※役には立ちませんのでよろしくおねがいします
※写真がピンぼけしまくったので(…)シャープをかけてるものが多いです
ついでにデジカメの補正が勝手にかかってるので色がバラついてます…
状況がまずダメダメですね!
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★用意したもの★

・紙 ・絵の具 ・その他絵を描く道具(アバウt)
・やる気 ・タイムリミット

とくにタイムリミットは必須です。しめきりないと身体が動かない(…)


★ペン入れまで★




描き始めた時点で予想はしていたのですが一枚におさまってませんでした
まあアシュナタはふたりの世界がデフォですからね! うまいこと言った!

下書きの時点でできるだけしっかり描きこんでおきます
水彩というかアナログにコマンドZは ない よ!
失敗したくなければ準備は万端にということです

一応メリーゴーランドの写真を参考にしながらポニーは描いています
でも参考にしたのはポーズぐらいであとはてきとうです
だって実際のメリーゴーランドって、あんまりかわいくないと思いませんか…
歯をむき出しにしてたりして ちょっ怖いっていうか夢が壊れるよ!
モノクロならもう少し模様を増やしていたかもしれません そのあたりは適宜で




したがきをパソコンで合成、紙の大きさに調整してプリントします
今回はたまたまプリントアウトしたので必要ありませんでしたが
時間があるときはなるべく下書きをコピーします
水彩紙にトレースって見た目よりも全然細かい部分が透けないので
コピー(プリントアウトしたもの)をトレース用、下書きを手元においてトレースします
コピーでもプリントしたものでも濃度はかなり濃いめにしています(気休めだけど)




トレースおしまい
1年ぐらいぶり? にカラーでペン入れしました
いつもはUniの2Bの鉛筆ですが定着剤を使わないといけないので
(使わなくてもいいけど悲惨なのでやめた方がいい)(経験済み)
この絵は看板用という目的があったのでなるべく発色は良い方がいいかなあ
(原画を展示するのと印刷用にするのとはやっぱりちょっと違う気がする)
ということですべてが鈍くなる定着剤は今回辞退させていただきました

定着剤を使うとやっぱり絵り具ののりが悪くなります
でも鉛筆が好きな身としてはなんとかならないのものなのかな…
絵の具で塗っても鉛筆の粉が広がらない良い組み合わせはありませんか…




あ、ペン入れは耐水性カラーインクにGペンを使いました
カラーインクはこのセピアしか持ってないです つまりカラーのペン入れ専用…
ところでこれもう7年ぐらい前に買った気がするんですが大丈夫なんだろうか
ビンの中にはいつ落としたか判らないペン先が…(哀)

紙はウォーターフォードのナチュラルです
後から思ったんですが、紙は白いやつの方が良かったかな…ワットマンとか
メインに使う色をあらかじめ決めているのなら
それに合わせて紙を選んでもいいんじゃないかなと思います
(後述しますが今回全然考えてなかった)(…)



★色を塗ります★




とりあえず 肌色を塗ってみます
下書きのときに光の方向を決めておいてだいたいその方向で…
まあわたしの場合キャラのみだとそこのところすっごいおろそかですが!(胸を張る)
色は肌色とオレンジというか朱色?系の色を使います

肌色(とくに顔)の塗り直しが自分の中では一番の鬼門です
というかどの場所でもそうですが基本的に塗り直しってうまくいきません
たとえ乾いてても濡らせば勝手に絵の具が動き出すので
うかつに手をいれると涙するので最初がかんじんなわけですの
失敗したからと言っていつまでもいじってたらロクなことにならないですの

さて次はどうしようかな…
いつも塗る場所に法則がないので手が止まってしまいました(エッ)

仕方がないので過去に描いた絵を色々ひっぱり出しました
はっきり言ってカラーに関しては昔の方ががんばってたのもあり(…)
人数の多い絵を描いた時のやり方を参考にすることにしました




その結果が全面オレンジ ということになりました
一色で塗ることでごちゃごちゃしててもとりあえずまとまって見えるマジック!
なんとなく影になる部分とか考えてアバウトに色塗り(=考えてない)
ちなみにアクリルガッシュのようにカバーする力は透明水彩にはないので
あんまりやりすぎると後悔することに…ははははは

