フィル

「あっ・・・ふぁ・・・ああ・・・ノア・・・殿」

ロイ達の軍勢の野営地のテント一つ。その中を熱くて甘い吐息が充満している。それを生み出しているのは一人の少女。
まだ成長途中の華奢な体でありながら、重い剣を振るって戦う。ソードマスターというクラスをこなしている少女、フィル。
女としての自分を押し込めて剣の道に生きているフィルが、残しておいた数少ない乙女の証拠ともいうべき伸ばした黒髪を結って作ったポニーテイルを揺らしながら甘い吐息を零しているのだった。
服ははだけて、そのソードマスターとは思えない華奢な体を露にしており、いつも剣を握っている指先は秘所に伸びている。すらりとした指先はヴァギナの中を浅くかき回して、絡み付いてくる愛液を塗りたくる。
そうしながら、愛液でぬめった指先はクリトリスの外皮を剥いてやさしく擦る。
フィルは自慰をしているのだった。

「ノア・・・殿・・・ノア殿っ!」

自分に剣士としての一つの道を指し示してくれた尊敬する先輩、憧れの人。そんなノアの事を思っていたら、フィルは自然と体が熱くなって、その火照りを静めるように秘所に指を伸ばして、性の経験がまるで無いフィルは、よけいに体を燃え上がらせていた。
周囲の事など、フィルの世界からはすっかり消えてしまっていて、ひたすらに想い人の事を考えながら自慰に耽る。
そのせいか、自分のテントへの侵入者に気が付かない。

「へぇ・・・何かと思ってみたら、あのフィルちゃんが・・・」

「えっ!」

唐突にかけられた声によって、フィルが驚きながら現実に急いで帰還する。
気が付けば、自分のテントの中には数人の男達が入り込んでいて、自慰をしていた自分の事をニヤニヤとしいやらしい視線で見ているのだった。

「蕩けたまなざしに乱れ髪、とっても素敵だな。でも、指じゃ物足りないだろ?俺たちが慰めてやるよ」
「ついでに、愛しいノア殿を悦ばせる方法を体に教えてやるよ」
「上手になって、愛しいノア殿に奉仕してやるんだな」
「まあ、その前に俺達に奉仕してもらうわけだけど」
「それも、俺達の気が済むまでな」

「なっ!き、貴様ら!」

フィルが、投げかけられた男達の言葉に怒りを浮かべ傍らに置いておいた剣を取ろうとするけれど、そこには剣は無い。男達は先にフィルから武器を奪い、その上で声をかけた。陵辱の宣言をしたのだった。
自慰に耽るあまり、それを見られたと恥じるあまり、そんな事にも気が付かなかった自分の迂闊さを呪いながら、フィルは服を両手で胸元に押し当てて体の前面を隠しながら身構える。
剣が無いのなら、拳でどうにかするまで・・・。抵抗をするフィル。
しかし、剣の使えないソードマスターなどただの人であった。

「くっ!あ、ああぁ・・・ぐっ!」

飛び掛って来た男達によって、フィルは簡単に組み伏せられてしまう。四人の男によって、両手両足をそれぞれ押さえつけられて床に押し付けられる。そしてその正面には、リーダー格の男。
リーダーによって体を隠していた服は剥ぎ取られ、すべての男達の淫猥な視線にその身を晒す。剣士として、乙女らしさなど押し殺していたフィルだったけれど、貞操の危機に瀕して乙女としての心が浮かび上がり、屈辱と羞恥に顔を赤く染める。

「や、やめろっ!私に触るなっ!あっ・・・見るなっ!見るな・・・私を見るな・・・あ・・・」
(ノア殿・・・助けて・・・)

つい先ほどまでは自分でこの状況を切り抜けようとしていたのに、自分の力ではどうする事もできないと思い知らされてしまったフィル。男達に嘲笑されるだけだから口にこそ出さないけれど、ノアに助けを求めてしまう。
けれど、声になっていない助けに王子様が現れるわけもなく、陵辱が今まさに始まろうとしていた。気丈なフィルの瞳が潤んで、そんな現実からも逸らすように、フィルが男達から視線を外す。
もはやフィルは、ソードマスターでも何でもなく、ただの乙女であった。それも、犯される寸前の。

「一人でずいぶんとよがってただけあって、もうビショビショだぜ。すぐにでもぶち込めるな」

「やめろっ・・・入れるなんて・・・この・・・やめろおっ!」

男がフィルの制止を聞き入れずに、股間にそそり立つ剛直をヴァギナにあてがうと一気に挿入する。ペニスの先端がまるで剣のようにフィルのヴァギナの肉壁を左右に切り裂きながら奥へと入って行く。狭いフィルの一番奥、子宮口をペニスが叩く事によって、ようやく挿入が止まるのだった。
そんな容赦の無い挿入によって、二人の体が強引に密着して結合される。二人の体が一つに合体しているのだった。

ぶちいいいいっ!

