一つ、たとえ話をしてみよう。
難しい話ではない。
使い古された話のネタで、書き古されてしまったもしもの話。
例えばそう、神殺しの槍を持った槍兵であったり。
四刀を掲げた剣士であったり。
はたまた、この世すべての悪とその原型を治めてしまった王であったり。
一つ一つは珍しい話ではない。
よくある話。
よくある世界の改変。
珍しい「者」を出すことは出来ても、結局のところその結末は変わらない。
珍しい「もの」には、成り得ない。
だから、重ねてみよう。
例えば、参戦するものを変えてみよう。
例えば、自分というモノを複製し続ける魔術師。
永遠に時の狭間を彷徨い続ける、埋葬者。
そして、すべてを殺し尽くす殺人貴。
これ自体はそう珍しいものではないが、ここまで来れば少々様相が異なってくる。
有り得ないとは言わないが、結末の予測など誰にも出来なくなる。
そして、だからこそおもしろいともいえる。
・・・私?
私は君をここへ導いたモノ。
此度は呼ばれなかった反英雄。
■■■郎のなれの果てにして、此度の戦争の監視役。
――さて。
では、始めてみよう。
冬木の町にて繰り広げられる戦争。
これは、その可能性の一つに過ぎない。
捩れて、狂って、凶ってしまった結末。
その一欠片を、この高見から見届けてみようではないか。
Fate/type moon
(偽プロローグと、嘘予告)
プロローグ
――――はあっ、はあっ――――
息が荒い。
いったい何が起こっているのかが、わからない。
Q:ここはどこだ?
A:学校のグラウンド
Q:なら、あれは何だ?
A:――わからない
視界に収まっているのは、四匹の化け物。
二体と二体に分かれて戦う、文字通りの異形の戦い。
それは、無理矢理眼球を強化して、得意なはずの解析で空間ごと把握して、それでも捉えきれない世界だった。
――でも――
それでも、焼け付いている神経の奥で思考する。
四本の刀を宙に掲げた着物姿の女と、仮面をかぶった黒い影。
包に身を包んだ男と、異国の衣装に身を包んだ弓兵。
これほどに凶悪なそれらの戦いを美しいと感じている自分がいることに、俺はもう気づいていた。
ガン!
女が仮面の男に向けて宙を滑らせた刃を、異国の男が弓で落とす。
ギン!
そのワンアクションで異国の男に生じた隙を突こうとした包の男を、仮面の男の投げたナイフが牽制する。
カンカンキンカン!
ついでとばかりに投げられたナイフは、女が待機させていた日本刀がすべてはたき落とした。
これだけのアクションが、一秒と満たない時間の間に行われる。
息継ぎをする暇どころか、瞬きをすることさえできやしない。
その戦いに魅了され、目を離すことが出来ない。
理解など出来ずとも、多少なりとも魔術を使う者としての本能が告げている。
あれは、人じゃない。
どちらも人の姿をしているが、だからといってあれが人間でなどあろうはずがない。
あんな人間が、あろうはずがない。
あんな人の常識を越えた兵器を平然と操れるような存在が、魔術師や、ましてや人でなどあろうはずがない。
――――はあっ、はあっ――――
息が荒い。
視界がぶれる。
あれは見てはいけないモノだと、全身の神経が告げている。
四匹の化け物が持つ得物。
その中でも、包を着た男の持っている紐のように細い剣。
あれだけは絶対に理解してはならないと、魔術回路がきしんでいる。
――あれは、■の鬚。
剣のように見えるけれど、あれは俺なんかではとうてい到達できないものだ。
剣を創ることしかできない衛宮士郎では絶対に到達できない、元からそうあったもの。
――だって言うのに――
「やれやれ、こんなところで。それも君たちがごとき存在に本気を出すつもりなど無かったのだがね・・・。」
包の男。
その右手に、あまりにも細い剣に、魔力が集中していく。
周囲のすべてを吸収し尽くしてまだ余るほどの魔力が、この空間から吸い上げられていく。
「まあ、せっかく英霊が二体もそろっているのだ。今使わなければ、なかなか使う機会も無かろうよ。」
「・・・正気か?貴様。」
「正気だとも。もとより、今の我々はこのような存在だ。」
――ドクン――
心臓が、跳ね上がった。
駄目だ。
あれは使わせてはならない。
あれを使えば、付近一帯はすべて焦土と化す。
それを理解しているのか、異国の男も包の男に少し遅れる形でその手に持つ弓に魔力を集め始めた。
