が加えられている。
それ自体は心地良いのだが、それにより歯がずれ、多少の痛みが発生していることを考えるとあまり喜べる状況ではなかった。
少年は何の文句も言わずに少し顔をしかめただけだったが唇の端が少しゆがんでいた。
こんな失敗、フレイならば絶対しないだろうな・・・と考えたからである。
どちらが好きというわけではない。
だが、こういった行為に対しての適正という意味ではフレイのほうに圧倒的に軍配があがる。
ラクスもそれがわかっているから否定したのだろう。
無理はしていない。
それは彼女にとっての事実であり、普遍的な観点における虚偽である。
実際には彼女は十分すぎるぐらい無理をしていたし、目尻には涙さえ浮かんでいた。
それでもそれがラクスにとっての無理に直結するとはかぎらない。
なぜならば彼女はそれを望み、行うから。
彼女にとってその苦しさは当然の代償だから。
当然のことが、如何にして無理になりえようか。
「もう良いよ、ラクス。」
それでも少年はラクスの行為を止めさせた。
何故、とラクスの目が語る。
「それ以上されると本番ができなくなっちゃいそうだからさ・・・。それはラクスも嫌だろ?」
ラクスはしばらく考え込むようなそぶりを見せたが、やがて口の中から肉棒を吐き出した。
「気持ちよかったですか?」
「うん。今度はラクスの番・・・ね。」
少年はずりあがるようにしてベッドの上へとあがった。
「おいで。今度は僕がしてあげるから。」
ベッドの空いている所をぽむぽむとたたく。
だが、ラクスはすぐにはあがろうとはしなかった。
「あ・・・あの・・・。」
「ん?」
「今日は・・・その・・・。私がしてあげる日であって・・・。」
「それじゃホワイトデーは僕がお返しするだけの日になっちゃうよ・・・。」
「え?いや、それは・・・。」
「だから僕にもさせてよ。それに二人とも気持ちよくなったほうが言いに決まってる。」
だから、と少年は早く上がるように促した。
「分かりました。」
そう言ってラクスも服を脱いだ。
艶やかなステージ衣装がふわり、と床に落ちる。
ファンの間では云百万という値がつく服が今は邪魔者扱いだった。
そして、服の下からは綺麗に引き締まった体が姿をあらわす。
硝子細工のよう、とでも言うのだろうか?
なんとも形容しがたいような美がある。
いる、ではなく、ある。
少なくともこの美を見た後ならミロのヴィーナスでさえも美ではなくなるだろう。
だからこそザフトの象徴足りえるのであり、存在美としてそこにありつづけることができる。
どんな写真も、テレビも彼女の美を正確に捉えることなどできはしない。
ましてやこのような文面で彼女の美を如何にして表現したり得るというのか。
だからこそ具体的な描写は控えよう。
全ての言葉は彼女を貶めるものでしかないのだから。
その姿はあなたの心に問うだけとしよう。
「どうでしょうか?」
その美しさを持ちなお彼女は不安ならしかった。
少年の目をうかがうように覗き込んでくる。
「きれいだよ。」
お世辞を込めずに少年は誉めた。
成熟しきった果実のようなフレイともまだ青い蕾のようなカガリとも違う。
「おいで。」
「・・・・・・はい。・・・ひゃっ!!」
少年の声に導かれ、ラクスは少年の横にのそのそと身体を上げる。
だが、その途中で腰が砕けたようになってしまった。
「キ・・・キラ、待って・・・。」
「ラクス、焦らしすぎ。」
「そんなつもりじゃ・・・ちょっと・・・あッ!」
やっと体が上りきるかどうかの瀬戸際のところで少年・・・キラの手が後ろからラクスの秘所に触れていた。
感度は良いらしく、それだけでラクスの体は動かなくなっている。
キラはするりと少女のそばへ寄った。
「どうしたの?」
ラクスの急所を的確に責め立てながらキラが耳元でささやく。
「ちょっと・・・まだだめ・・・。くぅんッ!」
「何がまだダメ?」
状況を見れば分かりそうなものだがキラは意地悪く聞いた。
「何をって・・・キラがしてるそれ・・・。」
「それ、じゃわからないよ。ちゃんと言ってくれなくちゃ。・・・それにダメには見えないな・・・あまり。」
「えう・・・。」
「もう少しこのまましようか。」
指が注挿され、卑猥な音が奏でられる。
指先を少し曲げ、掻き出すようにしていじってやると面白いぐらい多量の愛液があふれてきた。
「う・・・。キラ?」
「なに?」
