Soul 太公望 side
黄昏に独り佇む時
後ろに長く伸びる影に
心まで絡め取られる 全てを失い
全てが始まる 頬を伝う雫が
もう一度
逢いたいと
自分に囁きかける 終わる事のない悲しみを歓びに 砕かれた希望という名の心にも
胸を焼く光で
新しい朝が芽生える 夕闇に独り溶け込む時
遠くに細く輝く光に
身体まで縛り付けられる 全てを失い
全てが始まる その名を辿る呟きが
もう二度と逢えないと
自分に語りかける こぼれ落ちる嘆きを唄声に 鎮められた未来という名の心にも
一筋の光で
夜明けが花開く ―――全ては唯
愛しき人の為に――― |