だが、遅い。
「龍鬚の《ドラゴ》――」
「くっ!一矢《キム》――」
魔力が渦を巻く。
双方が双方の魔力を吸い尽くさんと吼える。
仮面の男と着物姿の女性は自分のみを守ろうとするのに必死で、この衝突を止める気があるようには見えない。
――だから。
「や、やめろっ!!」
――気がつけば、その二人に向かって大声を上げていて。
「・・・む?」
「何奴!!」
ああ、なんてことをしてしまったんだろうなんてぼやく暇もなく、俺の目の前には白い仮面が揺れていた。
「あ――ああ――」
声が、声にならない。
あれほどの距離が何故消えたのかが、わからない。
「クク、あの戦闘に口を出せるとはなかなかに骨があるようだな、小僧。」
でも、そんなこっちの疑問を踏みにじって、仮面が口を開く。
「だが、力もないのにそういうことをすればどうなるか、わからなかったわけではあるまい?」
その声は底冷えしそうなほどに冷たく――仮面の右手には、漆黒のナイフが握られていた。
ああ、さっき投げていたナイフと同じものだ、なんて考えようとしたところで、その右手が鞭のようにしなる。
「――え?」
「終わりだ。小僧。」
次の瞬間に目にしたのは、、仮面の男の背中と、振り切られた黒いナイフ。
いや、元は黒かったはずのその刀身は何故か深紅に染まっていて。
「何――が――。」
何故か、心臓のあたりがやけに痛んだ。
プロローグ・了
そして嘘予告(ネタが古いとか言わないで)
かくて、偽りの宴は始まった。
「クッ!!なんて力使おうとしてるのよ!あんたは!!」
赤い弓兵は現れず、青銀の騎士は姿を見せず。
「セイバー、あの人たちを追って。先輩をこんなにしたんだから、責任はとってもらうわ。」
「――承知。」
寺に魔女の姿はなく、わかめは影も形もない。
「問う。汝が我がマスターか。」
それでも、聖杯はその寄る辺に従い起動する。
「そん――な。」
少年が喚んだのは、あまりにも幼い少女。
「サーヴァントランサー、召還に応じ参上いたしました。」
右手には、大人の身長も遙かに超えるような槍を。
「此より我が槍は貴方とともにあり、我が命運は、貴方の元に。主の名と我が名にかけて、貴方を守り抜くと誓いましょう。」
左手には、その身を縛る十字架を。
「それではご主人様、ご指示を。」
だが、その矮躯はあまりにも戦闘に向かず。
「興醒めだな、ランサー。この程度か?」
その少女は何度となく膝を突き。
「理想の無意味をとくと知れ。」
その体は無数の傷に穿たれ。
「ごめ・・なざぃ・・・ご主人・・・ざま・・・。」
そしてついにはその槍までもが砕け散る。
「ねえ士郎。やっぱり変よ。」
だがしかし、彼らはあきらめなかった。
「先輩、これ・・・。」
信じるに足る仲間と。
「君がどうしてもその理想を曲げられないことはよくわかった。砕けると知りつつ追うというなら、どこまでも追ってみるといいさ。」
相容れぬはずの敵との和解。
「これで、お別れです・・・。」
そして、あまりにも悲しすぎる別れ。
「これで、最後だ!!!」
それでも戦いは終わらず。
「ふははは!雑種雑種雑種!有象無象の群れが、いったい何をしておる!!」
戦争は、広がり続ける。
「やあ、久しぶりだね、士郎。」
慟哭はとどまるところを知らず。
「ランサァァァァァァ!!!!」
すべての謎が解けたとき、たっているのは誰なのか。
「――――I am the bone of my sword.」
Fate/type moon 開幕。
「同調――完了。《トレース――オフ》」
――今宵、月が笑う。
「裏切りの《ユダ》――」
――――多分続きません。
あとがき
まずはお誕生日、おめでとうございます。
本当は他の企画があったんだけど、なにやら間に合いそうにないので勝手に用意しました(制作期間二日)
続きは・・・上でも書きましたが、今のところ書くつもりはありません。
でもこんなものはちゃっかり用意しています↓。
サーヴァント能力表
ランサー
真名:イエス=キリスト
マスター:衛宮士郎
性別:女
属性:秩序・善
パラメーター 筋力:D 耐久:C 敏捷:D 魔力:A++ 幸運:EX 宝具:A
クラス別能力 対魔力:A
保有スキル 神性:EX カリスマ:A 法術:A++
所有宝具 「神殺しの槍」《ロンギヌス》:A
「破滅に誘う神の戒め」《クロスストライク》:B