そうされて、音こそ無かったけれどフィルの中で何かが切れてしまう。
それは、いくつもの大切にしてきたもの。乙女としての純潔、それを大切な人に捧げようと思っていた心、大切な人との未来。

「う・・・あ・・・うそ・・・嘘ぉ・・・。い、嫌ぁぁぁ・・・」

結合部からは挿入によって破られたフィルの処女血が流れて、床をかすかにだけれど赤く染めてる。戦闘で受ける痛みよりも遥かに大きな痛みに、フィルは瞳から涙を零してしまうのだった。二つの涙を流すフィル。
そんなフィルの処女血と自慰で分泌されていた愛液をかき混ぜるように、男が腰を動かす。それはただの前後運動だったけれど、フィルにとっては激痛を伴う責め苦だった。

「ひぐううっ!ぐあ・・・やめ・・・動く・・な・・・動くな・・・ああっ!」

体の内側から走る激痛に、ジタバタと暴れるフィル。けれどその体はしっかりと男達によって押さえつけられていて、微動だにしない。
そして、そんなフィルの叫びと抵抗は、男達の被虐心に火を点けて行為をさらに荒々しいものへとさせていくのだった。
ヴァギナを突いて膣壁を広げつつフィルを内側から蹂躙する男が、ピストン運動をそれまでのゆったりとした、肉穴を慣らすような動きから、小刻みでリズミカルな動きに転換する。
ギチギチとペニスを万力のように締め付けている肉壁。それを押し返すかのように、ペニスが勢い良く出し入れされる。その勢いにピチャピチャと赤い愛液が飛び散って鉄と甘い臭いのする空気が広がる。

「動くな・・・動くなぁ・・・あぐううぅっ!うあ・・・やめ・・・やめてぇ・・・」

秘所をズタズタに蹂躙されるフィル。何とか自由になっている頭が左右に振られると、そのつどポニーテイルがふわふわと揺れる。
と、男達が自由になっていないフィルの手足に己の剛直を押し当てる。

「手コキの練習をさせてあげるよ。ノア殿を悦ばせてあげられるようにな」
「ついでに足コキも練習させてあげるぜ」
「こっちもだ」
「もちろんこっちも」

押さえつけられている両手足に、ペニスが握らされ、押し付けられる。ヴァギナは痛みばかりが目立って感じられなかったけれど、フィルはそうやってあてがわれたペニスから熱い脈動を感じるのだった。
トクントクンと脈打つ、熱くなったペニス。それが、いつもは剣を握っている手に握らされて、踏み込みをしている足に押し付けられて、無理やりにそれに奉仕をさせられる。
シュッシュッとペニスを擦らされて、先端から滲み出るベトベトとした先走りの液体で手足がぬるぬるになっていく。でも、それはこれから起こる事のほんの一部。

「嫌・・・手に・・・足に・・・そんな・・・やめて・・・・」

体のいたる所を犯され、泣きながらそれを拒絶するフィル。男達がフィルの口を犯さないのは、そんなフィルの懇願が聞きたいから。そんな懇願をしているフィルを犯すのが、最高に興奮するから。
だから、男達はフィルの口を自由にしたまま、フィルが嫌がる事をさらにやる。
ヴァギナを暴力的に犯してその肉壁を切り裂いてしまうくらいにペニスで抉り、手足は元々の使い方を忘れさせるかのように奉仕を強要させられる。
奉仕を拒絶して、手足を動かさないでいるフィル。そんなフィルの反応を、男達は楽しみながら調教する。

「ほら、ちゃ〜んと覚えないとダメだよ」
「ノア殿のためだよ」

「あぐぅぅぅっ!うあんっ!ぐ・・・は・・・・ああ・・・」

激しい陵辱に、泣きながら潰れたような悲鳴を上げるフィル。しかし、その手足は奉仕を強要されて、拒否すればより強烈な仕打ちをされるから、嫌々ながらも手足で男達に奉仕をするのだった。
泣きながら、悲鳴を上げながら、それでも男達に奉仕をしているフィルに、男達がたまらない恍惚を感じて、その劣情を爆発させる。
最初に爆発したのは、ヴァギナを犯していた男だった。
ペニスをフィルに突き刺すように、膣奥へと挿入して尿道を子宮口に密着させて、

「くう・・・うっ!」

ビュクビュク!ビュクンッ!

