あとがき
まずは、どうもどうも読んで下さりありがとうございました。
執筆から中断、再開。
間の期間が異様に長くて、見切りをつけた方も多くいらっしゃるんじゃないかと思うと
申し訳ない気分になります。
いや、本当、すいません。
いくら言い訳しても足りませんので、とりあえずどうもどうもについて
語っていきたいと思います。
まず最初は、むかーし日記で書いたように、鎧武者が降ってきて
追いかけまわされるマジホラーだったんですよね。夢なのにww
それをまぁ、もうちょい夢らしく、と軌道修正した結果がこれです。
……よし、何一つ合って無い。
そんな感じで執筆されたどうもどうもでしたが、途中ではろはろを思いつきーの
姉が当初の予定を拒否って暴走しだしーので大変でした。
特に姉。姉。姉だけが原因。
…でもないか。姉と、幸村カップルはほんとーに、大変でした。
当初の予定よりもラブラブ度が薄れ薄れ
お前らそれ読者の人に許してもらえんのかレベルまでいっちまいました。
最後まで好きと言わなかった人たちです。
それにくらべて、妹のなんと楽だったこと。
彼女は恋愛に対して何のこだわりもないっつーか、さっさと片付きたい派なんで余裕でした。
で、ここから反省を箇条書き
・昌幸父さんと信之にーちゃんをディスり気味だった。
・小十郎の口調があれだ。
・化け物とのあれこれが、非戦闘員による戦闘シーン主観の難しさに
いらっときて、あっさりぎみになった
・出来があれな感じ
他にもまだありますけど、とりあえず以上で
…長くなりそうなんで、ちょっとキャラクター別の感想と本編その後はわけます。
ずーっと、スクロールしていってください。
未来なんて知りたくない方はバックプリーズ
姉
難産の原因。
私の書く主人公らしい、主人公。
うちの主人公の基準は、極限状態に置かれたとき、土とか食って生き延びられるかどうか。
で、妹はそれを満たしてませんが、姉はそれを満たしてます。
でも多分、車から犬とか助けてあっさり死ぬ。
生き汚いくせに、そういうところ間抜けなんです。
あと性格がひねていて、素直じゃなくて、恋愛に興味がない。
お母さんみたいですけど、そんな子です。
そんな子だから、どうもどうもの幸村と恋愛関係になったんですが。
向こうに行っちゃって、彼女がどうするかというと
まず自立への足がかりを見つけて、自立しようとして
いや、旦那と結婚してよ、と佐助に頼まれます。
で、幸村も幸村で、結婚してほしいと言って、あっさり結婚。
三男二女に恵まれ、幸村と佐助と幸せに暮らします。
……で、おおむねOKですが、姉は姉でありますので
手に職つけたいとか言い出して、結局働き出します。
公共事業計画とか建てる人になります。
駄目です。駄目駄目です。
良いのか、その人生でと政宗辺りには真剣に諭されますが
え?と訳の分からない顔をします。
そういう人間です、姉は。どうかと思う。
妹
私が書いたにしては、女の子らしい子。サブ主人公。
ほんとうに、珍しいんです。というか、初じゃないでしょうか
こういう子がかけたのは。
大抵ひねるから。
でも妹は分かりにくいけど素直で、書いていて面白いキャラクターでした。
小十郎が好きで、姉が好きで、現代に居たころには姉を選びましたが
戦国に移っていくと、小十郎のほうが大切になります。
けど、政宗も大事だし、その政宗を一番に掲げる小十郎を好きになったので
彼の優先順位には口を挟みません。
妹は、二男二女をもうけて、そのうちの次女が、姉の三男とくっつきます。
はろはろの時代を過ぎると、武田上杉伊達で天下統一政府やってるはずなんで
そういうの喜ばれます。
で、妹は妹で姉を見習って、知識を彼女に聞き、稲の交配に手を出して、冷害に強い品種を生み出します。
それによって、北方での飢饉は大幅に減り、後々まで妹の名は語られると。
時代を前倒ししてますね。
真田幸村
私の願望がもろに出てますね、すんません。
白くても頭が良い幸村。満たせてましたでしょうか。
頭は悪くないけど、武田信玄の前に出ると思考停止する忠犬キャラクター。
姉の心をがっちりキャッチした憎いやつ。
…………かな?