解説
言わずと知れた主人公・・・が、今回呼び出したサーヴァント。(どうやら彼には呼び出したサーヴァントの性別を変えてしまう能力が備わっているらしい。恐ろしいことである。)――とはいえ、見ればわかるように高い神性の他はこれと言って戦闘向きの能力を持っていない。手持ちの宝具も人を律する《クロスストライク》と、神殺し、《ロンギヌス》であるため、万能に弱い。実はこのほかにももう一つ宝具はあるのだが、召還の時の手違いから本人が使い方を忘れているために使えない。
聖剣の鞘の代わりに、士郎の治癒を担当する。治癒の実力は、相手が完全な死に至っていなければ魔力の続く限り何度でも癒せるほど。(時間は傷の具合に応じてかわるが、いかなる傷も一日以内に完治する)どちらかと言えばキャスターにでもなった方が遙かに強いはずなのだが、本人は槍兵であると言い張る。
外見は十歳前後の幼女で、今回は士郎の生き方に惹かれあう形で召還された。
聖杯に対しての望みは、全人類の幸福。
セイバー
真名:鈴鹿御前
マスター:間桐桜
性別:女
属性:混沌・中庸
パラメーター 筋力B 耐久:A 敏捷:B 魔力:C 幸運:E 宝具:C
クラス別能力 対魔力:C 騎乗:B
保有スキル 戦闘続行:B 神通力:B 怪力:A 千里眼:A+
所有法具 「宙を舞う三刃」《大通連》:C
「鬼殺し」《小通連》:C
解説
出典は田村三代記。宝具が少し頼りなくはあるが、さすがセイバーとでも言うべき驚異的な身体能力を誇っている。怪力を発動させてしまえば、正面からの斬り合いでヘラクレスとも渡り合えただろう。(勝つことは有り得ないが)間桐桜の固有スキルで幸運がとてつもなく低いことを除けば、普通に強いキャラ。(でも姉のサーヴァントのおかげで霞む霞む)
十二単にその身を包んだ清楚な雰囲気の女性だが、時折真っ黒な一面を除かせたりもする。
外見年齢は、二十歳前後。そのあり方のためか、桜と惹かれあった。
聖杯に対しての望みは、全ての魔の駆逐。
アーチャー
真名:アン・ズオン・ブゥオン(安陽王)
マスター:シエル
性別:男
属性:中立・善
パラメーター 筋力:C 耐久:B 敏捷:C 魔力:B 幸運:C 宝具:B+
クラス別能力 単独行動:B 対魔力:B
保有スキル 陣地作成:EX 神性:C
所有法具 「一矢千殺の弓」《キム・クイ》:B+
解説
ベトナムの王様。陣地作成で「城」を作り、その中から燃費のいいキム・クイを撃ちまくるのが本来の戦い方であり、勝てないとは言わないが平野部で強いわけでは決してない。シエルの戦い方のおかげでものすごい迷惑を喰っているかわいそうな英霊。でも全体で見たときの能力は高すぎず低すぎずと言ったところだろうか。
明らかに異国のそれとわかる格好の服の下に、簡素な皮鎧をまとっている二十代前半の男。
外見こそ優男然とした姿であるものの、正義を愛し神を重んじる正統派の王様である。今回の召還は「弓」という名に惹かれただけで、実際アーチャーならば誰でもよかったらしい。
ライダー
真名:黄帝
マスター:遠坂凛
性別:男
属性:秩序・中庸
パラメーター 筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:A 幸運:A++ 宝具:EX
クラス別能力 騎乗:A+++ 対魔力:C
保有スキル 神性:EX カリスマ:B 直感:C 竜召喚:EX
所有宝具 「龍鬚の導き」《ドラゴリード》:EX
「四龍咆吼」《ドラゴボイス》:A
解説
中国の王様一号。スキルと宝具、合わせて三つのEX能力を持っているという真性の化け物。三騎士でもないくせにほぼすべての能力が高く、特に龍に乗ってしまえば後は殲滅だけしか道が残されない。第四回ならばともかく、今回の聖杯戦争においてはたった一人で完全にパワーバランス崩しまくってくれている人。マスタースキル・うっかり:Aさえなければ、文句なしに最強。
外見は40〜50のおっさんで、鎧甲のたぐいは一切身につけず龍の鱗を編みこまれた包に身を包んでいる。龍種と神の血を余すところ無く受けた、ぶっちゃけ誰が倒せるんだよ、こんな奴・・・的なキャラ。私が続き書く気になれない最大の理由。しかもしっかり聖杯への望みを持っているあたり、どうしようもない。絶対折れてくれない。いっそ凜ラスボスか?
