とても役に立たないメイキング編
激重です(いつも…)

★道具★



だいたい使っているのはこんな子たちです
筆はWVR NOUVEL VIUAL BRUSHという名前の混合筆
その筆の下になっているのがアクリルガッシュのパレットで
右側のふたつが透明水彩のパレットです
パレットに関してはラップ巻いただけだったり100均だったり(安)
筆は高いのを買おうかと思うんですが手が出ない…ラファエロとか高すぎるから…



で、こっちが絵の具たちです
左からW&N透明水彩、ホルベイン透明水彩、ターナーアクリルガッシュ
並べてみるとガッシュでかいなあ(笑)でも使いきりなので減りが早い
持っている数は右になるにつれて多いです というより使い始めが右からなんです
W&Nなんて3本しかないよ…
今はてきとうに必要な色や好きな色をまぜこぜで使っています


★前準備★



イメージラフ はふつうもっと適当なんですけれど
構図とかイメージがはっきりしてるとささっと描いてしまいます
これはB5原寸の紙に描いていたので
そのまま手を加えて下描きにします



カラーインクのセピアとGペンを使ってトレース
それとほとんど見えないんですけれどマントの先の部分に
水彩色鉛筆を使ってます なんでかはまあそのうち
あれっジャックの表情が変わってませんか あれっ…
そしてこれを後から微妙に後悔したのですが エッ まあいいや

今回使った水彩紙は天下のアルシュです ていうか誰だ天下なんて言ったの(わたしじゃないよ)
3年ぐらい前に買ったのを水張り失敗したまま放置していたものです(…)
しかしなんかこの紙すごい臭うんですよね…
3年経っても臭っていたので1週間ぐらい日陰干ししたりしました 洗濯物ですか


★塗る★

おおざっぱに言うとわたしはふたつの塗り方をしています



これはまず水を含ませた筆で紙を塗ってから
絵の具を含んだ筆で塗ったときの写真です
じわじわいきます じわじわ



で こっちはまず絵の具を紙に塗ってから
水のみの筆をドシンとつっこんだものです
写真みたいに色が抜けます

ようするに水が先か絵の具が先か、で変わる部分があるわけです
これはそのひとの好みだと思う

なんて 塗ってるときはこんな冷静じゃないですからもう何がなんだか(…)
あと紙・絵の具・湿度とか?でもコロコロ変わります




まず肌色を塗ります(あの ピンボケですけど)
ていうかなんでどんなひとでもまず肌色なんだろう…(笑)
そして塗る部分がこれだけなので終了(えっ)
ついでに面積が小さすぎたので特筆すべきこともない…(ええっ)
基本的には男の子はオレンジ系、女の子はそれプラスピンク〜赤っぽく



あっ 右手が微妙にありましたね(肌色)
それはさておき次にどこを塗ろうか考えてなかったので エッ…
肌色に密着していないインナーを(ようはどこでもいい)
イラストでは茶色なのにポリゴンでは深緑という不思議なインナーだったので
当然のように緑に軍配が上がって緑色に
そしたら緑がやたらと明るい緑になってしまったワアアア
でもとりあえず全体がまだ進んでいないのでそのままにしておきます



髪塗ろうかな〜と思ったのでとりあえずターコイズブルーで下塗りしてみた図
このてきとうな色で下塗りする というのはガッシュ時代から使っています
効果があるかどうかはともかく…まあ気分です
下塗りに使う色は本来の色(ジャックの髪なら茶色)とは
あまり関係ない色 というか同系色だったら塗る意味がないと思うので
そして乾き待ちしている間に気づいたら全体にブルーが



というわけで髪の毛塗り終わり
茶色ということでついでに瞳も塗ってしまいます
瞳はわりと早い段階で塗ってしまうことが多いです
なんかこう やる気が出るから!(?)



どんどん塗っていきます
今の時期は夏だからあっというまに乾きますが
アルシュは他の紙にくらべると微妙に乾きが遅いかも…
でも乾きは遅いんだけど水を吸いやすいかなあと思いました
ワトソンだとまったく逆だったようにも思います 水をはじきやすい

半ズボンの黄色の下に下塗りしたターコイズブルーが見えますでしょうか…
青の下塗り→上に黄色 というのはよくやる組み合わせかな



何このキラキラマント。
キラキラというよりむしろギラギラしています
ここまで赤・オレンジをあんまり使ってなかったのは
マントで使おうという理由だったんですけれど
あわてて直そうとしたら が、ガッシュだった…(乾くと耐水性になります)
よりにもよってこんなときにーイヤアアアアア
しょうがないのでこのままゆくことにします
ガッシュの怖いところは修正が無理なところでしょうか
透明水彩だって一度塗ったら完全に消すことは無理なんですけどね
そうだ、マントの先は水彩でアバウトにしたかったので
水彩色鉛筆を使ったのです これなら色塗ってると消えるので

なんでマントかは アハハ…(ごまかし)



ジャックは最後にバランスを見るのでいったんおしまい、バックに入ります
これは水→絵の具の順で塗った部分でわりと判りやすい例です
にじみ方は本当に紙と絵の具に左右されやすいので
こんなにはっきりできたのは初めて ちょっと嬉しかった(えっ)



で 全体はこんな感じです
あっマントが伸びた ニョッキニョッキ



これでほぼ完成です
ラフ段階で右下にタイトルが入ってましたがどう考えても
スペース的に右上だなと思い右下にも青を入れました
そしてまたマントが伸びている…
あと全体の彩度が高いのでジャックの全体を落としました
ペインズグレイを薄めにして影にしています


だいたいこんなところでしょうか
見て下さってありがとうございました!