(さて…どうしましょうか…)

 ほんの少し空いた時間を使ってプレゼントを置に来たものの…感のいい少女はすぐに気付き、眠い目をこすりながら起きだして来た…

 すぐに帰ると言い出す前に「遊んで下さい」と懐かれてしまい、帰る訳にもいかず

 …どうにか寝かしつけようと子守歌を歌ったまでは良かったが、今度は膝を取られてしまい身動きが取れなくなってしまった。

 プレゼントされたばかりのクマのぬいぐるみを抱きしめ、無心に眠る小さな少女。

 顔にかかった銀色の髪をはらってやるとくすぐったそうに寝返りをうつ…

(可愛いですねぇ…)

 っと微笑みをひとつ。
 髪を優しく撫で付けて…本題に戻る。

(さて…どうしましょうか…)

 膝枕で安らかな寝息をたてている少女を起こさずに立ち去る方法を。