ちなみに凛と惹かれあったわけは、五大元素。最強は正しく最強を喚ぶのである。
バーサーカー
真名:酒呑童子
マスター:イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
性別:男
属性:混沌・悪
パラメーター 筋力:A 耐久:A 敏捷:C 魔力:B 幸運:C 宝具:B
クラス別能力 狂化:A 対魔力:C
保有スキル 怪力:A 神通力:C(A) 戦闘続行:B
所有宝具 「四鬼の魂」《フォーデモンズソウル》:B
解説
日本人なら知っておきたい妖怪。狂ってなお悪性しか持たない真性の悪鬼。宝具まで含めた全体的な能力で見てしまえばもちろんヘラクレスには遠く及ばないが、それでも筋力:A+狂化+怪力はかなりの勢いで反則である。具体的に言うなら、ただの力押しでいいのなら狂化したヘラクレスでさえ押し返してしまうパワーの持ち主といえばそのすさまじさもわかるだろうか?
両手に嵌めた流動銀《オリハルコン》製のグローブ(制作・アインツベルン)の他には(鎧を含めて)特にこれといった武装を持たず、彼にとっての武器とはその強靱な肉体と狂化されることで得た蛮勇、そしてその類い希なる悪性に他ならない。(よって裸に腰布という意味ではバーサーカーと大差ない)
ちなみに、どうでもいいことだが狂化をかけていない状態ではものすごくかっこいい美男子である。
キャスター
真名:ソロモン王
マスター:蒼崎橙子
性別:男
属性:混沌・中庸
パラメーター 筋力:E 耐久:D 敏捷:C 魔力:A+ 幸運:C 宝具:A++
クラス別能力 道具作成:D 陣地作成:A
保有スキル 神性:B(A) 法術:C
所有宝具 「従える七十二柱の悪魔」《キング・ソロモンズリング》:A++
解説
ユダヤの中ではたぶんダビデに次いで有名なのではないだろうか?ご存じ悪魔王。
自分の陣地にこもって大量の飛び道具をはき出し続けるという意味ではアーチャーとほぼ同じ能力だが、弾がすべて本物のあくまであるあたりこいつのたちの悪さは見事に本物である。マスターとの息もぴったり合っており、序盤で一番の敵。
黄帝でさえ、しばらくは敬遠していた。
外見は、典型的なユダヤのラビである。
アサシン
真名:ハサン=サッバーハ
マスター:遠野志貴
性別:男
属性:混沌・悪
パラメーター 筋力:C 耐久:D 敏捷:A+ 魔力D 幸運:B 法具:B
クラス別能力 気配遮断:A+
保有スキル 風よけの加護:A 投擲(短刀):B 自己改造:C 心眼(偽):B
所有宝具 「宣言廃感」《ザバー・ニーヤ》:B
解説
当たり前といえば当たり前なのだが、今回のメンバーの中ではダントツに弱い。主人公クラス二人が一番弱いというのもどうかと思うけど、やっぱり弱い。というか、心眼を持っているあたりアサシンとしての能力は本物の真アサシン以上に完璧なのに、志貴にその戦い方をさせてもらえない。アーチャーのマスター、シエルといい、こいつといい、もう少し適正考えて使ってやれよ・・・。
外見は、あれ。
宝具解説&能力
「神殺しの槍」《ロンギヌス》
ランク:A 種別:対人法具 レンジ:1 最大補足:1人
解説
言わずと知れた神殺しの槍。先が二叉に分かれた槍で、全体が血を連想させる赤に彩られている。突き刺した状態で真名を解放すれば相手が神性を持っている限り確実に殺し、石突きを当てて真名を解放すれば相手から魔力を吸い自分の魔力を一瞬で最大まで回復できる。・・・もちろんそこまで近寄ることが出来れば、だが。
「破滅に誘う神の戒め」《クロスストライク》
ランク:B 種別:対人法具 レンジ:5〜15 最大補足:1人
解説
本人がかけられた十字架。普段は左手に持ち防具として使うが、血を垂らして真名を解放することで、空間転移。敵一体を完全に補足する。
とはいえその際かけられる鎖は何の加護もないただの鋼の鎖であるため、一定以上の力があれば破るのは容易い。
「宙を舞う三刃」《大通連》
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ1〜9 最大補足:1人
解説
風王結界などと同じく、常時かけっぱなしの宝具。見た目はただ三本の日本刀。全自動のファンネルのようなもので、ガード、攻撃、双方をそつなくこなしてくれる。相手が視界に入っている限り攻撃できるため、相手を指定できないということさえ除けば使い勝手はいいだろう。威力は普通の刀だが。
「鬼殺し」《小通連》
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ1〜9 最大補足:1人
解説