「顔が笑ってる。」
「そう?ラクスが可愛いからじゃないかな?」
「うぅぅ・・・・あ・・・・ちょっとぉ。」
すでに体が支えきれなくなりつつあるのだろう。
玉のような汗が全身に浮かび、体が前に倒れこむようになっている。
だが、彼女の前には壁も床もない。
正確には30cm下に床があるのだがそこに倒れこむのは避けたいところだった。
もちろんそのあたりはキラも心得ているらしく、責め手は先ほどまでよりは少し緩やかになっていた。
はっきり言ってこれ以上の愛撫は必要ないしキラのほうでももうそろそろ限界が近かった。
「言えるでしょう?ラクス」
キラがそっと促す。
「けど・・・あうう・・・。」
「大丈夫、誰も見てないから。」
嘘である。
部屋に中には彼女が連れてきていたハロ(通称ピンクちゃん)がいたし、控え室の監視カメラもさっきからずっとこちらを凝視している。
もっともその奥にいる人物もよく見知った人物であるからこそ行為に及んでいるのだし、ラクスもそれを理解している。
それでもラクスは躊躇していた。
あんな学園で生活し、自分とも数え切れぬほどにまぐわってきたというのにラクスからはほんの欠片ほども恥じらいの心は失われていなかった。
「お・・・おねがいです・・・。」
「何?」
「ん・・・ひんっ・・・お願いです・・・。ちゃんと・・・抱いてください。」
本物のSMならどやしつけられそうな一言である。
だが、キラの思惑としてはそれで十分であった。
羞恥心を呼び起こさせることでラクスの性は開花する。
時間はかかるがラクスにはそのほうがふさわしい。
「よくできました。」
言ったん指を抜き、崩れそうになるラクスの体を支えてやる。
「じゃあ今度こそしようか。」
やっぱり僕ばかり楽しんでいるのかな・・・。
キラの頭に一瞬そんな考えがよぎった。
だが、すぐに思考の片隅に追いやり、眼前の美の食し方について考える。
今の体勢から最も持ち込みやすいのは後背位だろう。
だが、その体位は少々食傷気味だった。
「ラクスはどの体位がいい?」
結局キラはラクスに尋ねた。
理由は一つ。
一番早い。
ただそれだけである。
「え?・・・あう・・・じゃあ・・・正上位で・・・。」
「分かった。じゃあこっちで横になって。」
いったん身体を離し、ラクスの身体を横たえる。
「じゃあいくよ・・・。」
「あ・・・っ・・・くんっ!」
首筋に軽い口付けを交わし最奥まで一気にねじ込む。
甘い悲鳴が上がった。
「く・・・あいかわらずきついな・・・。」
子宮口に亀頭があたる感触があったが、それでもなお肉棒は全体の三分の一ほどを残している。
「う・・・キラの・・・大きい。」
普段の優雅な物言いは何所へやら。
まあ、切羽詰れば人間そんなものかもしれないが。
「動くよ。」
まるで処女を相手にするような優しさでキラは彼女に接していた。
ゆっくりと注挿を開始する。
ズン、という思い感触がラクスの身体を貫き、蝕んでいく。
動くたびに柔肉が形を変え、その隙間から愛液が溢れ出てくる。
「んあっ・・・・・・あっ!すご・・・い・・・こんな・・・」
言葉に意味がなくなりつつある。
キラのほうもそれは同じだった。
まるで彼のためだけに誂えられたようなラクスの身体を手当たり次第に貪ってゆく。
「・・・ふん。」
モニター室に一人の少女がいた。
名はフレイ=アルスター。
いろいろと噂はあるが一応は人の子である。
「ああ、もう、あの時パーさえ出さなければ私があそこにいたはずなのに・・・もう!!」
どうやらじゃんけんで負けたらしい。
モニターと自分の右手を交互に眺めながら暴れる。
なかなか器用だと思われるのだが、その様子をここの警備担当の職員ははらはらと眺めていた。
一つ云十万もする機材が何も知らない少女の手にあるもので恐ろしくて仕方がないらしい。
「あ、あの・・・それは・・・。」
そこに職務に忠実で勇敢で・・・ひっくるめれば実によくできたセキュリティ担当官がいた。
あまりの暴挙に耐えられなくなったというのが本当のところなのだがそれでも勇敢であることに変わりはない。
そして勇敢とは無謀の裏返しに他ならない。
「あん?」
何か文章だけならあえぎに見えないでもないが当然内実は大きく違う。
どすの利いた声が並んで立たされていた(当然手は後ろでである)警備員の鼓膜を打った。
「だれだ、今声出した奴。」
普段とは違う?
