UNTRUE  楊戩 side

 

紅い月がないているように 不安を抱えたあなたに送る
自分にできる限りの輝き
さしのべるこの手
嘘の自分を受け止めてくれたその胸に
今できることは何なのか
握り締めた問い 

過去と未来 煌く一瞬に出会えた事
不思議なほどに引き寄せられた力
その腕が導いた
自分の前に広がる世界

夜の静寂と輝きを抱き締め 

めぐり逢えた喜びは尽きず
それでも心の中に激しく湧き上がるのは
とぎすまされた青い刃 振りかざす冷たく燃える炎 

声が聞こえ 初めてよぎる現実
答えはどこにもないと
心以外どこにも意味はないと
語りかけるように抱き締める
 

分かってしまった真実は この胸を裂く
涙が枯れても
探し求める光が幻だと知っても
この手を重ねれば
未来さえ変えられる 

今あるこの瞬間は 全て嘘ではないはずなのに・・・