誕生日の手紙

 

(これは、2009年6月19日に都内某所で行われた有志総勢12名による和希誕生日パーティー記念コピー本に寄稿した原稿をネット版に改変したものです。和啓前提ですが、石塚→鈴菱要素を含みますのでご注意下さい。)

 

和希!誕生日おめでとうー!

今日は和希の誕生日パーティーだな!

何か、秘書室の人たちに手紙を渡されたから持ってきたよ!

石塚さんが手渡してくれたんだけど、何か赤い顔してたよ。

何だろうな?

「どうしたんですか?」って聞いたら

「何でもありません。確かに和希様にお渡し下さい。」

ってだけ言われたよ。

本当に、何だろう。

あ!でもちゃんと中は見てないから!

 

鈴菱和希様

 今年も、またこの喜ばしき日がやってまいりました。秘書室一同より、謹んでお慶び申し上げます。僭越ながら、石塚が一同を代表いたしまして筆を取らせて頂きます。

 今年もまた、貴方の元でこうしてお祝いを申し上げることが出来て、大変光栄に思っております。いつも冷静で冷徹とまで囁かれる社内での有能さには、煩型にさえ押さえ難い貴方への賛美の意が込められております。仮令この先、何がございましても、わたくしどもは貴方にどこまででも付いて行く所存です。わたくしどもはいつまでも貴方の味方であり、忠実な秘書である事をここに誓います。

お誕生日、おめでとうございます和希様。

追伸

 和希様の可愛らしい恋人の件に関しましては、現在はわたくし石塚のみが心の奥底に秘めております。しかしいざとなりましたら、秘書室一同、一丸となって貴方と貴方の愛する方をお守りする覚悟の出来た者ばかりでございます。どうか、わたくしどもの前では何物にも囚われず、思うがままに生き、そして愛する事を忘れない貴方でいて下さいませ。

二〇〇九年六月九日 秘書室一同  代表 石塚