蔓貴 | さて、次はお客様より頂いた質問を、其々のキャラに答えて貰うぞぃ。 |
| ただし質問には』聞きにくいものもあるため、出題者は『天の声』に任せることとする。皆のもの、文句はないな? |
| クルリと見回すまろに、一同が微妙な表情を浮かべながら頷く。すると円卓から其々の前にマイクが現れた。 |
天の声 | それでは質問を始めます。作者の友人からの質問が多いため、カップリング系の質問もありますので御注意下さい。 |
| では蔓貴君に質問 『独特な話し方してますが、以前からそうだったんですか?』 |
蔓貴 | 以外にまともな質問じゃのぅ。うむ、物心付いた時にはこの話し方をしておったぞ。のぅ桂嗣? |
桂嗣 | えっ。……えぇ、そうでしたよね……羅庵? |
羅庵 | うぃ!?……ん、んん。誰も教えてねぇのに、急にそんな口調になったんだよな。なぁ架愁!? |
架愁 | あ〜……うん、多分そんな様な記憶があったりなかったり……。 |
天の声 | 大人陣には後ろめたいことがある様ですが。何故か海堵さんまで眉間に皺を寄せていますし。。 |
海堵 | いやっ、別になんでもねぇよ。……俺は知らない振りをしてやる。 |
天眠 | 知らない振りってことは、きちんと知っているんですね。此処では言えないのですか? |
| 天眠に訊ねられ、無言となる海堵。同様に某3名も下を向き白々しい笑みを浮かべる。 |
天の声 | 答えては貰えそうにないので、次の質問に移りましょう。蔓貴君宛てで 『小学生ですか?』 |
蔓貴 | 小学生……とは少々違うな。まろの世界には義務教育がなく、試験さえ受ければ3歳からでも学校に入学できる。 |
| 一応9年間通うと卒業まで行けるのだが、留年や飛び級制度もあるぞぃ。まぁ……取り敢えずは学生さんじゃ。 |
栗杷 | 其処を深く追求し出すと、此処の話の世界観が穴々だってバレるのよね。 |
天の声 | ソレが何よりも危険なので次の質問に行きます。続いては羅庵さんに質問 『子供はいないのですか?』 |
羅庵 | 残念ながらバツイチ子供ナシ。……嫁さんとの子供なら、本気で欲しいと願ったんだがな。 |
天の声 | 本気で答えましたね? いえ、良いのですが。では又も羅庵さんに質問 『専門は何処ですか? 外科希望です』 |
羅庵 | 希望に反して申し訳ないが、俺は総合医。鶴亀家だとキャリアを積む為なら、違う場所にいても給料が出るからな。 |
| 生きてる年数も長いから、興味あることには何でも手を出して……一応セラピストとかの資格も持ってるんだぜ? |
天の声 | しかも医療関係の様々な学校に入学し、飛び級制度を駆使して卒業証書を集めた……と。一部噂では卒業証書コレクターだとか? |
架愁 | コレクターは4代前の鶴亀家当主様だよ〜。自分では動けないから、羅庵に色々な学校の卒業証書を集めるように頼んでたよね。 |
辰巳 | わぁ、曾祖父ちゃんってば素敵な趣味を持っていたんだねぇ。 |
蔓貴 | 卒業証書コレクターとは、中々よのぉ。まろたちも何か集めるか? |
海堵 | ……自分で集める気あるのか? |
蔓貴 | うんにゃ。集めて貰う気なら沢山あるぞぃ。 |
海堵 | 駄目じゃねぇかよ! |
天の声 | オチがついた模様なので次、桂嗣さんに質問 『仔羊(大人)と仔兎(子供)、召し上がるならどっち?』 |
栗杷 | あぁ、コレがいわゆるカップリング系の質問ってわけね。私は架愁にさえ手を出さなければ、桂嗣がホモでも気にしないわよ。 |
桂嗣 | 単純な食事での話ではないのですか……? |
鬱灯 | 桂嗣ってば面白いことを言いますねぇ。……で、どちらです? 羊は少々匂いがありますが……寧ろクセになりますよね。メェ〜。 |
桂嗣 | 意味の判らない鳴声を発しないで下さい。……あぁ、辰巳様も! ウサギの鳴声なんて国語辞典には載っていませんから!! |
栗杷 | 辰巳は可愛いんだから、両手を頭の上で立たせてピョンピョンって跳ねてたら即効で悩殺できるわよ? |
桂嗣 | 栗杷様、あまり変なコトを辰巳様に吹き込まないように。……本当に単純な食の趣味で答えるならば、両方とも好きですよ。 |
天の声 | 素晴らしい二股宣言をありがとうございます。では続いては…… |
桂嗣 | なっ、人聞きの悪いことを言わないで下さい。あくまで食事での解答ですよ。 |
天の声 | あ〜……はいはい。それでは続いては海堵さんに質問 『(脳ミソの)皺はありますか?』 |
天眠 | ないですね。 |
海堵 | おぃ! なんで勝手に天眠が答えてるんだよっ! てか他の奴等も頷くんじゃねぇぞ!! |
天の声 | 自他共に『海堵の脳みそはツルツル』だと結論が出ましたね。ではサクサク進めて行きま……。 |
海堵 | お〜れ〜は〜認めてねぇぞ!! |
天の声 | では周知の事実ということで。続いては天眠さんに質問 『海堵の子孫について、10文字以内で』 |
天眠 | 年々良くなっている。 |
羅庵 | 即答だ。俺からすれば、あんまり成長しているとは思えないけどなぁ。まろ様はどう思う? |
蔓貴 | もともとの性質が異なるので、あんまり比べても判らないのぉ。 |
架愁 | 一番マトモな発言。てか本音を言うと海堵に睨まれるから、取りあえず抑えてるのかな? |
蔓貴 | のっほぃ。その質問には答えられないのぉ。……ま。コレでお客様から頂いた質問は終了なのらね。 |
鬱灯 | あれ? 私にも質問が一つきている筈ですけど? |
蔓貴 | ……知っておったのか。あまり乗り気な質問ではないのだがのぉ。 |
天の声 | 最終で最大に危険な質問に参りましょうか。鬱灯さんに質問です 『結局桂嗣とは何処まで…?』 |
鬱灯 | 無論最後までに決まっているじゃないですか。 |
桂嗣 | 鬱灯。今すぐに貴方を人生の最終地点に送って差し上げましょう。 |
鬱灯 | おや、墓に入るときは一緒だって誓ったでしょう? |
桂嗣 | そんな約束をした憶えはアリマセン。どうぞお独りで地中深くに入りお眠りくださいませ。 |
鬱灯 | あはは。毎夜地中から手を伸ばして、貴方を迎えに行きますよ? |
桂嗣 | それなら貴方が埋まった場所はセメントで固めておきましょう。二度と蘇らないように。 |
蔓貴 | ……怖い会話だのぉ。だからこの質問は避けたかったのじゃが。 |
天の声 | 全ての質問が終了しましたので、今回はこの辺で失礼致します。 |
| アナウンスが流れ終わると同時に、マイクが円卓の中に自動で片付けられた。桂嗣と鬱灯は未だに毒舌喧嘩を繰り広げている。 |