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ABOUT 'MUKIBUTSU'
誰でも一度は考えた事があるのではないか…腐女子ならば。
目に映ったものを「×」の対象として。
例えるのであれば公衆電話とテレホンカード。
カードが無いと動けない…電話がないと電話が出来ない…互いにとって互いは無くてはならない存在だった二人。
けれど中々想いを告げられないままいつも、テレカは電話機の体に入り電話を発信させ、 電話機は終了と共にテレカの体に使用の証を刻み付ける。
淡々と事務的にその事をこなしていく二人。 けれど携帯電話の普及にしたがって、お互いの逢瀬の回数が減っていく。
それどころか、お互いの存在すらも危ぶまれてきた。
減っていく公衆電話。
姿を消しつつあるテレホンカード…
そんな状況になって、二人ははじめて自分達の本当の気持ちを改めて自覚するのだ。

「彼あってこその、自分だった…」

こんな感じで無限大の妄想がフリーダム過ぎた6人が集まり、一年ちょっと前から 「無機物で漫画を描こう」という流れになってこのアンソロが誕生となりました。
一つでも気になる内容があった貴方！是非ご一読してみてください。
そして無機物×無機物の魅力に共にはまってみませんか？

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