「!・・・あ、嫌あああっ!な、中に出さな・・・ああ!中には・・・中にはああぁっ!」

「何言ってるの、ちゃ〜んと精液の受け止め方を覚えないとね。ちゃんとノア殿の精液を受け止めれないぞ」

射精をする。押し付けられた尿道から迸る精液が、そのままダイレクトにフィルの子宮に流れ込んで、生臭い牡のエキスで中を満たす。
狭い子宮の中への射精。すぐに満たされた子宮から、入りきらない精液が逆流を開始する。それを知ってか、男は射精をしているペニスを勢い良く引き抜くと、そのままフィルの体に精の雨を降らすのだった。

ビュクッビュクッビュクッ!

「こんなの・・・こんなのって無い・・・犯されて・・・中に・・・出されるなんて・・・うう・・・」

ペニスの大きさに開ききって、痛みにヒクヒクと痙攣しているフィルのヴァギナからはコポコポと中出しされた精液が逆流をして溢れて、さらにその上。フィルの華奢なお腹から小さな二つの膨らみまでのラインを、男の精液が白く汚す。
それに興奮した手足を犯す男達が、爆発を開始する。

ビュッピュッピュッピュッピュッピュッピュッ・・・

「ああ!そんなに・・・体中に・・・か、かけないでぇっ!もう・・・精液・・・嫌ぁぁぁっ!」

その結果、フィルの両手が、両足が、そしてその先にある二の腕、太もも、といった部分が精液によって汚されて、白濁まみれになるのだった。
唯一、白濁から逃れているフィルの顔は、それでも涙でグシャグシャになっていて、無残な姿へと変貌させられてしまうフィル。
もはや抵抗をしなくなった体は、ぐったりとして動かない。
男達が、フィルから離れる。

「やっと・・・終わった・・・の?」

「何言ってるのさ?まだまだこれからだよ!」

陵辱が終わったのかと、かすかな希望を抱いたフィルの前には、交代して現れた男達の姿。
そして、その中の一人が精液まみれのフィルを抱きかかえるようにしながら自分の体の上に載せる。騎乗位の姿勢だ。

「今のは精の受け止め方。今度は・・・イクのを教えてあげるよ!」

「え?・・・あうんっ!くぅ・・・くはぁ!」

男がフィルを突き上げる。ぐったりとしたフィルは、下からの突き上げに身を委ねてしまって、ガクガクと揺れて倒れこみそうになる。ポニーテイルが暴れ馬の尻尾のように左右に振れる。
そんなフィルを支えるように、左右からフィルの手を取る男。ペニスをまた、握らせるのだった。

「ほら、しっかりと手コキして!」
「練習!練習!」

「あ・・・嫌・・・あうんっ!んんんっ!はぁんっ!」

「かなり穴に突っ込まれて、こなれてきたんだし、そろそろ感じて来るんじゃないのか?」

フィルを突き上げる男が、痛みと嫌悪しか感じていないフィルを強引に快感に突き落とそうと、片手を結合部に伸ばす。
そして、ぷっくりとした、可愛い小さな肉の豆をその指で弾く。

「ひぁっ!」

フィルが敏感な肉豆を刺激されて、声を上げてしまう。それも、今までとは違う甘い声。
ただの、反射的な反応だったけれど、男を誘うには充分だった。

「感じたんだろ!オマ○コの締まりが良くなったぞ!」

「嫌ぁっ!違う・・・違うっ!そんな事・・・無い・・・」

男にももちろんそんな事はわかっていた。けれど、そこを突破口にしようとしていたのだった。
クリトリスを弾く指が、断続的で執拗にクリトリスを責める。そして、それにフィルが感じるのと同じタイミングで、男が強くフィルを突き上げる。
そうやって、突き上げの感覚に快感を混ぜて、体を錯覚させていく。

「それに、突かれて感じてきてもいるだろ!もうそんなに感じるようになるなんて、いやらしいソードマスターさんだな!」

「違う!違う!違うぅぅっ!・・・そんな事無い・・・私・・・感じてなんか・・・ひゃあああんっ!」

フィルは必至になって否定するけれど、体はその錯覚に騙されて愛液をツラツラと分泌し始めて、さらには慣れによってヴァギナも男を受け入れるようになっていく。
確実に調教されていくフィル。そんな自分を自覚して、必至に快楽に落ちないように踏みとどまろうとするフィル。