まぁ彼は彼で、姉によって親離れさせられて
武田信玄没後も、きちんと自分の道を歩んで行けます。
どうもどうもは彼の成長が裏テーマ。と言うこともなかったんですが
いつのまにか成長してました。
当初の予定では、こういうはずじゃなかったんですけど。
まぁ、お話は生きものだから。
どうもどうもの続きの世界では、佐助と姉の手をがっちり握りながら
幸せな人生を歩んで死んで行く人です。
政宗と決着をつける、というのはどちらかが死ぬまで戦うことだと私は思っていますが
奥州との同盟関係が崩れることがないので、その機会もなく死にます。
心残りは、政宗殿と決着がつけられなかったことよ…と死ぬ前に
姉の横で言って、姉にそうですねぇ…つけられませんでしたね。と同意されますが
奥さんの前で超絶失礼です。そこは直りませんでした。残念。
猿飛佐助
いつのまにかおかんの地位を追われていた人。
姉相手に子供扱いされて、いやじゃないけど恥ずかしいと思っていたのに
いつのまにかそれが良くなっててどうしようみたいな。
幸村を唯一無二の主としていて、それを普段出さない人。
でも、同時に弟で子供でもあるので、甘やかしてしまう悪癖があるのも自覚している。
どうもどうも後は、自分をたいせつにしなさいと、幸村と姉に怒られつつ
がっちり両腕を掴まれて引きずられます。
で、まじで子供の世話を任されると。
しかも真田夫婦のどちらが先に死んでも、墓守は佐助に。という遺言を残していたり
はたまた佐助が先に死んだ場合には、真田の家の墓の真後ろに墓を作らせるようたくらんでいたり
真田夫婦は佐助に、ゆりかごから死後の世界までコースを用意しています。
ばっちりです。
忍びとは思えない人生だった。と、いうのが彼の最後の言葉になります。
伊達政宗
物語の良い回し役になってくれました。
面倒見のいいお兄ちゃんで、自分の部下から敵国のライバルまで
ありとあらゆる相談にのった…女子校生(主に恋愛相談のみ)
いや…いいんじゃないですか、そういう伊達政宗も。
でも政宗はもうちょい幸村と仲良くさせたかったんですけどねぇ…。
知らないうちに肩とか組んでて、あ・やべ、こいつ敵だった。と思って離れて。
で、気が付いたらまたごにょごにょ話してるようなのが、理想なんですけど。
彼も帰ったら帰ったで結婚して、それなりに幸せに生きて死にます。
現代に来た人たちの中で結婚しないの佐助ぐらいです。
で、奥さんといいようになりながら、妹と小十郎の子供を可愛がって
妹をからかいつつ、小十郎に怒られ
幸村と戦い、姉と料理の話をしたりしながら、国の土台を作って
民が飢えない国造りを進めてゆきます。
死ぬときに、彼の唯一の心残りとなるのが、真田幸村と決着をつけられなかったこと。
まぁでも死んだ先で、よろしくやってると思います。
片倉小十郎
どうもどうも中も、苦労人枠お疲れさまでした。
どうもどうも出演の六人で固まると、大抵被害は姉>小十郎=佐助の順で降りかかってきます。
姉が一番被害大きいですが、彼女が綺麗に避けると、自動的に小十郎、佐助があれな感じに。
しかも姉は被害を被害とあんまり思わない人間なので、自然と同率二位が圧倒的にかわいそうになるのです。
妹を好きになったのは、可愛くて放っておけなくて、しかも自分になついている生き物が愛しくなったからです。
それがおもいっきり泣かれたことでぶわっと芽吹きました。
駄目な人です。
帰った後、妹と再び会った後は、姉たちと違い、すぐに祝言をあげるでもなく
のんびりと、自分が妹の一番になるのを待ちます。
自分は順位を動かすつもりもないのに、たいそうずるですが、大人なので。
で、毒牙にかかったらぱっくりいただいて自分のものにします。
ずるです。
にもかかわらず、案外子宝にも恵まれ、主君も死ぬことなく。
波乱に満ちていながら、総括で幸せな人生を生きて、死にます。