でもこういう一色で下塗りって最初にやっとくべきだと思うんですよね…
肌色塗ったのがほとんど判らなくなって切なくなりましたが
気をとりなおして先に進みます

ここで使ってた色はバーミリオンヒューです




その前に 今はこんな全体図




個人的に好みな部分を抜き出し
ピンぼけというか手ブレがひどくてすみません…アアー!
今気づいたけどアニスの色がエアリスだよねこれ

関係ないところに関係ない色をおくのがすきです
左のアッシュの赤髪に黄緑つっこむとかよくやってますね
ただあたりまえなんですけど 赤に緑入れると色が変になるので
直接混ざらないようにしたりとかは考えた方がいいと思います>自分へ

色まぜの組み合わせは自分で好きなのを憶えておくといいかもですよ




とりあえず 全部に色を入れた状態の全体図
ごちゃごちゃ+パッとしない という自分の感想 さてどうするか…




意識していないので当然なんですが立体感がヨワヨワなので
薄いペインズグレイを影の部分におきました
ターコイズブルーなんかも影にする場合がありますが
こういう人数がおおいものだと色も多いので色味の少ない方で…
ってもニュアンス程度なのであんまり判らないかもですね
左→右って流れです なんとなく影を入れました




それでもまとまらないので最終手段に出ました
一色で塗ることでごちゃごちゃしててもとりあえずまとまって見えるマジック!
アッ 既出ですって? ごめんね、わたし過去は振り返らない人間なんだ!
というわけでさらに一色で画面全体をドバアと塗りたくりました
(写真だとなんか全然変化見られないですね…何故)
さっきのは下塗りだったので影とかを考えつつだったのですが
今度は関係なく全体を大きめの平筆でざくざく塗りました
濃い薄いはあまり気にせずランダムにざしざし塗りました

そしたら当然なんですけど下の色が溶け出してあわや大惨事状態に! ウオオオオ
いや 途中で大慌てで処置したのでなんとかなりましたが自業自得…
青(黒?)い馬の色がブワアと溶けて肌色部分に混ざった時には声も出しますよ
こういうとき濃い色は溶け出したあとの広がりが半端ないなって思いました
あれ、でも黄色系より広がりやすい? 粒子の問題かな? ちょっと不明です

一色塗りした色はさっきのバーミリオンではなくカドミウムイエローディープ
降板させられたバーミリオンの恨みの声は無視する方向で^^
ようは最初に塗るか最後に塗るかの違いです 最後に濃い色は怖いんだ…




いつもはここでおしまいなんですがちょっと時間があったのでお化粧することに

色鉛筆で影の部分にカケアミを入れていきます
ふつうに塗ってもいいと思うんですけど絵の具のお化粧はこうすることが多いかなあ
あんまりうるさくならない程度にもそもそ入れていきます

最後にホワイトでハイライトをちょこっとだけ入れて
サインいれておしまい サインは自分の中ではおしまいの意味にしております
ときどきサイン入れてないのがあったりして入れ忘れた…と嘆きます



★ついでにお道具★




(左上にフィキサチーフがありますが単にしまいわすれです)(…)

本当はあとひとつパレットあるし色見本ももっとたくさんあるんですが
今回使わなかったので出番がなかったという…かわいそう…
ぶっちゃけ色が多くなればなるほど使う色と使わない色に分かれてしまってて
好きな色があるのはいいけどもう少し考えなくてはと思います 精進精進

いや…しかしパレット汚いな… …恥ずかしいなこれは!
全部パレットの裏には色の名前が書いてありますが
色塗ってる時は欲しい色を筆洗わずにとることも多いので
純色に近い部分は残ってないんじゃないかとさえ思っています(ひどい)

そういえば ホワイトに関しては
スパッタリングとかのときはアクリルガッシュを使ってますけど
瞳のハイライトみたいにちいさくチョンと使いたい場合は
右のはしっこに写ってるミルキーペン? みたいなのとポスカ極細を使っています
当然水性なので上から塗ると色が落ちますけれど最後のハイライトとかになら有効ですよ
以外と使えるのでおすすめです あ、でも重ねるのは難しいかもしれないな


最後に使った道具のまとめ:
絵の具→ホルベイン(ページ内に記述があった色は全部これ)、W&N、マイメリ、クサカベ
筆→WVR NOUVEL VIUAL BRUSH 6、10、5/8号(混合筆)
紙→ウォーターフォードナチュラル 中目190g


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というわけで完成したのがこちら(原寸)です
※激重です 238kbあるのでご注意下さい(でかすぎ)


みてくださってありがとうございました! おつかれさまでしたニコニコ!

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