「ほら!ほら!感じてるんだろ!イっちまえよ!ほら!」

男が突き上げながら腰を器用にフックさせて、フィルのGスポットを抉る。調教され始めて、快感に敏感になってきたフィルの体がそれに過剰なまでに反応をしてしまって、ついにフィルの口から本当の嬌声が零れてしまう。

「あんっ!ふぁ・・・いい・・・」

それは、快楽に負けて口から出てしまった言葉。ほんの少しの言葉。
けれど、一つ出てしまえば後は心のタガが緩んで、それまで耐えてきた分が一気に流れ出てしまう。

「ほら!いいのか!」

「いいっ・・・いいですっ!気持ちいい・・・ですぅっ!あんっ!ふぁあああっ!」

ダメだとわかっているのに、口からいやらしい言葉が流れ出てしまう。快楽に素直になると、心がとても楽になる。
フィルの理性が快楽に塗りつぶされていくのだった。
そしてそれは、フィルに始めての絶頂をもたらそうとしてした。

「あんっ!気持ち良すぎて・・・何かが・・・何かが・・・ああ・・・・」

「おっ・・・イクのか?イクならイクってしっかり言えよ!わかったか?」

「はいぃぃっ!い・・・イキます!イキますぅっ!もう・・・頭の中が真っ白になってきて・・・あ・・・ああ・・い、イクぅぅぅっ!!!」

フィルの体がビクンビクンと痙攣をして、ヴァギナの肉壁がキュウっと絞まる。アクメに脱力していく体を支えるように手は強く握り締められる。
弓なりに背を仰け反らせて絶頂の余韻に浸るフィルの背中では、ポニーテイルも痙攣するように揺れている。
そこに、

「ぐっ!」「うっ!」「あう!」

ドピュッドクドクドクドクドクドク・・・

締め付けによって果てた男達が精を放つ。
両手に握っていたペニスは、涙でのみ汚されていたフィルの顔や髪に精の雨を降らせて、白濁に汚す。
突き上げていたペニスは、繋がったまま果てて絶頂を迎えたヴァギナに中出しをして、フィルの内側をさらに汚す。

    

「どうだ?始めてイった感想は?」

「・・・・・・・・・」

イったばかりで答えられないフィル。そんなフィルを載せていた男は捨てるように床に横たわらせる。
全身を精液まみれに、白濁に汚すフィル。一区切りついて、その瞳には恍惚ではなく嫌悪が戻ってくる。

「・・・・・・・・・」
(私・・・犯されて・・・快楽に負けて・・・感じて・・・イってしまって・・・)

激しい自己嫌悪がフィルの中に渦巻く。

「じゃあ、次は俺達ね」
「今度はアナルの練習しようか?」
「そろそろフェラもいいんじゃね?」

そんな自己嫌悪すら、さらに群がってくる男達によって快楽に塗りつぶされていく。
フィルの心には、快楽ばかりが増殖していくのだった。

「ふぁんっ!いい・・・どうしてこんなに気持ちいいのぉっ!私、変になっちゃう・・・でも、気持ちいいっ!」





それから数日後。

「ノア・・・殿・・・」

ノアが歩いていると、目の前にフィルが立ち塞がるのだった。
いつものような服装のフィルであったけれど、その瞳は妙に艶を持って潤んでいて、ノアは胸が高鳴るのを隠せない。

「ど、どうしたんだい?」

いつにないフィルにたじろぐノアの前で、フィルが胸元を開く。そこにはブラが無く、あらわになる片方の乳房。それを片手で揉むようにしながら、さらにもう片方の手で腰布をめくり上げるフィル。ショーツを履いていない下半身は、秘所がまる見えになって、そこでは二本の極太のバイブが二つの穴を塞ぐようにうねっており、うちももを愛液がビショビショに濡らしていた。
呆気に取られるノアの目の前で、フィルは嬉しそうに笑って熱っぽい声で囁く。

「お願いです・・・。ノア殿の・・・欲しいんです・・・。ノア殿・・・私の事を・・・私の事を犯して・・・」

すっかり調教されて快楽に墜ちたフィルは、かろうじて残っていた理性のカケラ。愛しい人の元を訪れて、快楽をねだるのだった。

「たくさんの男の人に犯されるのもいいんですけど・・・私はノア殿にメチャクチャに犯されたいんです・・・私の、いやらしい汁でビショビショになっているオマ○コに・・・ノア殿のペニスを思い切り突っ込んで、精液ををください・・・」

ヴァギナを塞ぐバイブを抜いて、秘口を広げるフィル。
その瞳は、快楽をねだる牝の瞳だった。