しりとり(跡部景吾VS年上ヒロインver)




「俺が先行か。まぁいいだろう、やってやるぜ」
「ちゃんと分かり易い単語にしてね」
「当たり前だ。じゃあ始めるぞ。『アールヌーボー』」
「お……『オレオ』」
「『オイディプス』」
「『すいか』」
「『ガリレオ・ガリレイ』」
「い…『いちい』」
「『板垣退助』」
「……『剣道』」
「『ウォレン・ハーディング』」
「え、誰それ」
「アン? アメリカ第29代大統領だぞ、常識だろ。学校で習わなかったか?」
「…………もういい、私の負け」
「ん、どうした? ちょっ、おい、そんな落ち込むなって。どうしたんだ急に」

ボキャブラリーの差に涙。



そしてゲームに勝てても涙に勝てない跡部君なのでした。

(チッ、ケーキ奢るくらい大した事ねーんだよ!)



お終い。


←back

2007/10/09 up
2007/12/21 renewal
跡部が動揺してたらとっても素敵。