名前通り、鬼殺しの剣。脇差しの一種だが、通常のものより少々太く重く作られており、全体に梵字の呪文が刻まれている。真名を解放すると独りでに浮遊し、相手の首を落とすまで帰ってこない。原理は「赤原猟犬」と全く同じだが、彼女にとってはこれ自体が強力な対魔兵器のため、手放すとガードがおろそかになってしまう。
「一矢千殺の弓」《キム・クイ》
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ5〜40 最大補足:1000人
解説
「突き穿つ死翔の槍」の、補足数を増やして威力を減らしたような武器。普段の外見は亀で、戦闘になるとその躯を変形させ、巨大な弓となる。もちろん鏃と槍では威力に差がありすぎるのだが、それでも数がすごいためその威力はすさまじい。
「龍鬚の導き」《ドラゴリード》
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ2〜99 最大補足:1000人
解説
本作の反則技。普段の外見は針か紐かといった細さの剣(実際には龍の鬚から作った鞭)。属性は「騎英の手綱」と全く同じであるが、乗るのが龍であるためか、その威力も桁違い。「天地乖離す開闢の星」と正面から張り合える。
「四龍咆吼」《ドラゴボイス》
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ1〜40 最大補足:300人
解説
本作の反則宝具その二。と言うか、ドラゴリードの使い方その二。Aランク魔術に匹敵する魔龍を四匹同時に召還し、相手にぶつける。やっかいなことに魔術ではないため対魔力が発動せず、それぞれの属性が違うため安易な防御では逆に力付いてしまう可能性もある。何にせよ、発動させないが吉。
「四鬼の魂」《フォーデモンズソウル》
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ0 最大補足:1人
解説
「十二の試練」の劣化版。酒呑童子の周囲を浮遊する青白い人魂。四天王による守りの加護で、四度よみがえる。またこれらのうち一匹でも生き残っていれば相手の能力のランクがすべて一つ分下がる。
「従える七十二柱の悪魔」《キング・ソロモンズリング》
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ1〜99 最大補足:72人
解説
右手中指に嵌めた指輪により召還された七十二匹の悪魔による同時攻撃。燃費の良さと凶悪さは全宝具中でもトップクラス。ただ、彼はこれ以外には特に魔術を使えないのでこれを使うたびに神殿の守りが薄くなっていく。珍しい三段階型の起動式を持つ宝具でもある。
「宣言廃感」《ザバー・ニーヤ》
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ1〜4 最大補足:1人
解説
絶対言語の模倣。カタチをもつ宝具ではなく、彼自身が持つ自己改造能力の一環としての声帯模写。それもゴドーワードメイデイのように全てを操ることが出来るわけではなく、あくまで相手の持つ感覚のうち一つを消し去ってしまうだけである。・・・でもまあ、それでも一応五感に加え第六感も封じてしまえるあたりは、さすがは宝具といったところ。
蒼來の感想(?)
・・・遠野士貴のサーヴァントがアサシン・・・七夜士貴や殺人貴じゃあなくハサン・・・
二次創作読みすぎの為か違和感バリバリなんですがw(マテ
あの馬「そんなこと言ったって蒼來の都合じゃん。関係ないよ。」
出たな、新種。
あの馬「新種って・・・まあいいや、で名前未だこれ?」
すまん、次からはまともに出すから。
あの馬「あい」
で話し戻すが・・・・遠坂の長女は貧乏が基本なのにサーヴァントの幸運がA+++かw
あの馬「凛さん、宝石買い放題だねえ〜」
うむ、あとは・・・キリストにロンギヌスは不味いかと。
あの馬「使ってた人が違うはずだからねえ・・・ご本人其れに刺されてるのに・・・」
その他は新鮮ですな、中々思いつかないと思います。
ところで・・・・桜に黒セイバーはよくあるのですが、鈴鹿御前と・・・これも良いのだけど・・・惹かれあったって・
あの馬「百合?」
・・・・・・・・さあ?・・・・・
あの馬「ところで今回ぼくで良かったの?」
ああ、あの二人を書くテンションが・・・病み上がりだしな・・・
あの馬「ふ〜ん・・・後ろ見た方が良いよ」
え?Σ(゜ロ゜;)
鈴菜「ふっふっふっ」
観月「クスクスクス」
怖っ!!!
あの馬「おたっしゃで〜」
ちょ・・・待って助けてーーーーーーー!!!!