こんなのはフレイじゃない?
そんなことは知ったことではない。
これは作者の中でのフレイ像の一環なのだから。
<閑話休題>
なにはともあれ、フレイの声を聞いた全員が先ほど声を出した担当官のほうへと振り返った。
「「「「「「「「「「「「「「「こいつです。」」」」」」」」」」」」」」」」
異口同音ここに極まれり。
(全員が同時に同じ声を発するなどということが本当にありえるのかどうか・・・。)
振り向かれた人間は必死に首を横に振る。
だが、生贄を欲していた少女に対しそのジェスチャーはあまりに無意味だった。
「百回ぐらい死んでこい!!」
「それ無ドぐふァ!!」
下斜め45度から理想的な直線で入った蹴りが担当官の鼻面に叩き込まれる。
盛大に鼻血を噴出した担当官はその身を30cmほど浮遊させた後地面へと崩れ落ちた。
誰も助けに寄らないのは皆自分が可愛いからである。
ちなみにこのとき彼女のパンツ(青)を見た者は数名いたがその後一度も会話にあがることはなかった。
なぜなら・・・。
「見〜た〜な〜。」
これより先は年齢指定の趣旨が変わりそうなのである警備員の言葉を引用しよう。
「コーディネーターより鬼が怖い。」
以上である。
「荒れてるなあ・・・。」
すでに行為を終えていたキラは控え室のベッドの上で監視カメラを眺めていた。
据え付けたあったマイクはモニター室の様子をリアルタイムで報告してくれる。
そこからは悲鳴、破裂音、怒号、落下音、そんな音が一斉に飛び出してきていた。
救いはラクスがすでに夢の世界へと旅立ってしまっていたことぐらいだろう。
「後片付けが大変だな・・・。」
かえってからもう一回戦。
そのことを思い、キラはため息をついた。
あえて警備員のことは無視である。
あとがき
ども、先週の締め切りに二十分ばかり間に合わなかった作品をお送りしました。(文法がおかしいですね)
風引くと頭がボーっとなります。
あまりいい傾向じゃないんでしょうがこういうの書きたくなります。
そういう気分の日もあるんです(力説)。
・・・冷めやすいのも特徴ですが。
まあ、ということで(何が?)蒼來様に素敵なバレンタインデーが訪れますよう。
私は恵方巻きでもかじりながら祈ってます。(オイ
ダークパラサイトより愛を込めて)
蒼來の感想(?)
祝!!ラクスたんキラ君においしく頂かれちゃった記念!!(マテ
いやあ、うちの姉妹は食入る様にこれ読み返してます。(核爆)
ので今回の感想でははお留守です。
しかし・・・フレイさん覗き見は良くないですよー、ストレス発散してますがw
バレンタイン?・・・ここ10年は関係ない行事ですな(´Д⊂)
しかも3年前まで、6年間ぐらいお店に並べる方でしたので。
ダークさんはお兄さんにあげたのかなあ?
あげてないのなら、ご愁傷様とお伝えくださーい(ヲイ
