「ねぇ、なに食べたら大きくなるの?」
子供扱いされることを嫌うミニスは、普段とても大人びた言葉使い・行動をとる。
そんなミニスが珍しく好奇心を隠そうともせずに、にそう聞いた。
聞かれたは訳がわからず、『身長…ですか?』などと見当違いな言葉を返しているが。
「でも、私……そんなに背高くないですよね?」
は同意を求めるように、隣で一緒に居間の仲間達に食後のお茶を運んでいたアメルに視線を移した。
「普通…だと思いますけど?」
顔を見合わせて首をひねる少女2人に、トリスが一言。
「身長じゃなくって、胸だよ。のム・ネ・っ!」
と、やや大きな声で勘違いを訂正した。
言われた本人は、聞かれた言葉の意味をゆっくりと理解してから赤面し、居間で繰り広げられる少女達の会話を聞き流しているフリをしていた何人かの男達は、アメルの煎れたお茶を吹き出した。
「いいなぁ……の胸。あたしなんか小さくて……」
「ホント、の胸って……ケルマみたいに大きすぎず、トリスみたいに小さすぎず……バランスいいわよね」
「むぅ〜。ミニス、さりげにひどいこといってるし〜。自分だって無いくせに」
「私はこれからだからいいの」
知らぬ間に言い争いの始まりそうなトリスとミニスを尻目に、は思わず自分の胸を見つめた。
その視線に、つい……アメルと他の仲間達の視線もの胸に集まってしまう。
「そ、そんなに大きくないですよね?」
頬を薔薇色に染めて胸を仲間達の視線から隠すようにおさえ、は隣のアメルに同意を求めた。
そして同意を求められたアメルは正直に、こう答えた。
「少し………羨ましいぐらいです」
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後書きの類似品。
記念すべき(?) 胸ネタ第一弾(待て)
の胸は、でかすぎず、ちいさすぎず(笑)
書き手が娘さん好きだからこそ、のネタ……設定(?)な気もします(苦笑)
あんまりないですよね? 夢小説における、胸ネタ(そういう問題か?)
(2004.03.28UP)